フェムテック（FemTech）とは、女性の健康や身体に関する課題をテクノロジーの力で解決する商品やサービスのこと。女性（Female）、テクノロジー（Technology）という2つの言葉を合わせて生まれた造語です。

女性が抱える課題には、「月経」「妊娠」「不妊」「更年期」「女性特有の疾患」によるものなどがあります。悩みや症状などには個人差があり、人に相談しづらい側面もあるため、課題を抱えていても我慢してしまう女性は少なくありません。

こうした課題を解決することは、SDGsのゴールにある「ジェンダーの平等」や「すべての人に健康と福祉を」の実現、また社会における女性の活躍を支えることにもつながります。

フェムテックの取り組みには、例えば「月経周期の予測アプリ」などのスマホアプリ、「ナプキンを使わない吸水性ショーツ」などの製品、企業における「女性の疾患や不妊治療に関する窓口の設置」といったものが挙げられます。

フェムテックは、欧米企業を中心に世界に広がりつつあり、日本においても取り組む企業が増えています。経済産業省は、フェムテック企業や導入企業への補助事業を通じて、働く女性の就業サポートを行なっています。

※参考：経済産業省：フェムテックを活用した働く女性の就業継続支援https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/femtech/femtech.html

※2022年12月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。