こんにちは。グリーゼの 福田多美子 です。
「新年度から新しいメールマガジンを出したい」「4月のタイミングで、メールマガジンをリニューアルしたい」というご相談をいただき、2月~3月は、メールマガジンの設計を行う案件が多くありました。
メールマガジンの初期設計では、年間のスケジュールを見据えて、ターゲットの明確化、書き手のキャラクター設定、テンプレートの作成、表記ルールの方針決め、年間のテーマ決めなどを行います。
先日、ある企業さまで、こんな質問がありました。
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◆Q: 書き手は、企業名と個人名のどちらがいいですか?
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この企業さまでは「こんにちは。株式会社〇〇〇です」という書き出しのメールマガジンを送っていました。
実際に執筆を担当しているのは男性のスタッフですが、場合によっては別のスタッフが書くこともあるとのこと。
「書き手を企業名にするか、個人名にするか」の説明をすると「企業としての情報発信なので、書き手の個人名を名乗ることは考えたこともなかった」とのことでした。
企業名でメールマガジンを配信するのと、個人名でメールマガジンを配信するのは、どちらがよいのでしょうか?
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◆A:書き手を個人名にすることをオススメします
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BtoBのメールマガジンの場合、「こんにちは。株式会社〇〇〇です」と企業名で発信するメールマガジンが一般的かもしれません。
ただ、他社と同じやり方がベストとは限りません。 配信するメールマガジンの目的や、企業の体質等にもよりますが、可能であれば個人名を入れたメールマガジンを出してみてはいかがでしょうか?
【メリット】
読む意欲を高める効果がある 一番のメリットは「メールマガジンを読んでみよう」という意欲を高める効果があることです。
例えば「こんにちは。グリーゼです」という書き出しのメールと「こんにちは。グリーゼの福田です」という書き出しのメール。
どちらが親近感がありますか?
「福田」を知らなかったとしても、名前を書いたメールの方が「親しみ」を感じられるのではないでしょうか?
名前を出して書くという「覚悟」や、実在の人物が書いているという「リアリティー」も生まれます。
企業という無機質なものから発信されるメールよりも、人から届くメールの方が「読んでみよう」という気持ちになります。
【デメリット】
書き手が変わる ただ、企業の場合、異動で書き手が変わってしまうケースがあります。
数か月、または数年かけて築いてきた信頼関係が、異動のタイミングでリセットされてしまうのでは? と危惧される方も多いと思います。
異動で書き手が変わることは、避けられないことですよね。
だからといって、個人名で書くことを断念しないでください。
書き手が変わる場合は、「書き手が変わること」をメールマガジンの中で書き、今までの書き手からの挨拶や、新しい書き手からの自己紹介などを入れるのです。
こういった「事実」を書き込むことによって臨場感が出せる点も、読者を飽きさせない工夫として、メリットと捉えることができます。
書き手を個人に決めることのメリットは、これだけではありません。
「他のメリットについても詳しく聞きたい」という方は、ご説明にうかがいますので、遠慮なくご相談ください。
「メールマガジンを新規で出していきたい」「リニューアルしたい」というご相談も大歓迎です。
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▽▽▽福田多美子の「イチオシ!」▽▽▽
弊社オウンドメディア「コンテンツマーケティングの成功法則!」の中から、オススメのコンテンツをご紹介します。
弊社のWebサイトで、最近アクセスが増えているのが用語集です。
みなさまのお役に立てるように、本年度は、用語集の見直し、充実に力を入れていきたいと思っています。
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編集後記
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「令和」という新元号にからんで、万葉集が注目されていますね。
あるテレビ番組で「万葉集は、SNSのようなものです」という説明がありました。
万葉集の約4,500首の歌は、全国から集められ、その作者は天皇、貴族、農民、そして罪人まで。
歌の内容もさまざまで、当時の暮らしや出来事、人々の気持ちが短い言葉で書かれています。
まるでツイッター。
例えば「久しぶりに会えたのだから、彼ったらもっと私のことをほめてくれればいいのに」という女性の歌。
「ウナギを食べると元気が出るから、食べなさい」とか「建物の前にたたずむ美女を、男性がこちら側から見つめていたよ」なんていう歌も。
古典、和歌などと考えるとハードルが高いですが、日々のつぶやきだと思うのと、気軽に読めそうな気がします。
「1,000年以上も前から、私たち変わってないね」と思ったり「こんな暮らしをしていたのか」と驚いたり、この機会に万葉集を味わってみようと思いました。
それでは今回はこのへんで!
次回は、江島民子がお届けします。
お楽しみに!
*この記事は2019年4月11日現在の情報を元にしています。
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