
SEOコンサルタントの長濱佳子です。
検索ボックスにキーワードを入力すると、キーワードの予測一覧が表示されますよね。これがGoogleオートコンプリートです。
実際、表示された候補からクリックしているにも関わらず、意識せずに使っているという人が多い機能だったりします。
今回はそんなGoogleオートコンプリートをSEOに生かす方法を紹介します。
■Googleオートコンプリートとは?
Googleオートコンプリートは、検索語句の予測を提供するGoogle検索の機能です。目的は、ユーザーの時間を節約する手助けをすること。Googleによると、タイピングにかかる時間を25%も減らすことができているといいます。
■オートコンプリートのキーワードはどのようにして決まるの?
「自分が思い浮かべている語句が表示されているが、この予測キーワードは、どのようにして決まるのか?」と思う人も多いことでしょう。
オートコンプリート予測は、Googleで行われた検索を反映しています。例えば、入力された文字や検索が行われている場所、過去の検索履歴に関連する共通の語句、トレンドの語句を表示しているといいます。
■GoogleオートコンプリートをSEOに生かす方法は?
では、GoogleオートコンプリートをSEOに生かす方法をご紹介します。
予測にあなたの検索履歴を影響させないために、まずは3つのことを行いましょう。
1.Googleからログアウトするか、シークレットモードを使用する
2.ターゲットとなる人と異なる場所にいるのであれば、VPNを使用する
3.ターゲットオーディエンスが使う言語に設定する
■キーワードに文字を足す
例えば「SEO」に関する予測を調べる場合、「SEO」に続けてひらがなやアルファベットを入力します。「SEO あ」と入れたり、「SEO a」と入れたりするのです。こうすると、新しいセットの予測を出してくれますので、すべての文字で繰り返せすだけです。
■Googleに空白を埋めてもらう
フレーズの間に「_(アンダーバー)」を使用し、Googleに補完してもらう方法があります。
例えば「りんごジュース」に関するキーワードを探す場合、「りんご _ ジュース」「_りんごジュース」のように「_」の位置を変更してみるのです。
「りんご _ ジュース」の場合は、「りんご バナナ ジュース」「りんご 大量消費 ジュース」と、キーワードの間を補完した候補が表示されます。「_りんごジュース」の場合は、「にんにく りんごジュース」「コストコ りんごジュース」とキーワードの前方を補完した候補が表示されます。「_」の位置を変更することで、同じキーワードでもいろいろな候補が見つかることでしょう。
実際に検索しなくてもGoogleサジェスト一括ダウンロードなどのツールで、キーワードの候補を出すことができます。しかし、どのキーワードが関連の上位に表示されるかを知るには実際に検索することをおすすめします。
■その他のGoogleオートコンプリートの活用法は?
人気のあるキーワードの発見だけでなく、SEOに役立つことはまだあります。
・ローカルSEOのためのキーワードを発見する
・FAQページのためのアイデアを得る
・コンテンツのトピックのための気づきを得る
オートコンプリートは、検索する時期や地域によって内容が変わります。そのため、日頃から時間を取ってGoogleオートコンプリートを試すことは、競争相手よりも優位に働くことでしょう。
■まとめ
Googleオートコンプリートは、検索語句の予測を提供するGoogle検索の機能ですが、ユーザーだけに役立つ機能ではありません。SEO対策でキーワードをリサーチするためのツールとしても使えるのです。
キーワードに文字を足す、Googleに空白を埋めてもらうという方法を利用することで、あなたが今まで思いつかなかった、価値のあるロングテールのキーワードを発見することにも使えます。
時期や地域によって内容が変わるため、日頃からチェックしていきたいですね。
この記事は2020年11月29日現在の情報をもとにしています。
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