SEOコンサルタントの長濱佳子です。
「Google Discover」は、2019年、Googleが注力しているプロダクトの1つ。
Google Discover経由の流入は「サイトのトラフィックが10倍になった」という声もあるほど多くのトラフィックを生むため、一部のメディアなどでは「Google砲」と呼ばれています。
Google Discoverとは? また仕組みやSEOとの関係について、ご紹介します。
■Google Discoverとは?
スマートフォンのGoogleアプリまたはモバイルでのGoogle検索で、これまでの検索内容やGoogleアカウントなど利用端末から収集した情報をもとに、ユーザーが興味を持ちそうな情報を表示するフィード機能です。
かつて「Google Feed」と呼ばれていましたが、2018年9月に名称が変更されました。
2019年4月からGoogle Discover経由の流入状況が、Google Search Consoleで把握できるようになりました。
■Google Discoverの仕組み
Googleアカウントや利用端末から収集した情報をもとに、機械学習などの最新技術を駆使し、ユーザーが興味を示す可能性が高いコンテンツを表示するのです。
具体的に収集する情報は、ブラウザの閲覧履歴、ウェブとアプリのアクティビティ、位置情報、端末情報などです。それらからユーザーの興味関心を分析し、関連性の高いコンテンツを表示します。
その人その人に合ったコンテンツを提供してくれるので、かなり便利な機能といえるでしょう。
■Google DiscoverとSEO
Googleが提供するプロダクトで検索クエリを必要とせず、しかも一気に大量のアクセスが集めることがあるとなると、気になる方も多いでしょう。
「フィードが便利になると、検索需要が減るのではないか」という心配をされる方もいますが、情報へのアクセス手段が提供されるだけで、検索に影響があるわけではありません。
そのため、Google Discoverをどう活用できるのかを考えていくとよいでしょう。
今後「検索」「広告」「ソーシャル」などとともに、大きな柱になる可能性があると思います。
■Google Discoverに取り上げてもらうには?
Google Discoverに取り上げてもらうためには、以下の点を抑えましょう。
・最低限のSEOを行う
・Googleにインデックス登録される
・幅が1,200ピクセル以上の高画質の画像を使う
・著者情報を書く
・投稿の日付を入れる
とくに、コンテンツに関連性のある高画質でサイズの大きい画像(幅1,200 ピクセル以上)を用意することが大切です。
Google によると「大きな画像が表示されると、サイトのクリック率が5%、ページの閲覧時間が 3%、ユーザー満足度が 3% 向上することが確認されています。」ということです。
■まとめ
検索キーワードを入力しなくてもユーザーにとって有益とされるコンテンツを自動的にフィードに表示する「Google Discover」。
Googleからのアクセスが急増するため「グーグル砲」と呼ばれ、SEOとも少なからず関係があります。
ただSEOへの影響を考えるよりも、Google Discoverどう活用できるのか? 取り上げてもらうにはどうしたらいいのか? を考えていきたいものです。
この記事は2019年7月19日現在の情報を元にしています。
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