Googleがサポートしている特別なタグとは？

SEOコンサルタントの長濱佳子です。

HTMLのhead要素に記載されるmetaタグは、検索エンジンに対して情報（タイトルとか概要文、関連情報など）を伝えます。

かなりの数があるmetaタグのうち、Googleは「Search Consoleヘルプ」で、「サポートしている特別なタグ」を公式に発表。

公式に発表しているということは、大切であることは間違いなく、検索結果へ影響をもたらすと考えられます。

■metaタグとは？

metaタグとはWebページの情報を、検索エンジンやブラウザなどに伝えるためのもので、HTMLのhead要素に記載されます。

metaタグの「meta」とは、「高次の」といった意味の接頭語で、データについてのデータという意味。

metaタグを記述することで「このコンテンツにはどのようなことが書いてあるのか」を検索エンジンに対して適切に伝えられるのです。

■metaタグとSEO

狙ったキーワードで検索結果の上位表示をさせるために、metaタグは重要です。特にtitleタグやdescriptionタグは大事です。

titleタグは、検索結果画面で「どんなコンテンツのページなのか？」という情報をユーザーに伝える重要な役割を担っています。

descriptionタグは、titleタグと同様に検索結果画面でどんな内容かを概要文として伝えるものです。

descriptionタグでよく見受けられる事例として、全ページに同じ文字列で設定されていたり、自動的に生成する仕組みでページの内容とずれていたりということがあります。

SEOとしてマイナスに影響しますので、注意が必要です。効果を上げるためにも、タグは適切に設定しましょう。

■Googleがサポートしている特別なタグ

Googleがサポートを表明している特別なタグには、次のようなものがあります。

詳しくは「サポートしている特別なタグ」で確認ください。

1．descriptionタグ

descriptionタグは、検索結果画面に表示されるスニペットの一部として使用される場合があります。ページの概要文を適切に入力しましょう。

2．robotsタグとgooglebotタグ

クロールとインデックス登録を行う検索エンジンの動作を制御するタグです。

<meta name="robots"> タグはすべての検索エンジンに適用されますが、<meta name="googlebot"> タグはGoogle専用です。

デフォルト値は "index, follow"。Googleでは次のような値をサポートしています。

• index
• follow
• noindex
• nofollow
• nosnippet
• max-snippet:[number]
• max-image-preview:[size]
• max-video-preview:[number]
• noarchive
• unavailable_after:[date]
• noimageindex
• none
• all

3．nositelinkssearchbox

nositelinkssearchboxタグは、サイトリンク検索ボックスを表示しないようGoogleに指示するタグです。

4．notranslate

notranslateタグを使用すると、ページの翻訳版を提供しないように指示することができます。

5．nopagereadaloud

このタグは、Google アシスタントの音声コマンド「このページを読む」や「読む」を使用しても、Googleアシスタントが読み上げないように設定するタグです。

6．google-site-verification

サイトの最上位のページにgoogle-site-verificationのタグを挿入すると、Search Console で所有権を確認できます。このタグを使う際の注意としては、name属性と content属性は、大文字と小文字の区別など、指定されたとおりに記述する必要があります。

7．Content-Type

Content-Typeのタグはページのコンテンツ タイプと文字セットを定義します。可能であれば、Unicode / UTF-8 を使用することをおすすめします。

8．refresh

ページを訪れたユーザーを、一定の時間が経過すると別のURLに転送させる機能です。

9．viewport

レスポンシブデザイン対応のために使うタグで、1つのソースでデバイスに合わせた表示方法をブラウザに指示します。

10．rating

アダルトコンテンツを含むことを示すラベルを付与し、セーフサーチの検索結果から除外されるよう指示するタグです。

■まとめ

metaタグは、コンテンツの情報を正しくGoogleに伝える役目があります。

「サポートしている特別なタグ」のページには、「このリストは使用可能なmetaタグを網羅したものではない。サイトにとって重要なタグがあれば、これ以外のタグも使うのは自由。ただし、Googleがサポートしていないmetaタグは Googleでは無視されるのでご注意ください。」とあります。

Googleが公式にサポートすると表明しているということは、SEO対策でも重要だといえます。

まずは、ご自身のサイトのmetaタグを見直していただくことをおすすめします。

この記事は2020年8月18日現在の情報をもとにしています。

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