2018年7月24日、宣伝会議様の主催で、「Webプロモーション担当者養成講座」が開催されました。2部の「集客・成約率を高める、売るためのWebライティング術」では弊社取締役の福田がお話しさせていただきました。効果的にWeb集客を行い、良質なコンテンツを作成して成約につなげる方法について、成功事例やワークを交えて解説しました。
~目次~1.セミナー概要2.コンテンツライティングのすすめかたなぜWebライティングが大切なのか最も大切なのは、成約に至るまでの"設計図"3.集約率を高めるためのWebライティング成約率を高めるためのキーワードを選ぶにはキーワードを選ぶだけでは不十分?タグライティングの重要性新規コンテンツのライティングの流れキーワードからずれない原稿を書くためには?4.成約率を高めるためのWebライティング成約率を高めるために大切なこととはリードを取るために効果的な方法は?成約率を高める原稿の書き方5.さいごに「集客・成約率を高める、売るためのウェブライティング術」参加者の声
宣伝会議 Webプロモーション担当者養成講座
□開催日:2018年7月24日(火)13:00~15:00
□テーマ:第2部
集客・成約率を高める、売るためのWebライティング術
□講 師:株式会社グリーゼ 取締役 福田多美子
□会 場:株式会社宣伝会議本社(東京都港区青山3-11-13 新青山東急ビル9階)
なぜWebライティングが大切なのか
グリーゼが実施した調査レポートによれば、実際に営業担当者と会う前にインターネット上でサービスや商品についての情報を収集し、購入先を絞り込むと答えた人は全体の78%に上っています。
情報を求めている人と出会うためには、サイトが検索順位の上位に位置していることが重要です。今、Googleは「良質なコンテンツのサイトを上位に掲載する」と明言しています。Googleに評価される良質なコンテンツとは、他サイトと情報が重複・類似しておらず、独自性が高いコンテンツです。これらのことから、充実した良質なコンテンツを作るWebライティングがますます重要になってきています。
最も大切なものは、成約に至るまでの"設計図"
商品やサービスを成約するまでの顧客の心理の動きは、このように進んでいくといわれています。
1)認知する
2)関心を持つ
3)他社と比較検討する
4)決断する
認知~決断まで、顧客の意識を変容させていくためには、各ステージで顧客の心理に合ったコンテンツを用意する必要があります。良質なコンテンツを作成するために最も大切なものがカスタマージャーニーマップと呼ばれる「設計図」です。セミナーでは、カスタマージャーニーマップの重要性を説明すると共に、受講者の方には、実際にマップを作っていただくワークを行いました。
成約率を高めるキーワードを選ぶには
商品やサービスを求めている人に自社サイトを見つけてもらうためには、キーワードの選定がとても大切です。しかし、検索ボリュームが高いキーワードをベースに記事を作成する従来の方法では、コンテンツを大量に、しかも早く作らなければなりません。そのため他サイトと内容が似かよりGoogleからペナルティを受ける可能性が高まります。
ここで、福田は検索ボリュームよりも重要なことは「成約率の高いキーワードを見つけ出すこと」だとし、どのように成約率が高いキーワードを選べばよいかについて解説しました。さらにキーワードの選定に役立つツールをいくつかピックアップし、具体例やワークを交えながら、キーワード選定の考え方や手順について述べました。
キーワードを選ぶだけでは不十分?タグライティングの重要性
サイトが検索上位に上がってきても、クリックしてページを訪問してもらわなければ成約にはつながりません。検索者の目を引き、上位サイトよりもクリック率を高めるために大切なのが「タグライティング(タグを書くこと)」です。ここでは実際のコンテンツを例に取り、どのようなタグを作れば効果的なSEOになるのかについて解説しました。
新規コンテンツのライティングの流れ
続いて、新規コンテンツのライティングをどのように行えばいいのかについて解説しました。実際に原稿を書くにあたり、持っておくべき視点はこの2つです。
1)検索者はそのキーワードをどんな気持ちで検索したのか
2)検索者にヒットするコンテンツを用意するためにはどうすればよいか
「この2つがなければ、検索者にヒットしない、ぼんやりしたつまらない記事ができあがってしまいます」と福田。検索者がそのキーワードを検索したときの心理を知るために、ツールを使って心理を探る方法を紹介しました。実際に事例を上げ、ツールを使いながら手順を解説していきます。
どういった原稿を書けば検索者にヒットするのかまでの手順を追っていくことで、受講者の方も理解が進まれたようです。また、セミナーを受けた後すぐに実践できるよう、ポイントをまとめたテンプレートも合わせてご紹介しました。
キーワードからずれない原稿を書くためには?
ここから実際に原稿の作成に入ります。検索キーワードを意識した原稿を書くときには、キーワードとコンテンツの関連性が大切です。また、できるだけ無駄な工程を作らないことも重要です。そこで、プロのWebライターがどのようにして原稿を作成しているのか、具体的な手順を説明しました。
今回の受講者の中には、ライターの方だけではなくディレクターの方も参加されていましたが、皆さん真剣にワークに取り組んでいらっしゃいました。
成約率を高めるために大切なこととは
コンテンツを充実させて集客に成功しても、成約を取ることができなければ何もしていないのと同じです。「コンテンツには、それぞれ目的があります」と福田は言います。成約率を高めるためには、具体的にどのような行動を取ってもらえれば成約したといえるのかを設定しなければなりません。
成約率を高める原稿の書き方
成約率を高めるためには、読者の気持ちをもり立てて行動に移してもらうことが必要です。実際に原稿を書くときに役立つ考え方として、商品やサービスを使うことでより良い状態になるという「ポジティブにアプローチ」と、商品やサービスを使うことで困りごとがなくなるという「ネガティブアプローチ」の2種類の考え方があります。ここでは、実際に2つのアプローチで作られたコンテンツを例に上げて分析を行いました。
今回は、「集客・成約率を高める、売るためのWebライティング術」と題して行われたセミナーでした。参加者の皆さんは、講義を聞くだけではなくポイントとなる箇所でワークに取り組むことで、より理解が深まったのではないでしょうか。また、自社だけでなく他社の事例も交えながらより具体的で役立つ内容を提供できたセミナーとなりました。
「集客・成約率を高める、売るためのWebライティング術」参加者の声
セミナー終了後、参加者の皆さんから寄せられた感想の一部をご紹介します。
「SEOのワード決定方法を今までどのように行えば良いのかがわからなかったので、とても参考になった。」
「具体的なライティングに落とし込みやすい内容だった。」
「消費者の気持ちに立った説明は非常に納得感があり、ためになりました。」
「具体的にWebページでどうするかということでの考え方、設計方法がわかった。」
「自分で検索したときに、検索ワードが本文ページに出てこないページがある理由がわかった。」
「実際にすぐとりくめることばかりでした。わかりやすかったです。」
実際にすぐ活用しやすい、具体的でわかりやすかった、という感想が多く寄せられました。
SEOでは、従来のテクニカルな手法よりもコンテンツの質が重視されてきています。約8割の人がインターネット上の情報を購買の決め手にしているというアンケート結果からもわかるとおり、「集客」を「成約」につなぐ良質なコンテンツを作成できることは大きな武器となります。今後も「集客・成約率を高める、売るためのWebライティング術」は随時開催される予定です。皆様のお越しをお待ちしております。開催日につきましては、宣伝会議様のサイトにてご確認ください。
※グリーゼのセミナー一覧は、こちらからご覧いただけます。
※下記の調査レポートも合わせてご覧ください。