今回は、これから力を入れていきたい画像のSEO対策について紹介します。
画像のSEO対策は、画像に関する情報を検索エンジンに適切に伝えることで、画像検索からの流入を増やそうとする方法です。
■画像検索の実際
例えば、スマホで「クリスマス」と画像検索すると「イラスト」「ディズニー」「背景」「壁紙」といったカテゴリのタブが表示します。それをタップするだけで写真の画像を絞り込むことができます。さらに検索結果に表示した画像をタップすれば、掲載サイトへ行けるのはもちろんのこと、共有やブックマークなども可能です。
流行のファッションやヘアスタイル、旅行先の風景、気になっている商品などで、画像検索を利用する機会は決して少なくないでしょう。特に、画像による訴求が重要なサイトは、画像検索からの流入を無視することはできません。
■画像にアクセスできることが大切
Googleが画像を発見して、インデックスされなければ検索結果に表示されることはありません。そのため、画像のSEO対策では、画像にアクセスできることがもっとも重要です。
robot.txtでブロックしないようにしましょう。ブロックされているかどうかは、Search ConsoleのURL検査で確認できます。
■画像サイトマップを設置
次に、Google が画像を発見できるようにするために、画像サイトマップを作成するとよいでしょう。
画像サイトマップがあれば、Google は素早く画像を発見できるようになります。
■画像のSEO対策5つの基本
画像のSEO対策の基本として5つのポイントを紹介します。
・alt属性を記述する
画像SEOの中でももっとも重要といえる対策が、画像のalt属性の記述です。写真やイラスト、図などは、何の画像かを代替テキストでわかりやすく簡潔に記述するようにしましょう。
・画像のファイル名も気をつける
alt属性ほどではありませんが、画像のファイル名にも気をつけるとよいでしょう。カメラで撮影したときに自動で付けられる「IMG000123.jpg」のようなファイル名ではなく、「iseebi.jpg」など写真が意味する名前に変更します。
・画像周辺にテキストを入れる
検索エンジンが何の画像かを理解するヒントになるため、画像の周辺にあるテキストは特に重要です。もし、周辺のテキストと画像に関連がない場合は、修正をしましょう。
・ページタイトルも関連するものにする
画像が載っているページのタイトルは、画像検索でも重要です。なぜなら画像検索結果のタイトルとして使われるからです。画像と関連があり、しかもユーザーがもっと知りたいと思えるようなタイトルにするとよいでしょう。
・構造化データも作成する
可能であれば、構造化データも作成するとよいでしょう。ほかの4つの項目よりも難しいですが、できれば対応ください。
画像のSEO対策ではありませんが、画像サイズも大きすぎると表示に時間がかかるので、ユーザーにとって快適に閲覧できる画像サイズにするとよいでしょう。
■Googleレンズの日本語版が利用可能に!
画像関連でいえば人工知能(AI)を活用した画像検索サービス「Google Lens」の日本語版が、今年利用できるようになりました。
「Googleレンズ」は、カメラを向けた対象について調べられるツールです。例えば、名前がわからない花やお城の写真をGoogleレンズにかけると、名前などの情報を表示してくれます。スポットであれば、住所や行き方なども教えてくれ、実物の商品の場合は、その商品や似ている商品の情報を表示してくれるのです。つまり、これが使えることで言語にできないものでも探すことができるというわけ。
以前よりも便利になってきているGoogleの画像検索は、利用者も増えています。この機会に、ぜひ画像のSEO対策に力を入れてみてください。
この記事は2018年12月14日現在の情報を元にしています。
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