2018年11月30日にフジスマートワーク様の主催で開催されたセミナー「SEOに効く!Webサイトの文章作成術 実践編」では、キーワード選定や構成案の制作実習をメインに、弊社代表の江島が解説いたしました。官公庁の方からWebサイトの制作会社の方まで、コンテンツSEOに関心を持つ幅広い業種・職種の方々にご参加いただきました。
~目次~
1.セミナー概要
2.キーワード選定の実習
キーワードを決める7つのステップ
3.構成案制作の実習
構成案とは?
コンテンツ制作前に構成案を作るべき理由
4.コンテンツの制作実習
自社製品を売り込むコンテンツを作ってみよう
フジスマビジネスプログラム 「SEOに効く!Webサイトの文章作成術 実践編」
□開催日:2018年11月30日(金)10:00~17:00
□講 師:株式会社グリーゼ 代表取締役 江島民子
□会 場:株式会社フジスマートワーク(東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル 南館18階)
キーワードを決める7つのステップ
今回のセミナーは「基礎知識編」に続いての「実践編」です。SEOの基本を踏まえた上で、Webからの成約率を上げたい、コンテンツSEOやコンテンツマーケティングについて知りたいという方々にご参加いただきました。
基礎知識編の内容を復習してから本日のテーマに入りました。今回のセミナーは文字通りの「実践編」として、参加者にコンテンツを書いていただく演習がメインとなります。
まず参加者それぞれに、売り込みたい自社サービス・商品を決めていただきました。
次に、基礎知識編で学んだ7つの手順をもとに各自が検索キーワードを決める演習を行いました。基礎知識編で紹介した各種キーワード選定ツールも活用し、キーワードを絞り込んでいきます。
キーワードを決定する際には、以下の要素を踏まえ、総合的に判断することが重要です。
・上位表示を狙えるキーワードであること
・そのキーワードで検索している人が一定数いること
・そのキーワードで検索している人がいずれ購入(発注)してくれる可能性があること
など実際に手を動かして作業していただくことで、キーワードを決める一連の流れをしっかり体得していただけたことと思います。
構成案とは?
構成案とは文章の組み立てを指します。漫画でたとえるなら、
構成案=プロット(あらすじ)、ネーム(絵コンテ、コマ割り)
文章=作画、セリフ
となります。漫画家はプロットやネームを完成させてから作画を始めます。同じようにWebページのライティングでも、まず構成案を作り、構成案に沿って文章を書き起こしていくのが基本です。
コンテンツ制作前に構成案を作るべき理由
わかりやすいWebページとは、次の2つの要素から成り立っています。
①1つ1つの文章がわかりやすいこと
②文章の組み立てがわかりやすいこと
①1つ1つの文章がわかりやすいこと
一文が長すぎたり、見出しが適切につけられていなかったりなどの問題があると、文章が読みづらく、わかりにくくなってしまいます。わかりやすい文章の書き方や体裁を読みやすく整えるテクニックは本セミナーの基礎知識編で学びました。
②文章の組み立てがわかりやすいこと
1つ1つの文章には問題がなくても、伝えたいことと関連の薄い情報が混ざっていたり、何についての文章かがわかりにくかったりすると、結果として伝わりにくいページになってしまいます。今回の実践編では、わかりやすいコンテンツを制作するためにはどのように文章を組み立てていけばよいかを学びました。
Webサイトの目的は「集客」をし「コンバージョン」させることです。ページに集まった顧客にコンテンツを最後まで読んでもらい、問い合わせや申し込みなど狙い通りのアクションを起こしてもらうには、コンテンツによって顧客を説得する必要があります。コンテンツに説得力を持たせるには、1つ1つの文章がわかりやすいだけではなく、ページ全体が論理的で整合性のある構成になっている必要があります。
頭に浮かぶままに文章を書き始めると、いつの間にか内容がずれていってしまったり、よけいな情報が入り込んでしまったりしがちです。また、文章を書きあげてから「整合性がとれていない」「論理的な展開になっていない」と気づいたら、はじめから書き直さなければならず時間と労力が無駄になってしまいます。
すぐに文章を書き始めるのではなく、まず「ここにこういう内容を書こう」と構成を決めておけば、最初から最後まで整合性のあるページを作ることができます。伝わりやすく説得力あるコンテンツを効率的に制作するためには、構成案を作るステップは外せません。
自社製品を売り込むコンテンツを作ってみよう
セミナー後半では、自社製品・サービスを題材にコンテンツを制作する実習を行いました。
まずは参加者にタイトルと導入文を作成していただきました。
注意すべきは、タイトルや導入文で示したテーマと本文の整合性がとれているかということです。実際に運用されているWebページでも、タイトルや導入文の内容と本文にずれが生じているものはめずらしくありません。本セミナーの基礎知識編の演習でも、タイトル・導入文・見出しと進むにつれ少しずつ内容がずれていってしまうケースが見られました。
わかりやすく説得力あるコンテンツを制作するには、タイトル・導入文・見出し・本文の内容が一貫しているか確認する作業が欠かせません。制作実習をする中で、しっかりした構成案を作っておくことの重要性を改めて実感していただけたのではないでしょうか。
実践編では、アピールポイントを熟知している自社製品・サービスを題材にしたことで、自分ごととして演習に取り組んでいただくことができました。今回のセミナーで学んだことをぜひ日頃の業務に役立て、仕事の質を高めていただきたいと思います。
※「SEOに効く!Webサイトの文章作成術 基礎知識編」のセミナーレポートはこちらからお読みいただけます。
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