こんにちは。グリーゼの 江島民子 です。
マーケティングオートメーション(以下、MA)を導入済みのお客さまが増えてきました。
ただ、お話をうかがうと、「過剰な期待をしてしまっているのでは?」とか「がんばりどころを間違えているのでは?」と感じることも、時々あります。
「もしかして、MAというツールが正しく理解されていないのかも・・・」と思っていたら、先日Pardot(※)のユーザー会に登壇したあるコンサルタントさんが、参加者の皆さまに、とてもいい問いかけをされていました。
※Pardot (パードット):セールスフォース・ドットコム社が提供する、Salesforceと一体型のマーケティングオートメーションツール
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Q: MAって、ひとことで言うと何だと思いますか?
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壇上に立っていらしたのは、「Pardotの導入コンサルティングなら!」のtoBeマーケティングさん。
この問いかけに、あなたなら何と答えますか?
「MAとは、マーケティングを自動化するツール」?
「MAとは、顧客を育成するツール」?
toBeマーケティングさんの答えは、コレ↓でした。
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◆A:MAとは、顧客を理解するためのツールです
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答えをお聞きして、「なるほどな~」と思いました。
「MAとは、マーケティングを自動化するツール」だと理解すると、「楽ができるようになること」がゴールになってしまいます。
「MAとは、顧客を育成するツール」だと理解すると、「顧客のスコア(※)を上げること」がゴールになってしまいます。
「MAとは、顧客を理解するためのツール」だと考えると、「それぞれのお客さまが抱える課題やニーズがわかった」ということがゴールになるので、「じゃあ、その課題を解決し、ニーズに応えるのは、どんなことをして差し上げればいいんだろう」と、マーケッターが頭に汗をかくことに、注力できるようになります。
つまり、MAって、「よりお客さまに喜んでいただくためのツール」だということですね。
その認識がずれていると、MAに振り回されて「工数が増えているわりに、成果が上がってないじゃないか」と上司から責められたり、すぐに飽きて使わなくなって宝の持ち腐れになってしまったりします。
心当たりのある方は、ぜひ一度、社内で「MAを、ひとことで言うと何なのか?」について議論してみてはいかがでしょうか。
※スコアとは:購買行動に応じて加減算された見込み客一人ひとりの点数のこと
▽▽▽ 江島のイチオシコンテンツ ▽▽▽
今回のPardotユーザー会では、私も登壇して事例をお話ししました。
終了後、「まさにうちも悩んでいました~」と言われたのがコレ!↓
▼ 名刺からのリードナーチャリング
http://gliese.co.jp/blog/lead_nurturing002/
MAに勝手にナーチャリング(※)されるのがイヤで、名刺を隠しちゃってる方(笑)、ぜひ読んでみてください。
※ナーチャリングとは:メールなどで継続的に情報を提供していくことで、徐々に購買意欲を高めていく手法
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編集後記
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ついに、お別れすることになりそうです・・・ Skypeと!
弊社は、いままでずっと、Skypeを愛用してきました。
有料のウェブ会議システムも何度か使ってみたことがあるのですが、あまり使い勝手がよくなかったのと、あるセミナー会社さんが「地方受講を可能にするためにさまざまなウェブ会議システムを試した結果、Skypeがいちばん音声が安定していることがわかった」とおっしゃっていたからです。
でも、Skypeにも使いにくい点がいくつかありました。
例えば、事前にアカウントを作成し、相手にそれを伝え、承認してもらっておかないといけないということ。 また、録音・録画ができない(ツールが使いにくい、うまく動作しないなど)というのも、全員が参加できないことも多い弊社のウェブ会議では大きな問題でした。
そこに登場したのが、いま話題のZoomです!
https://zoom-japan.net/beginer/zoom_point7/
まだ何回かしか使っていないのですが、 ・URLを送るだけでつながれる ・録音・録画ができる ・画面共有ができる などの点がとても気に入っています。
ウェブ会議を頻繁に行っている企業の方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
次回は、福田多美子がお届けします。
お楽しみに♪
*この記事は2018年2月22日現在の情報を元にしています。
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