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水田クレジット

水田クレジットとは、排出・削減した温室効果ガス量をクレジットとして売買取引できる仕組み「カーボン(炭素)クレジット」のひとつです。

水田からは、土壌や肥料に含まれる有機物を分解する行程で、CO2の25倍もの温室効果があるメタンが大量に発生します。
発生を抑える対策としては「中干し」が有効です。これは栽培中に水田の水を抜くもので、一般的には稲の成長を制御するために行われる方法です。田んぼを乾いた状態にすることで、メタンは生成されにくくなります。

中干し期間を長くするほどメタンの発生を大きく抑えられますが、長期間の中干しはコメの収穫量や品質が低下するなどのリスクがあります。
そうした背景から、令和5年に日本のカーボンクレジット制度「J-クレジット」は、「水稲栽培における中干し期間の延長」を新たなクレジットに認証しました。

農家は、中干し期間の延長で削減できた温室効果ガスを「水田クレジット」として、企業などと売買取引ができます。水田クレジットを購入した企業は、自社の温室効果ガス排出量軽減につなげることが可能です。

参考:農林水産省ホームページ

※2023年9月現在の情報に基づいて執筆されたものです。その後、変更されている可能性もあります。予めご了承ください 。

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