こんにちは。グリーゼの 江島民子 です。
ここ数年、四半期に一度開催していただいている宣伝会議のメールマーケティングセミナー。
毎回受講者が増え続け、先日の開催では空席がないほどの盛況ぶりになっています。
受講される方の関心も、最初の頃は「メールの長さはどのくらいが適切なの?」など基本的なことが多かったのですが、最近はもう少し踏み込んだものになってきました。
先日いただいたご質問はこちら!
─────────────────
Q:メールの検証方法を教えてください
─────────────────
「出すだけでいっぱいいっぱい」の状態から一歩進んで、クリック率・開封率を取得するようになったのはいいけれど・・・
例えば、
開封率
10.5%
開封した人のクリック率
15.4%
これっていいの?悪いの? どう評価すればいいの???
メールの検証方法を教えてください!
─────────────────
◆A: まずは時系列に数値を捉えることから始めましょう
─────────────────
メール単体で数値を見ても「いい」のか「悪い」のか、評価のしようがありませんよね?
以下の手順で、評価するとよいでしょう。
○Step1:時系列に数値を捉える
まずは、
○月○日号 開封率 ○○% クリック率○○%
△月△日号 開封率 △△% クリック率△△%
□月□日号 開封率 □□% クリック率□□%
のように、時系列に数値を捉えることから始めてみてください。
グラフにすると、なおよいですね。
並べて見ると、「あれ?この日はいい数字が出ているな」「この日は、いつもと比べてずいぶん数字が低いな」などの気づきがあるでしょう。
○Step2:仮説を立てる
次に、
「この日の開封率が高いのは、件名の書き方がよかったのではないか?」
「この日のクリック率が高かったのは、案内したセミナーの内容が、お客さまにとって関心の高いものだったからではないか?」
などの仮説を立ててみましょう。
○Step3:仮説を実行する
次に、自分が立てた仮説が正しいのかどうか、検証してみましょう。
例えば、
・仮説:「この日の開封率が高いのは、件名の書き方がよかったのではないか?」
↓
実行:「同じ書き方をすれば、次も開封率が高くなるはず」
・仮説:「この日のクリック率が高かったのは、案内したセミナーが、お客さまにとって関心の高いものだったからではないか?」
↓
実行:「同内容のウェブコンテンツに誘導するメールを配信すれば、クリック率が高くなるはず」
のように、「こうすれば、こうなるはず」という予測を立てておきます。
○Step4:仮説を検証する
実際にメールを配信してみて、「こうすれば、こうなるはず」と予測した通りになったかどうか検証してみましょう。
・予測通りになった⇒仮説が正しかった
・予測通りにならなかった⇒仮説が間違っていた または 違う要因が影響した
ということがわかります。
Step1~Step4を繰り返すことで、メールの精度が上がっていきます。
ぜひ、トライしてみてくださいね!
▽▽▽▽▽▽ イチオシ
「メルラボ」で連載していた「BtoB企業のための初めてのメールマーケティング講座」が完結しました。
最終回のテーマは、「配信結果の効果測定・分析」。
本日のメールマガジンの内容とリンクしていますので、ぜひ併せてお読みください。
▼ 連載第13回「配信結果の効果測定・分析」はこちらから
https://mailmarketinglab.jp/measurement-and-analysis-of-the-effect-of-delivery-results/
▽▽▽▽▽▽
─────
編集後記
─────
またまた、グリーゼの出版プロジェクトが動き始めました。
本を1冊書き上げるということは、弊社のようにリソースの少ない会社にとってはなかなか大変なことで、
1冊出すたびに、福田は「もう二度とやらない」と言い(笑)、福田が書いている間をバックアップするスタッフたちも「あ~~~ようやく福田さんが帰ってきてくれた」とほっとするのですが、
ありがたいことに、また某出版社から熱心に声をかけていただきまして、次作を進めることになりました。
「本を出した」というと、よく「自費出版ですか?」と聞かれるのですが、弊社で出しているものは、私がむか~~~し出したものも含め、すべてありがたいことに商業出版です。
しかも、今回は無謀なことに、なんと2冊平行して企画中(笑)
どうなるか、乞うご期待です。また、経過をお知らせしますね。
次号は、福田多美子がお届けします。お楽しみに♪
*この記事は2018年5月24日現在の情報を元にしています。
*外部サイトへのリンクが切れている場合があります。ご了承ください。