「新しい働き方として注目されているワーケーションを実体験して、そのメリット/デメリットを考察してきましょう」という目的で実施されることになった「グリーゼ ワーケーション実験」。
3番手の私は、事情により2泊3日という短期間でのワーケーションをすることになりました。
そこで心配なことは。
いくら都内からアクセスが良い場所を選んでも、2泊3日という短期間での実施となる。
ワーケーションとは、働く&休暇をとるということ...2泊3日で可能なのか?
~目次~
1. 目標片道1時間以内。どこに行けばいい?
2. 慣れない環境。しっかり仕事はできる?
3. 2泊3日という短期間。ちゃんと休暇は楽しめる?
4. まとめ
ワーケーションとは、「work(働く)」と「vacation(休暇)」を合わせた造語。ならば、私のミッションは「働いて休暇もとること」。もちろん、せっかくだから楽しまなくちゃもったいない。まずは、2泊3日でも楽しめるワーケーションの地を探すことから始まりました。
今回、私がワーケーションの地を探すにあたり、条件としたのは下記の3つです。
①移動に時間をとられたくないので、品川駅から1時間程度で行ける所
②窓から海やきれいな景色が見えるお部屋で仕事がしたい
③おいしい魚介が食べられる(これ大事)
悩むこと1週間、そして決定したのが。
東洋のナポリとも呼ばれる景観と、名だたる文豪や著名人が愛した歴史ある街として有名な観光地。
そう、熱海です!
なんでも、徳川家康が湯治に訪れ、その後、江戸城に温泉を運ばせたことで広く知られるようになったのだとか。家康の影響力、おそるべし。
そんな有名観光地である熱海は、品川駅から新幹線でナント38分!
「①移動に時間をとられたくないので、品川駅から1時間程度で行ける所」も余裕でクリア。
会社に行くより早いです。駅弁も食べられません。
なんなら移住しちゃう?というくらい私にピッタリなワーケーションの地が見つかりました。まずは第一課題、クリアです。
今回お世話になったお宿はコンドミニアム。
キッチンや洗濯機なども備えられており、まるで自分の家にいるような2DKのお部屋です。
早速、仕事環境もチェック!
まず、ダイニングには6人で使用できる大きめのテーブルと椅子。こちらでも仕事ができそうです。
が、私が求めていたのは「②窓から海やきれいな景色が見えるお部屋で仕事がしたい」。
奥の和室に入ってみました。
お~、海が近い!波の音も聞こえます。畳に座って仕事をするのは慣れていませんが、仕事時間は4時間/日でスケジュールをたてたので問題なし、和室に仕事道具をセットしました。
もし、長時間の仕事が必要な場合は、ちゃんとしたデスクと椅子が欲しいところですね。
次にWi-Fiのチェック、お客さまとのWEB会議も予定しているのでとても大事。
つないでみると、まったく問題なし。快適です。
念のためPocket Wi-Fiも用意してきましたが必要なさそう。
これで準備はOKです!
ワーケーションでは、「思ったより仕事が進まない」という問題をよく聞きますよね。
私は前職で出張が多く、デスクワークが深夜になってしまうことを経験済みでしたので、事前に大きな仕事を片付けて、2日間は必要最低限の対応で済むようにしました。
特に短期間のワーケーションでは、ちゃんと休暇もとれるよう、事前の準備が重要だと思います。
今回は、初日、2日目ともに、ほぼ予定通りに仕事を終わらせることができました。
仕事を終えたら、お楽しみの休暇時間です!
今回は2日目の午前が観光のメイン。TVでもよく紹介される駅前商店街に出発です。
コンドミニアムに行く時には下りだったので気になりませんでしたが、上りはキツイ。
運動不足の私には、熱海の坂道は強敵です。なんとか商店街にたどり着き、ベンチでしばし休憩。熱海の商店街は、お年寄りや運動不足の人(私...)に優しい。
少し休んだ後、行列ができることで有名なお店の、海鮮丼やスイーツを昼食用にお買い物。夕食用に名物の干物も調達しました。部屋で魚が焼けるので、普段まったく料理をしない私には楽しみ、楽しみ。
こぼさず食べるのが難しいほど、いろいろな魚介が盛られています!
ご飯が見えないニクイやつ。もちろん、味もおいしい~。
本物のいちごのような形をした大きなババロア。いちごのゼリーに覆われて、中にはプルプルのいちご味のムース。ヘタは本物です!
見た目より甘さはスッキリでおいしい~。
夕方には海岸にも散歩に出掛け(ここでも坂道と戦う)、熱海を満喫したのでした。
普段、在宅ワークなどで運動不足の方には、特にオススメ(?)な街です。
短期間でのワーケーションで「しっかり仕事」「ちゃんと休憩」をするためには、ワーケーション前に大きな仕事を片付けて、ワーケーション中には必要最低限の対応で済むよう、事前の準備が大切!
後書き
仕事の環境が許されるなら、都内近郊ではなく、必要な時に移動できる範囲で、好きな街に住んでみるのも良いと思いました。
都心に一極集中するのではなく、各地がにぎわっている日本になってほしい。そんな感想も持ったワーケーションでした。
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