LGBTQ＋とは、レズビアン（Lesbian・女性同性愛者）、ゲイ（Gay・男性同性愛者）、バイセクシャル（Bisexual・両性愛者）、トランスジェンダー（Transgender・性別越境者）、クィア・クエスチョニング（Queer・Questioning・LGBTで定義できない性的指向や性自認）のそれぞれの頭文字をとったもので、セクシャル・マイノリティ（性的少数者）の総称の一つです。

LGBTQのほかにも、Xジェンダー（性別を男女に限定しない）、パンセクシュアル（性別に捉われない性的指向） など性のあり方は多種多様。「＋」はそのほかのさまざまなセクシュアリティを表しています。

近年では、性的指向（Sexual Orientation）と性自認（Gender Identity）の頭文字をとった「SOGI（ソジ）」という言葉もよく使われます。こちらはLGBTQを含むすべての人が持ち合わせている「性の要素」そのものを表す言葉。つまり、誰しもが「SOGI」を持ち合わせているのです。

SDGsのゴール5には、ジェンダー平等の実現が掲げられています。SOGIに関するハラスメントや差別は仕事や生活などさまざまなシーン、いかなる場合でもあってはならないことです。SDGsの達成、公平な世の中の実現には、身体的な性別だけでなく多様な性が存在していることをすべての人が理解し、セクシャリティに関わらずすべての人が平等に暮らせる社会を目指すことが必要です。

※2022年7月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。