SEOコンサルタントの長濱佳子です。
見出しタグ(hタグ)について、どのくらいご存じでしょうか?
h1からh6タグまである見出しタグはコンテンツの見出しの役割をするものです。
ここでは、設置ルールはあるのか、最適な数はあるのか?など、見出しタグについての基本的なことをご紹介します。
■見出しタグ(hタグ)とは?
新聞や雑誌で見出しといえば記事の内容を簡単にまとめたものです。サイトでは見出しタグがコンテンツの見出しの役割をします。
見出しタグにはh1からh6まであります。ページの概要を伝える大見出しはh1タグで、数字が大きくなるほど見出しは小さくなります。
■見出しタグの設置ルール
見出しタグに、厳格な設置ルールは存在しません。
一般的には、h1からh6タグまで順序よく設置することをおすすめします。順番通り設置することで、検索エンジンにもユーザーにも理解しやすいコンテンツになるからです。
ページ内に、h1タグが複数設置されているサイトがありますが、複数設置されることで評価が落ちることはありません。読みやすさや構成上必要な場合は、複数設置したとしても問題はありません。
また、見出しタグへのキーワードの有無も、順位への影響はほとんどないと考えています。
Googleは「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」で、見出しタグについて以下のように記述しています。
・見出しタグを使用して重要なテキストを強調する
一般に、見出しタグはタグに囲まれているテキストをページ上の通常のテキストよりも大きく表示するため、ユーザーにとってはそのテキストが重要であるという視覚的な手がかりとなり、見出しテキストの下に続くコンテンツの内容について理解しやすくなります。複数の見出しサイズを正しい順序で使用すると、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。
・ページ全体で控えめに見出しを使用する
見出しタグは意味のある場所で使用してください。ページ上の見出しが多すぎると、ユーザーがコンテンツを読みにくくなり、1つのトピックがどこで終了して次のトピックがどこから始まっているのか判断しにくくなります。
■最適な見出しタグの数とは?
2019年8月9日のウェブマスター オフィスアワーで「最適な見出しタグの数」についての質問がありました。
その内容とは「SEO会社から、h2タグは1ページ内の最適数は7個以内。あなたのサイトは11個と4つほど超過しているので、4つのh2タグをh3に変えましょう。というものです。ページ内で最適な数があるのでしょうか?」
質問に対してGoogleの金谷氏は、以下のように回答しました。
「最適な数は気にしないでほしいし、こういった会社にお金を払わないでいただきたいと思います。
見出しタグは、ページの構造をきちんとブラウザや検索エンジンなどに伝えるものです。情報の構造に沿った形でマークアップされるのがベストだと思います。
大事なのはコンテンツです。良いコンテンツを作れないところはコンテンツじゃないところに安易に走りがちだと思いますが、こういったSEOの営業には惑わされないでいただきたいです。」
■まとめ
見出しタグ(hタグ)に厳格な設置ルールはなく、最適な見出しタグの数もありません。
検索エンジンにもユーザーにもわかりやすいように、ページごと適切な形で設置するのがよいでしょう。
この記事は2019年8月16日現在の情報を元にしています。
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