炭素クレジットとは、市民や企業が森林の保護や植林、省エネルギー機器の導入などによって生まれるCO2などの温室効果ガスの削減量、吸収量を「クレジット」として発行し、ほかの企業などとの間で売買できるようにする仕組み。カーボンクレジットとも呼ばれます。

削減努力をしても、どうしても削減しきれない温室効果ガスの排出量に合わせて炭素クレジットを購入することで、排出量の全部、または一部を埋め合わせする「カーボン・オフセット」ができます。

世界では炭素クレジットの需要が増加している欧米企業を中心に活発に利用されており、日本企業でも活用の動きが広まっています。国内では2013年、炭素クレジットを国が認証する「J-クレジット制度」を開始しています。

※2021年7月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。