
SEOコンサルタントの長濱佳子です。
書いた記事をGoogleで上位表示させるためのSEOライティングでは、検索ユーザーの検索意図や使い勝手を考えることが重要です。
いろいろなコツがありますが、その中から5つのコツご紹介します。
■1.検索意図に合った情報を載せる
SEOライティングで最も重要なことは、検索ユーザーが求める情報を載せることです。なぜなら、検索ユーザーは自分の問題を解決してくれるのではないかと思って記事を読むからです。
ユーザーがどんな意図で検索しているかは、検索キーワードから推測できます。簡単な方法は、Google検索で実際に検索することです。検索結果の1ページ目に並んでいるページのタイトルをざっと眺めたうえ、いくつかページを眺めるとよいでしょう。
また、検索結果の下に「○○○○○○に関連する検索キーワード」と表示される、関連キーワードをチェックすることもおすすめです。
■2.シンプルな文章構成にする
検索ユーザーは、検索したことについてすぐに知りたいと思っているため、複雑な構成は敬遠されます。そこでSEOライティングではシンプルな文章構成にすることがたいせつです。よく使われるパターンには、以下のような3つがあります。
・~とは
「○○○○○○とは?」というタイトルで用語を解説してくパターンです。専門用語などの用語解説などで、よく使われます。
・リスト
「5つの理由」といったタイトルの記事で使われるパターンです。小見出しでポイントを1つずつ解説します。多くの記事で採用されており、数字を使うことがポイントです。
○つのポイント
○つのコツ
○つの方法
○つの理由
・チュートリアル
操作方法など手順を解説するのに使われるパターンです。画像とともに説明することで、ユーザーに操作方法や価値をよりわかりやすく伝えられます。
■3.結論を先に書く
SEOライティングでは、最後に結論が書かれる「起承転結」の構成は向いていません。検索ユーザーは自分の求める情報(検索したこと)について、すぐに知りたいと思っています。
そのため、検索ユーザーが求める重要な情報(結論)を、先に書くことがたいせつなのです。求める情報がなかなか見つからないとページから離脱されやすくなります。
■4.記事の利便性を高める
Googleはユーザーの利便性(使い勝手)を第一に考えています。記事の利便性を高めることは、Googleの考え方とも合う効果的なSEOテクニックです。
利便性を高めるためにおすすめなものに「目次」「ページ内リンク」「内部リンク、外部リンク」があります。
・目次
記事の目次にページ内リンクを設定すれば、ユーザーは好きな箇所から読むことができます。例えば7つあるテクニックの3つ目が読みたいといった場合も、目的の情報に素早くたどり着け、利便性のアップにつながります。
また、目次を見ただけで書かれている内容がすぐにイメージできるというメリットもあります。
・ページ内リンク
ページ内リンクとは、クリックするとページ内の任意の箇所に移動するリンクのことです。目次のところでも書きましたが、長いページの場合、特に利便性がアップします。
・内部リンク、外部リンク
内部リンクはサイト内の別のページに移動するリンクで、外部リンクは別サイトのページに移動するリンクです。すべてを1つの記事で説明すると、大変長くなってしまいます。関連する情報へのリンクは利便性がアップするとともに、SEO効果があります。
■5.次のステップに導く
SEOライティングは上位表示させるためといわれがちですが、SEOの目的は検索ユーザーを次のステップに導くことです。
検索するユーザーの多くは、悩みや解決したい課題があるため検索します。そのため、どういう行動を提案することがユーザーのタメになるのかを考えましょう。
商品やサービスを購入することで悩みや課題が解決するなら、購入を促すことがユーザーのタメになり、売り上げにつながります。
ユーザーのタメになりそうな関連記事があれば、誘導することがユーザーにとって親切です。
詳しい資料を読んでもらうことがタメになるなら、資料請求をしてもらえばいいのです。
Webサイトに訪問者にとってもらいたい行動に誘導することを、CTA(Call To Action)といいます。意味としては「行動喚起」。多くの場合はボタンやリンクの形で表示されます。
SEOライティングでは具体的なアクションを促すということを意識してみてください。つい忘れがちな部分ですが大変重要です。
■まとめ
SEOライティングで上位表示をさせるための5つのコツを紹介しました。
1.検索意図に合った情報を載せる
2.シンプルな文章構成にする
3.結論を先に書く
4.記事の利便性を高める
5.次のステップに導く
の5つです。
ポイントは「ユーザーに記事をどんなふうに、使ってほしいのか?」といった視点を持つこと。そうすれば、記事の利便性が大きく上がります。
この記事は2020年10月9日現在の情報をもとにしています。
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