SEOコンサルタントの長濱佳子です。
2020年1月に「強調スニペットに表示されたページは、1ページ目の検索結果画面に並ばなくなる」というアップデートが実施されました。
今回はこの話にも登場した「スニペット」について、「スニペットとは何なのか?」「スニペットにはどんな種類があるの?」といったことを紹介いたします。
■スニペットとは?
スニペット(snippet)は、切れ端や情報の断片を意味する単語です。SEOでは、検索結果ページに表示されるサイトの要約文を指します。
試しにGoogle検索で「コンテンツマーケティングの成功法則」と検索してみると、検索結果の1番目に
「コンテンツマーケティングの成功法則!」の記事一覧 | グリーゼ が表示しました。
そのスニペット欄には「コンテンツマーケティング会社【グリーゼ】が運営するオウンドメディア「コンテンツマーケティングの成功法則!」に掲載しているコラム一覧です。」とあります。
スニペットを読むと、どんなページなのかがよくわかりますね。ここに表示されている内容は「meta description」タグに設定されているものと同じです。この例のように多くの場合、htmlソースコード内の「meta description」タグで設定された内容が表示されます。
■スニペットにはどんな種類があるの?
スニペットには、先ほどの例のような通常タイプのほか、「リッチスニペット」や冒頭で登場した「強調スニペット」があります。それぞれ、どのようなものか説明します。
■リッチスニペットとは?
リッチスニペットとは、「パンくずリスト」「評価・レビュー」「価格」「レシピ」「イベント」など、検索結果上にテキスト情報以外の情報も表示されるスニペットです。
「●● レシピ」などと検索すると画像付きの結果として、表示されるものがこれにあたります。現在Googleは「ニュース記事枠」「動画枠」「Google for jobs」などを含み、リッチリザルトと呼んでいます。
リッチスニペット(リッチリザルト)は、構造化データマークアップを行うことで表示させることができます。
■強調スニペットとは?
一方、強調スニペットは、Google検索で意味や答えを調べるような検索を行ったときに、答えとなるサイトを検索結果の最上部に枠線で囲まれた状態で表示する仕組みです。
最上部に、文字のサイズなども大きく通常の結果とは少し違う形式で表示されるため、とても目立ちます。質問のような検索をするとよく見られますが、すべての質問で表示されるわけではありません。
試しに「強調スニペットとは」と検索してみると、一番上に表示されます。しかし「SEOとは?」と検索してみても、強調スニペットは表示されていません。(2020年3月18日現在)
強調スニペットについては、Googleが独自のルールで表示を決めるため、コントロールはできません。
■通常のスニペットを正しく設定しよう
通常のスニペットはコントロール可能ですので、htmlコード内に記述する「meta description」タグを、ルールに従って正しく設定しましょう。
1.「meta description」タグは1ページにつき1つとする
2.文字数は130文字程度までとして、ページの要約を記述する
3.「meta description」タグはページ固有のものを設定する
といったことが基本ルールです。
■まとめ
スニペットは、通常タイプのほか「リッチスニペット」や「強調スニペット」があり、Googleは現在、リッチスニペットをリッチリザルトと呼んでいます。
通常のスニペットは、htmlコード内に記述する「meta description」タグを、ルールに従って正しく設定することでコントロール可能。リッチスニペット(リッチリザルト)は、構造化データマークアップを行うことで表示させることができますが、強調スニペットはコントロールできません。
通常のスニペットもリッチスニペット(リッチリザルト)も、htmlコードの書き方でGoogleに正確な情報を伝えやすくなりますので、正しく設定しましょう。
この記事は2020年3月18日現在の情報をもとにしています。
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