
英文のビジネスメールを作成する際に、Google翻訳やエキサイト翻訳などの翻訳ツールを使っている方も多いと思います。
しかし・・・ご存知でしたか?
翻訳ツールで翻訳された英語は、普段あまり使われない小難しい単語で表現されていることが多いのです。
そのため、ネイティブスピーカーから見ると「フレンドリーではなく、何だかよそよそしくて気が利かない印象」を与えてしまう場合があります。
小難しい単語を使う代わりに、句動詞 (Phrasal Verb) を使うことを心がけてみましょう。
英語において、「動詞+副詞」または「動詞+(副詞)+前置詞」によって構成され、一つの動詞のように機能する定型のフレーズのことです。
難しい動詞を使う必要がない上に、応用の幅が広いので、「ネイティブスピーカーの日常会話には、Phrasal Verbが5秒に1回の割合で登場する」と言う人もいるほどです。
・耐える Tolerate → Put up with
・実行する Implement → Carry out
・組み立てる Construct → Put together
・尊敬する Admire → Look up to
このように、句動詞 (Phrasal Verb)を使うと、中学生でも知っているような単語の組み合わせで、さまざまな表現が可能になります。
句動詞 (Phrasal Verb)は、実に5,000種類以上もあると言われています。
句動詞 (Phrasal Verb)を学ぶためのアプリなども出ているようですから、1日1つずつでも覚えていくとよいでしょう。
句動詞 (Phrasal Verb)については、日本の学校ではあまり強調して教えられていないようですね。
安易に翻訳ツールに頼ってしまうと、ネイティブスピーカーが普段使っている言葉とかけ離れた言葉を知らず知らずのうちに使ってしまって、相手によそよそしい印印象を与えてしまう場合もありますので、気をつけましょう。
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【筆者紹介】
Ken Sakai(酒井謙吉)
Pacific Dreams,Inc.代表 国際人事コンサルタント
信州大学卒。1987年渡米。三菱シリコンアメリカ(現SUMCO USA)社勤務。1996年に退社後、Pacific Dreams, Inc.を設立。在米日系企業ならびに米国企業のクライアントを対象に、人事管理コンサルティング・マーケティングと異文化コミュニケーションのノウハウを提供。
また、全米各地で、毎月日系企業向けの人事セミナーを精力的に展開している。