
日本のマーケティングオートメーション元年と言われている2014年から、約1年が経過した2015年6月。グリーゼではBtoB企業におけるマーケティングの実態を把握すべく、アンケート調査を実施しました。その調査結果から推察される、今後のBtoBマーケティングのポイントをご紹介します。
1.アンケートで浮かび上がったBtoB企業の購買プロセス
BtoB領域では、実に57%もの顧客が「セールス担当者と会う前に購買製品を決めている」という調査結果があります。(出典:CEB, "The Challenger Sale,"2011)
一方で、本調査では、商品・サービスの購入意志の決め手として、「担当者との電話のやりとり」が1位に挙がりました。
ここから浮かび上がるのは、「①インターネットなどを通じてある程度情報収集をし、②購買製品をほぼ絞り込んだ上で、③セールス担当者と電話で話し、④その結果によって購入の意志を固める」というBtoB企業の購買プロセスです。
2.加速化は必至!?導入の進むマーケティングオートメーション
「会わずに調べたい」購入者と、「電話で話したい」販売者が出会うための手段として、最も注目されているのは、「コンテンツマーケティング」(SEO)でした。
また、「コンテンツマーケティング」(SEO)によって獲得したリードを、「電話をかけられる関係」まで育成するための手段として、マーケティング・オートメーションを「導入済み」と「今期中に導入したい」という企業が、合わせて17.9%にも上りました。
「日本のマーケティング・オートメーション元年」と言われた2014年から、わずか1年足らず。
5分の1近くの企業が導入済みまたは今期中に導入を検討しているというマーケティング・オートメーションに、今後ますますBtoB企業の注目が集まりそうです。
※データは2015年6月現在の調査結果に基づいたものです。
【調査概要】・調査の目的BtoB企業におけるマーケティングの現状と課題を把握・調査対象B to Bのお仕事をしている方・調査時期2015/06/17~2015/06/24・調査方法パソコンサイト上のアンケートフォームによる選択回答式・調査実施機関株式会社グリーゼ・有効回答数303