こんにちは。グリーゼの 江島民子 です。
6月は、宣伝会議さま主催のセミナーに2週連続で登壇させていただきました。
最近は、MA(マーケティングオートメーション)ツールを導入している企業さまの参加が多くなってきたので、ちょっとした操作や設定などのご質問をいただくこともあります。
先日は、Pardotを導入済みの企業さまから、こんな↓質問をいただきました。
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Q: セキュリティソフトが、勝手に配信解除URLをクリックしてしまいます(涙)
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Pardotは、アメリカの「迷惑メール法」にあたる「CAN-SPAM法(※1)」を順守しています。
そのため、トランザクションメール(※2)を含む、すべてのメールに、配信解除のためのURLを記載する必要があります。
ところが、最近のセキュリティソフトには、「メール内のすべてのリンクURLをあらかじめクリックして、リンク先にウイルスやスパイウェア等のマルウェアがないかチェックする機能」が備わっているものが増えてきています。
その機能が発動されてしまうと、セキュリティソフトが、配信解除のためのURLまでクリックしてしまい、受信者がまったく知らないうちにメールが配信解除されてしまうのです。
一体、どうすればいいのでしょうか?
※1 CAN-SPAM法とは:
Controlling the Assault of Non-Solicited Pornography and Marketing Act
アメリカ連邦政府が、2004年1月に施行した迷惑メール規制に関する法律
※2 トランザクションメールとは:
例えば、セミナー申し込み後に送信される「自動返信メール」「リマインドメール」のような、取引と紐づいたメールのこと
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A: 即時解除以外の方法を選択しましょう
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Pardotには、メールの配信を解除する方法が、二つあります。
1)メール本文中の解除URLをクリックするだけで、Pardotから配信されるすべてのメールを配信解除することができる機能
2)メール本文中の解除URLをクリックすると、Pardotから配信されているメールの一覧(例:公式メールマガジン/営業担当者からのご案内メール など)が表示(※3)されて、そこから不要なメールだけを選んで停止することができる機能
※3:配信解除したいメールを選択することができるフォーム画面のことを、「メールプリファレンスセンター」と呼びます。
2)の方法を使えば、セキュリティソフトが勝手に配信解除のためのURLをクリックしても、配信停止になりませんよ。
・・・というご説明をしたところ、「配信解除については、前任者からそのまま引き継いだので、やり方が二つあるなんて知りませんでした!」と、とても喜んでいただきました。
ちょっとしたことでも、「そういう機能があることを、そもそも知らない」のでは、調べようがありませんよね。
弊社には、Pardot/Marketoのコンサルタント資格を持ったスタッフがおりますので、何かお困りのことがありましたら、遠慮なくご質問くださいね。
▽▽▽江島のイチオシ▽▽▽
弊社オウンドメディア「コンテンツマーケティングの成功法則!」の中から、オススメのマーケッターコラムをご紹介します。
8月開催の「外国人に響く!これだけは押さえておきたい最新英文ビジネスメールライティング」セミナー https://gliese.co.jp/seminar/190806.html にあわせて、ビジネス英文に関する連載を開始しました。第2回は・・・
▼ポリティカル・コレクトネス(Political Correctness)、いまさら聞けないその意味と具体例
https://gliese.co.jp/news/1905201016.html
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編集後記
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アメリカのオレゴン州ポートランドに行ってきました。
冒頭でご紹介した「英文ビジネスメールライティングセミナー」の講師 Pacific Dreams,Inc.代表 Ken Sakai(酒井謙吉)氏を訪問することが目的なので、ポートランドには特に何の興味もなかったのですが、
調べてみたところ、
・全米で最も住んでみたい都市
・全米で最も環境に優しい都市
・全米で最も自転車通勤に適した都市
・全米で最も外食目的で出掛ける価値のある都市
・全米で最も菜食主義者に優しい街
・知的労働者に最も人気のある都市
・全米で最も出産に適した街
などなどに選ばれている、とても魅力的な街であることがわかりました!
さらに、
・全米の都市計画の見本
・DIY(Do it yourself)文化の中心地
でも、あるそうです。
ポートランドでビジネスをされている日本人の方向けのセミナーも実施してきました。
次回の江島号で、気づきをシェアいたしますので、お楽しみに♪
次回は、福田多美子がお届けします。
*この記事は2019年6月27日現在の情報を元にしています。
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