2023年01月24日

SDGs視点の発信が老舗製材所の転機に！／「自分達はゴミを売っている？」から脱プラ資材開発へ

こんにちは。
SDGs最新ニュース担当、吉田ゆみです。

「既存事業をSDGsに当てはめてみる」「SDGsゴールから新規事業を模索する」など、SDGsへの取り組み方は、企業によってさまざまです。

長野県の製材所は、前者の方法と情報発信を組み合わせたことで、事業によい変化が起きました。

気になる方は、「企業の取り組み関連」をどうぞ。

それではSDGsニュース、スタートです。

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国の取り組み関連
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●COP15「30by30」など新たな23項目の世界目標採択し閉幕

カナダ・モントリオールにて、190を超える国と地域が参加した「COP15」が閉幕。

2030年までに、地球上の陸地と海それぞれ30％以上を保全地域にする「30by30（サーティバイサーティ）」、外来種の侵入や定着を少なくとも50％削減など、23項目の世界目標が採択されました。

※「30by30」はこちらもご参考に

●「命を育むみなとのブルーインフラ拡大プロジェクト」を進めます〜ブルーカーボン生態系を活用した豊かな海の実現、地球温暖化対策への貢献〜

海に生息する藻などの海洋植物は、森林と同様にCO2の吸収源として注目されています。

国土交通省は、藻場や干潟など海洋植物が育つ場所である「ブルーインフラ」の整備、拡大を進めていく考えで、企業の参加促進のためのマッチング支援なども検討しています。

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企業の取り組み関連
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●製材所の挑戦！SDGsを掲げてSNSで情報発信　県産材の販路拡大に取り組む瑞穂木材

10年前に輸入木材から国産材にシフトしたものの、売り先が見つからずしばらく苦戦していた長野県の瑞穂木材。

SDGsに出会い、自社の事業内容をSDGs視点で当てはめて発信したことが転機となりました。

●株式会社トヨコン｜2030年に向けてのトランスフォーム。SDGsへの取り組みで物流業界の未来を切り拓く

総合物流会社として、梱包資材の販売や梱包業務などを手がける株式会社トヨコン。

梱包資材は環境負荷が大きいと言われ、「自分達はゴミを売っているんじゃないか？」と思う時期もあったといいます。

プラスチックに代わる梱包資材の開発は、SDGsにつながる最初の取り組みとなりました。

●畜産業が地球温暖化の一因に？　家畜を悪者にしない「未来の畜産のあり方」

「おいしいお菓子が作りたい」の想いから、放牧牛のミルク「グラスフェッド・ミルク」と出会った菓子製造会社が、リジェネラティブ（環境再生型）な酪農に挑戦するまでのストーリー。

牛はメタンガス排出などネガティブな印象もありますが、適切に管理することで自然や人間に大きな恩恵をもたらす存在です。

●子どもたちの未来を食で支える｜力の源ホールディングス（一風堂）のSDGs

博多ラーメンでおなじみの一風堂は、子どもや農家を支援する活動を中心にSDGsに取り組んでいます。

サステナビリティの専門部署がない分、誰でもアイデアを出せる風通しの良い雰囲気があるとのこと。

子連れ客が気兼ねなく来店できるよう取り組む「カルガモ割」は、社員のアイデアが実現したものです。

●花王、男女とも10日間の育休必須に　23年1月から

花王は、男女問わず社員に対し10日間の有給育児休暇の取得を必須にすると発表。

同時に、1日4時間、週3日を上限に勤務時間などを短縮できる時短勤務制度の拡充も行いました。

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イベント・セミナー関連
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申し込み方法など、詳細はリンク先をご確認ください。

【2月1日(水)】
トヨタが目指す「幸せの量産」とは

トヨタ自動車CSO（チーフ・サステナビリティ・オフィサー）である大塚友美氏をゲストに迎え、同社のサステナビリティ戦略を聞くオンラインセミナー。

参加には無料会員登録が必要です。

【2月22日(水)】
日経SDGsフォーラム特別シンポジウム　「グリーンイノベーションで目指す、カーボンニュートラルな未来へ。」

2050年カーボンニュートラル実現に向けて挑戦する、さまざまな企業の講演を予定。

リアルとオンラインのハイブリッド開催です。

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最後に、年末の熱い戦いを思い出すこんな話題をご紹介。

●【カタール】FIFAワールドカップ2022、廃棄物2000tのうち80%を堆肥化もしくはリサイクル実現

廃棄物の処理は現地の企業が担当し、すべての廃棄物をなんと手作業で分別したとのこと。

日本のサポーターのみなさんのゴミ拾いも、リサイクル率向上に貢献したのでしょうね！

2023年も、SDGs最新ニュースをよろしくお願いいたします。

次号もお楽しみに！