こんにちは。
SDGs最新ニュース担当、吉田ゆみです。
中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区での強制労働問題を機に、アパレル以外の業界においても人権に配慮した取り組みが加速しています。
今回は、NTTや味の素グループの事例記事を取り上げました。
気になる方は「企業の取り組み関連」からどうぞ。
それではSDGsニュース、スタートです。
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国の取り組み関連
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●民間企業の方のための気候変動適応ガイドの改訂版の公表について
環境省が、企業経営や実務に関わる人を対象にした気候変動適応ガイドを改訂。
今月からプライム市場の上場企業に義務付けられた、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に関することなどが織り込まれました。
※ガイドはこちらからオンラインで閲覧できます
●プラスチック資源循環法 来月施行 使用量削減の取り組み広がる
4月1日に施行となった「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」、略してプラスチック資源循環法。
関連業界では、アメニティー無料提供の見直しや使用量削減のための取り組みが進んでいます。
※法律の概要など、環境省の特設サイトもご参考に。
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企業の取り組み関連
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●NTTが取引先の人権調査へ 製造業以外でも取り組み加速
NTTは人権問題の対応についてガイドラインを作成。
4月以降、強制労働や人種差別について取引先の調査を始めます。対応に不備があり、是正に応じない場合は取引停止の可能性もあるとのこと。
●「SDGsは事業にビルドイン」味の素が進めるサプライチェーン改革
味の素グループも、人権デュー・ディリジェンスに力を入れています。
企業活動の中で起こりうる人権リスクを特定し、軽減、予防、救済する取り組みで、味の素はサプライチェーンに関わるすべての人に労働環境や賃金状況などの聞き取りを実施しています。
●東急日本初・鉄軌道全路線を再エネ100%で運行30年削減目標も更新
世田谷線では、すでに2019年から再エネ100%で運行を開始していた東急電鉄。
全路線での実施は日本で初めてとなります。
●アマゾンジャパン、脱炭素の取り組みを加速
アマゾンは昨年、再エネを大規模に購入できる「コーポレートPPA(電力購入契約)」を締結。
再エネ利用率は、世界のグループ全体で65%まで増加しており、2040年までにCO2排出実質ゼロを目指します。
●シャネル・ロレアル・ケリングも 「カーボンインセット」に取り組む企業が増加
海外の大手企業で取り組みが増え、国際的なガイドラインも発表されたカーボンインセット。
カーボンオフセットとの違いは、温室効果ガスの排出量削減を「自社の」バリューチェーン内で行うことです。今後日本にも広がっていくかもしれませんね。
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イベント・セミナー関連
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申し込み方法など、詳細はリンク先をご確認ください。
【4月20日(水)】
SDGs経営の進め方!経営戦略と情報活用術〜日経のESGエディターが解説〜
SDGsを踏まえた経営のあり方などをテーマに2つの講演を予定。
Web上でライブ配信されます。
【4月21日(木)】
SDGsをテーマにグローバルイノベーションズ社と無料オンラインセミナーを開催します SDGsって結局何をするべき?〜企業価値向上もコスト最適化も諦めないために〜
SDGsとビジネスの関連性、企業の取り組み事例、SDGs実行フェーズにおける「コスト適正化の事例」紹介などを予定。
Zoomによるオンラインセミナーです。
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グリーゼからのお知らせ
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アメリカでは、重要な企業ポリシーとなりつつある「DEI(DE&I)」。
「多様性」「公平性」「包括性」を意味しますが、日本ではまだ馴染みのない言葉かもしれません。
4月14日(木)開催のオンラインセミナーでは「DEI」について、オレゴン州で国際人事コンサルタントとしてご活躍中のPacific Dreams,Inc.代表 Ken Sakai(酒井謙吉)さんにお話を伺います。
◎詳細はこちら
ぜひ、この機会にご参加ください。
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最後に、こんな話題をご紹介。
●山形県産水素、脱炭素のエンジンに トヨタと連携
鈴鹿サーキットで行われた耐久レースには、トヨタの水素エンジン車のほか、バイオマス由来の燃料を使った車も参戦しました。
レースカーも脱炭素の時代ですね!
次回のSDGsニュースもお楽しみに!
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*この記事は2022年4月7日現在の情報を元にしています
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