こんにちは。
SEO最新ニュース担当、長濱佳子です。
2019年10月7日~10日に米ラスベガスで開催された「PubCon Las Vegas 2019」のレポートがいくつか登場しました。
その1つが「E-A-TスコアもYMYLスコアもGoogle検索には存在しない」という記事です。
コアアルゴリズム更新で注目されている「E-A-T」も「YMYL」も単独のアルゴリズムはなく、小さなアルゴリズムの集合体ということです。
この後、すぐの記事をお読みください。それでは、SEOニューススタートです。
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Google関連
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●E-A-TスコアもYMYLスコアもGoogle検索には存在しない、
コアアルゴリズムはベイビーアルゴリズムの集合体 #PubCon
「E-A-T スコアというものは存在するのか?」という質問にゲイリー・イリェーシュ氏は、次のように答えました。
「E-A-T (Expertise/Authoritativeness/Trustworthiness) にしても YMYL (Your Money, Your Life) にしても、単独のアルゴリズムが存在するわけではない」と。
コアアルゴリズムは何百もの小さなアルゴリズムから構成されるアルゴリズムの集合体だということです。
●Googleのコアアルゴリズムアップデートによる変動からサイトを回復させるために重要な4つのポイント
2019年9月にGoogleのコアアルゴリズムアップデートが行われました。
YMYL領域で、順位が大きく変動したという方が多いようです。
「なぜ、サイトの順位が下落するのか」の原因を正しく理解し、回復の手助けとなる記事です。
●Googleにとって必要な構造化データはどれ? 技術ドキュメントに載っているプロパティだけで十分なのか?
構造化データを利用するときに、いろいろな疑問がわきます。
そんな一般のウェブマスターから寄せられた疑問に、Google のジョン・ミュラー氏が動画で回答したものを簡潔にまとめてくれました。
答えは、ぜひ記事で確認ください。
●AMPによるDiscover最適化 at #PubCon Las Vegas 2019
著者がPubCon Las Vegas 2019に登壇した際のレポートです。
大きな画像を Discoverフィードに表示するにはAMPが有効です。
要点を簡潔にまとめてくれていますので、目を通していただくとよいでしょう。
●動画のパフォーマンスと構造化データをSearch Consoleで確認可能に
Search Consoleに動画に関係する2つのレポートが加わりました。
「検索での見え方のパフォーマンスレポート」と「構造化データの拡張レポート」です。
動画を公開しているサイトにとっては役立つと思います。ぜひチェックしてみてください。
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コンテンツSEO関連
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BtoBサイトの成功パターンをまとめた「チェックリスト」と「ワイヤーフレーム」が発表されました。
BtoBビジネスでは、共通特性に由来する「型」が存在し、「型」の一部をシステム化したのが、マーケティングオートメーションです。
BtoBサイトを運営されている方は、見ていただくとよいと思います。
●Webサイトのクローラビリティを測るために重要な10のチェックポイント
SEOではランキングに目が行きがちですが、検索エンジンの機能のクロールとインデックスも重要です。
この記事ではクローラビリティを測るためのチェックポイントを紹介してくれています。
クローラーにとって、あなたのサイトがどの程度最適化されているかを分析するためにお読みください。
●構造化データとは?マークアップ方法からSEO効果まで解説!
構造化データとは、Webページの構造を検索エンジンに分かりやすく伝えるためにHTMLにマークアップする専用のコード。
構造化データをマークアップすれば、クローラーがコンテンツ内容を認識しやすくなり、SEO効果も見込めます。
マークアップ方法からSEO効果まで解説してくれていますので、ポイントを確認してみてください。
●地方自治体の災害関連ページを、無料でCDN化してアクセス集中に備える方法【SEO記事12本まとめ】
まとめ記事の1つ目にGoogleの金谷さんのツイッター記事が載っています。
今年は大型台風が相次いで上陸しています。多くの人がアクセスしたため、反応が遅くなった地方自治体のサイトもあったようです。
多くのアクセスに対応するには、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)化が基本とのこと。
無料でCDN化してアクセス集中に備える方法を紹介してくれています。
●2019年のGoogleのアルゴリズム更新でオウンドメディアとライターに起きていること
最近、Googleはコアアルゴリズムアップデートを行いました。
ライターである著者は、今年のアルゴリズム更新でオウンドメディアとライターに変化が起きているといいます。
オウンドメディアは大量閉鎖が相次いだそうですが、ライターには何が起こっているのでしょうか?
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今回のSEOニュースはいかがでしたか?
最後に紹介した「2019年のGoogleのアルゴリズム更新でオウンドメディアとライターに起きていること」が気になりました。
コアアルゴリズムのアップデートで、重要なE-A-Tは専門的で、権威があって、信頼できるサイトを評価するというものです。
これにより単価が安い、何でも屋的なライターの仕事がなくなってきたといいます。
ライターも専門性を持たないと生き残れない時代になってきたということを、心しておきたいですね。
次回もお楽しみに!
*この記事は2019年10月29日現在の情報を元にしています。
*外部サイトへのリンクが切れている場合があります。ご了承ください。