
2018年7月18日、フジスマートワーク様の主催で開催された「Webライティング実践講座」では、商品ページやランディングページなどの書き方や検索キーワードに基づいたライティングの仕方などについて、弊社取締役の福田がお話しさせていただきました。社内向けメールマガジンやECサイトのご担当者をはじめ、メーカーの商品企画やプロモーションのご担当者など、多様な職種の方々にご参加いただきました。
~目次~1.セミナー概要2.商品ページ&ランディングページのライティング商品ページ・ランディングページの役割とは?商品ページの書き方の二大法則3.成約に結びつくキャッチコピーの書き方キャッチコピーの役割売れるキャッチコピーの作り方4.検索エンジンを意識したライティングについて検索エンジンの仕組みを知って文章を書こう
1.セミナー概要
フジスマビジネスプログラム Webライティング実践講座
□開催日:2018年7月18日(水)10:00~16:00
□テーマ:伝わるページ、人を動かすページを作る
□講 師:株式会社グリーゼ 取締役 福田多美子
□会 場:株式会社フジスマートワーク(東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル 南館18階)
フジスマートワーク様が主催するWebライティング講座では、まず「Webライティング基礎講座」で正しくわかりやすい文章を書く論理的構成について紹介します。続く「Webライティング実践講座」では、正しく伝えるだけでなく、"効果の上がる"Webページの制作技術について解説します。Webページはただ読んでもらうだけでは十分ではありません。注文してもらったり問い合わせをしてもらったりなど、読み手に動いてもらうことこそが真のゴールです。ゴールへ到達するには、読み手の感情に訴え行動を起こさせる、いわばエモーショナルなライティングのスキルを身につける必要があります。
この実践講座ではまず、エモーショナルライティングが最も求められる商品ページとランディングページの書き方について解説しました。
効果の出る商品ページ・ランディングページとは?
インターネットビジネスで売り上げを伸ばすには、「集客×成約×リピート」を最大化させる必要があります。
3つの要素のうち、「成約」がうまくいくか失敗するかはページの出来次第といっても過言ではありません。セミナーでは、成約率の高いページの条件について確認してから、サイトを訪問してくれたお客様を離脱させないページ作りのポイントについて解説しました。さらに演習として、ご自分の会社の製品を題材に、どのようなキャッチコピーがあれば「このページをもっと読もう」と感じるか、参加者の皆様に考えていただきました。
最終的に読み手に行動を起こしてもらうには、ランディングページも重要です。Webページの場合、サイトの訪問者に行ってほしい行動としては以下のようなものが考えられます。
・購入
・問い合わせ
・資料請求
・無料相談
・会員登録
・プレゼントに応募 など
ページ制作者が意図した行動へ訪問者を誘導するCTA(Call to Action)についても解説し、読み手を行動させる工夫について紹介しました。
商品ページの書き方の二大法則
商品ページの役割を理解したところで、実際の商品ページの書き方へ進みました。顧客の心理に沿った商品ページの書き方としては、「AIDCAの法則」「PASONAの法則」という2つの代表的な法則があります。
それぞれの法則について詳細に解説し、法則にのっとって商品ページを書く演習を行いました。参加者はグループに分かれ、自分が書いたページを紹介して感想や意見を交換しました。「動画を入れてテキストを補足するともっとよいのではないか」「商品をおすすめする論拠として比較画像があれば信ぴょう性が増す」など、客観的な意見は参加者の皆様にとって大いに刺激になったようです。
キャッチコピーの役割とは?
続いてはキャッチコピーについて。日常生活の中ではたくさんのキャッチコピーに触れる機会があります。企業のコーポレートステートメントや商品広告、映画の宣伝文句などは、ブランドを確立したり消費者にイメージを刷り込んだりすることを目的として創作されています。しかしWebページの場合、キャッチコピーが果たす役割はブランディングやイメージ戦略ではなく、売り上げなど具体的な「成約」を実現させるという重要な役割を担っています。
インターネットの世界では、ページを開いてから3秒で読む、読まないを判断されてしまいます。キャッチコピーがないと、お客様の注意を引くことができない、商品の良さをわかってもらえない、他の商品と差異化できないなどの問題が生じます。3秒で勝負するWebページでお客様の購買意欲をそそり転換率をアップするには、魅力的なキャッチコピーが不可欠です。
売れるキャッチコピーの作り方
それでは、具体的にどのようなものが"売れる"キャッチコピーなのでしょうか。例として、同じ商品の写真に6パターンのキャッチコピーを添えて、最も商品を買いたくなるのはどのコピーか参加者の皆様に考えていただきました。もちろん人によって感じ方は異なりますが、人を動かすキャッチコピーとはどのようなものか実感していただけました。
売れるキャッチコピーの特徴を理解したところで、参加者の皆様にもキャッチコピーを作っていただく演習を行いました。コピーライターなど特別な能力を持つ人でないとキャッチコピーは作れないと思いがちですが、キャッチコピー作成のメソッドを用いれば本職でなくても魅力的なキャッチコピーを作ることは可能です。今回は2つのメソッドを紹介し、メソッドにのっとってキャッチコピーを作っていただきました。発表してくださった参加者の方の作品には、講師の福田も驚嘆するほどの出来栄えのものもありました。
検索エンジンの仕組みを知って文章を書こう
作成したページをできるだけ多くの人に見てもらい、成約に結びつけるには、検索キーワードに基づいたコンテンツ制作が不可欠です。Web担当者はライティング能力を向上させるとともに、そのためのの基本的な知識を身につけておく必要があります。セミナーでは検索エンジンの仕組みを解説し、サイトの順位チェックやキーワード選定の際に利用できるツールを紹介しました。参加者の皆様にもパソコンを使ってツールを体験していただきました。
代表的な検索エンジンであるGoogleでアルゴリズムが変更され、コンテンツの質がいっそう重視されるようになりました。自社のページを上位表示させるためには、コンテンツの質の向上とともにタグの最適化も不可欠です。セミナーでは、キーワードやタグについて解説を行ったのち、パソコンを開いて実在の企業サイトのディスクリプションタグなどをチェックしました。今回はタグを見る機会がほとんどないという方も多くいらっしゃいました。体験を通してgoogleのアルゴリズムへの対応策などを身近なものに感じていただけたのではないでしょうか。
検索者を自社のサイトに呼び込み成約に結びつけるには、良質なコンテンツを制作するスキルがいっそう重要なものとなってきました。このことにはすでに多くの企業が気付き始めています。
コンテンツの質を高めるために欠かせないのがWebライティングのスキルです。「Webライティング基礎講座」では、情報を正しく伝えるためのロジカルライティングについて解説しています。論理的な文章展開のポイントをわかりやすくまとめた本セミナーは、回を重ねるごとに参加者が増えています。皆様のご参加をお待ちしております。※開催日につきましては、フジスマートワーク様のサイトでご確認ください。
※「Webライティング基礎講座」のセミナーレポートはこちらからご覧になれます。
※グリーゼのセミナー一覧は、こちらからご覧になれます。
※下記の調査レポートも合わせてご覧ください。