2018年11月29日にフジスマートワーク様の主催で開催されたセミナー「SEOに効く!Webサイトの文章作成術 基礎知識編」では、SEOについての基礎知識からGoogleの最新動向、コンテンツSEOの具体的な手順などを弊社代表の江島が解説いたしました。自社サイトの運営を担当されている方など、SEOを学ぶことで業務の質をより高めたいと希望される方々にご参加いただきました。
~目次~
1.セミナー概要
2.集客のためのライティングテクニック
SEOの基礎知識
コンテンツSEOの基礎知識
コンテンツSEOの成功の秘密
3.精読のためのライティングテクニック
読ませる導入文の書き方
4.コンバージョンのためのライティングテクニック
コンバージョンさせる方法とは
フジスマビジネスプログラム 「SEOに効く!Webサイトの文章作成術 基礎知識編」
□開催日:2018年11月29日(木)10:00~17:00
□講 師:株式会社グリーゼ 代表取締役 江島民子
□会 場:株式会社フジスマートワーク(東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル 南館18階)
SEOの基礎知識
SEOはSearch Engine Optimizationの頭文字をとったもので、「検索エンジンの最適化」と訳されます。検索エンジンとは情報を検索するシステムやプログラムのことで、GoogleやYahooが有名です。最適化とは耳慣れない日本語ですが、最適な状態に近づけるという意味です。
一般的にSEOとは、検索エンジンで特定のキーワードを検索されたとき上位に表示されるようWebサイトに対策を施すことを指します。
SEOが重視されるのは、売上アップのカギを握っているためです。
売上金額を増やすには、客単価とともに客数を増やさなければなりません。客数を増やすにはまずWebサイトへのアクセスを増やす必要があります。
Webサイトへのアクセスには、①広告を介したものと②オーガニック検索によるものなどがあります。①の広告の場合、お金を払えば上位表示させることができます。しかし、上位表示させるためにはずっとお金を払い続けなければなりません。広告費は年々高騰しており、中小企業には大きな負担になります。
②のオーガニック検索は、有料広告を含まない自然な検索のことです。自社でSEO対策を施せば人件費以外のお金はかかりません。また、SEO対策をしたWebサイトそのものが資産になるというメリットがあります。Webサイトからの集客を目指すなら、SEOの知識は必要不可欠といえます。
検索エンジンは巡回プログラムを使ってWebサイトの外部要因と内部要因を採点し、表示順位を決定します。
(1)外部要因
外部要因とは外部のWebサイトとの関係性を指し、評価の高いページからリンクされていたり関連性の高いWebサイトからリンクされたりしているとプラスの評価を受けるとされます。反対に、リンクを購入していたり関連性の低いWebサイトからリンクされたりしている場合などはマイナスの評価を受けると考えられます。
参加者にはまず、パソコンを使って自社サイトがどこからリンクされているか調べる演習を行っていただきました。リンクを調べることによって、自社サイトがインターネットの世界の中でいろいろなサイトとつながっていることを実感していただけたと思います。
(2)内部要因
内部要因とはWebサイトに含まれる様々な要素のことで、具体的にはWebサイトに書かれた文章やHTMLタグ、更新頻度などを指します。Webサイト内の文章の独自性や専門性が高いとプラスの評価を受けると考えられます。他のWebサイトと重複している文章や著作権を侵害している文章などはマイナスの内部要因となります。内部要因の多くはコンテンツSEOが関わる領域です。
(※検索エンジンのプログラムは常に変化しています)
コンテンツSEOの基礎知識
コンテンツとは、Webサイト内の文章、画像、動画などのことです。一般的にコンテンツSEOとは、あるキーワードで検索されたときにGoogleやYahooなどで上位表示されることを目的に、おもにWebサイト上の文章に対策を施すことを指します。
近年、いわゆるキュレーションサイトが乱立しています。中には著作権を侵害する記事や非科学的で信ぴょう性の低い記事を掲載したサイトもあり、社会的な問題になったことも記憶に新しいところです。
利用者にとって有害となるようなサイトが上位表示されるのを防ぐため、Googleはページの評価方法を更新しました。
Googleで上位表示されるためには、「より信頼性が高く有益な情報」を発信していく姿勢が今後いっそう必要になります。
自社サイトがどのように評価されているかを参加者に実感していただくため、SEOツールを利用して自社サイトの順位を調べる演習を行いました。そもそも、自社サイトがどのようなキーワードで上位表示させたいのかを把握していないスタッフも少なくありません。Webサイトをどのように活用していくのか、本セミナーを機にぜひ意識していただきたいとお伝えしました。
コンテンツSEOの成功の秘密
コンテンツSEOには5つのステップがあります。ステップ①は「キーワード選定」で、コンテンツSEO成功のカギとなる重要な部分です。
参加者には、架空の海外発送代行サービス「ワールドデリバリー No.1」を題材にキーワードを考える演習をしていただきました。各種選定ツールも利用し、自分が選んだキーワードで上位表示を狙えるか調査。ひとりよがりにならず、客観的に判定できるツールを用いてキーワードを選ぶことの重要性を認識していただけました。
ステップの3つ目はタグライティングです。タグ(HTMLタグ)とは、Webページの元になっているHTMLソースに書かれている1つ1つの命令を指します。
コンテンツSEOで特に重要なのはタイトルタグです。SEOも意識しつつ、読みたい気持ちにさせるタイトルを考えなければなりません。練習として、「おすすめの時間管理法」「おすすめの整理整頓術」などをテーマとする記事のタイトルを考えてみていただきました。
タグについては、今後Googleの評価基準が変わる可能性があります。コンテンツSEO対策を行う上では、常に最新の動向にキャッチアップしていく姿勢が大切です。
読ませる導入文の書き方
キーワードを検索し、表示されたWebページを開いてみたものの、内容がわかりにくく読むのをやめてしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。読みやすさやわかりやすさに配慮していないWebページは少なくないのが現状です。
導入の部分で「このページを読んでみよう」と思わせることができなければ簡単に離脱されてしまいます。読むか読まないかを秒単位で判断されてしまうWebページでは、読者の心をつかみ精読させるためのライティングテクニックが強く求められます。
魅力的でわかりやすい文章を書くには、必ず押さえるべき事柄があります。ライティングのポイントを解説した後、演習として参加者にWebページの導入文を書いていただきました。参加者同士でペアになり、それぞれが書いた導入文をレビュー。自分の文章が読み手にどんなふうに受け止められるのか、改めて確認する良い機会となりました。
コンバージョンさせる方法とは
コンテンツの役割は1つだけではありません。内容に興味を持っている人にサイトを訪問してもらうためのものでもあれば、特定のサービスの第一人者だとブランディングするためのものでもあります。
コンテンツの役割として特に重要なのがコンバージョンへつなげることです。コンバージョンさせる方法として、コンテンツページで興味を持たせ、ランディングページへ誘導するというパターンがあります。コンバージョンポイント(CTA: Call To Action)としては以下のようなものが考えられます。
・資料請求
・無料相談
・会員登録
・商品ページに誘導
・プレゼントに応募 など
利用者の「知りたい」「解決したい」というニーズを満たし、コンバージョンに関する興味を喚起するのがコンテンツの目的といえます。
最後に本日の総仕上げとして、コンテンツからCTAへ誘導する文章を考えていただきました。一方的に売りつけるだけでは、思うような効果は得られません。読者に行動を起こさせるためのコンテンツとはどんなものか、演習を通じて体感していただけたのではないでしょうか。
※「SEOに効く!Webサイトの文章作成術 実践編」のセミナーレポートはこちらからお読みいただけます。
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