こんにちは。グリーゼの 福田多美子 です。
グリーゼでは、調査レポート、事例、メールなどのコンテンツ制作の仕事も多いですが、Webマーケティング全般のご相談にも対応しています。
私が月に1度コンサルティングで訪問している企業様では、KPIのひとつに「お問い合わせ数」があり、この数を増やすための取り組みを行っています。
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◆Q:お問い合わせフォームからの転換率を上げるには?
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Googleアナリティクスで、直近2ヶ月と、その前の2ヶ月でお問い合わせ数を調べてみました。
すると、お問い合わせページへのアクセス数は約2倍に増えているにもかかわらず、お問い合わせの件数はほとんど増えていませんでした。
お問い合わせページまで来る人は、ある程度「お問い合わせしよう」という意思のある方だと思います。
お問い合わせページまで来ているのに、ここで離脱してしまっているのは機会損失ですよね。
すぐに対応をしたいということで、いくつかの改善ポイントを洗い出しました。
あるスタッフの方から「まずは、お問い合わせフォームの項目数を減らしたらどうでしょう?」という意見が出て、社長さんからは「必須項目も見直したほうがいいな」との発言がありました。
お問い合わせフォームの項目数、必須項目を減らすためのポイントは?
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◆A:入力項目の値を、どう活用するかで判断しましょう
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お問い合わせページの改善として、今回は、以下の2点に取り組むことになりました。
・項目数を減らす
・必須項目を減らす
「お客様の情報を詳しく知りたい」と考えると、どうしてもフォームの項目数が増えてしまいます。
しかも必須にしておきたいと考えてしまうものです。
例として、以下のお問い合わせフォーム(項目)で考えてみましょう。
・姓
・名
・姓(フリガナ)
・名(フリガナ)
・会社名
・メールアドレス
・都道府県
・電話番号
・会社のURL
・従業員人数
・部署
・役職
すべての項目が必要でしょうか?
入力を必須にすべき項目はどれでしょうか?
検討の際は「その項目をどのように活用するのか」という基準で判断していきましょう。
例を2つ挙げて説明しますので、考え方の参考にしてください。
1)電話番号
お問い合わせいただいた後に、電話でのやりとりを行うのであれば電話番号は必須です。
ただ、最近のBtoBの傾向として「メールでのやりとりを主として、当面電話はしない」というケースもあると思います。
その場合は、電話番号の項目は削除するか、任意にしておくという考え方もあります。
電話番号入力への心理的障壁は高いので、電話番号を削除、または任意に変更するだけで、お問い合わせ数が増えるのでは?と期待できます。
2)部署、役職
BtoBの場合、部署や役職は重要です。
部署を書いていただけば、興味のあるサービスや、サービスを利用する目的などが想像できます。
役職を書いていただければ、その人が決裁権のある人か、担当者レベルの人かを判断することもできます。
部署や役職によって、その後の打ち手が変わる場合は、項目として残しておく必要がありますし、必須としているケースも見られます。
「部署や役職は参考にはなるが、この段階では、部署や役職によって対応を変えていないな~」という場合は、部署、役職の項目を外しましょう。
整理しますと、お問い合わせフォームの項目は
・項目の数を減らす
・必須の数を減らす
ことによって、コンバージョン率を高めることができます。
ただし、単純に数を減らせばよいというものではありません。
「その項目をどのように活用するのか」という基準で、精査してください。
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編集後記
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月に1~2度、山に行きます。
最近、山ですれ違う人のリュックに「COCOHELI」と書かれたバッジをよく見かけます。
持っている人に聞いたところ、このバッジには発信機が付いていて、万が一遭難したときに、ヘリコプターが発信機の電波を頼りに探してくれるのだそうです。
最近は、ひとりで登山する人も増えているためか、会員数が増えているとのこと。
私は、いつも友だち2人と一緒に登山に向かいますが、友だち2人は「ひとり登山」に行くことも多いので、加入を真剣に考えていました。
調べてみると関連サービスとして、子どもをさがす「ココキッズ」、ペットをさがす「ココシッポ」、墜落したドローンやラジコンをさがす「ココアッタ」などもありました。
ネーミングもおもしろいですよね。
今後も、いろんな「迷子」に対応するサービスが出てきそうで楽しみです。
それでは今回はこのへんで!
次回は、江島民子がお届けします。
お楽しみに!
*この記事は2019年10月10日現在の情報を元にしています。
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