読者様 こんにちは。
グリーゼ ディレクターの俵 恭子です。
Webサイトのコンサルティングを担当させていただいている会社さまでよくご相談されるのが、「Webサイト担当者になりました。どうすればよいですか?」ということです。
ざっくりとしたご相談ではありますが、移動してきたばかりでWebサイトの担当をしたことがなければ、確かに何から手をつけていいのかわかりませんよね。
そんなご担当者さまから最初にいただいたご相談はこのような内容でした。
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Q:コンテンツを準備したけれど、どこに置いたらいいですか?
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前任者の方がWebサイトに掲載する原稿はご準備していかれたようなのですが、そのあとどのようにWebサイトに反映したらいいのかわからず、ご相談してきてくださったそうです。
「よくわからないけど、適当に作ってしまえ!ではなく、まずはお声がけいただきありがとうございます。」とご担当者さまにはお礼をお伝えいたしました。
なぜなら簡単に見えるWebサイトのデザインですが、すべてに理由があるからです。
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A:目的や目標、ターゲットを明確にしてから進めましょう!
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コンテンツをご準備するときは目的や目標、ターゲットをきちんと決めてから制作をスタートするのですが、Webサイトのデザインやレイアウトを決めるときは、「なんとなく」スタートしてしまうご担当者さまが多いような気がします。
しかしながら、目的や目標、ターゲットがはっきりしないまま制作したデザインは、閲覧するユーザーに伝えたいことが伝わらない、わかりづらいWebサイトになってしまいます。
それはそうですよね。
作る側が目的や目標、ターゲットが明確になっていないまま制作しているのにユーザーに伝わるわけありませんよね。
「コンテンツを準備したけれど、どこに置いたらいいですか?」 このようなご相談をいただいた場合は、すぐに構成やデザインを考えるのではなく、まずは以下を明確にします。
【1】Webサイト(ページ)の目的は?
「商品購入」「資料請求」「認知度向上」などさまざまな目的があります。 また、大きいWebサイトの場合はページ毎に目的が相違する場合があります。 制作をスタートする前に、これから準備するページの目的が何であるか明確にしましょう。
【2】Webサイト(ページ)の目標は?
目的が決まれば目標が決まります。 例えば、目的が「資料請求」であれば、ページに配置してある「資料請求ボタンのクリック●●%増加」が目標になります。
【3】Webサイト(ページ)のターゲットは?
Webサイトは「1:N のコミュニケーション」です。 それぞれ興味があることが相違するため、閲覧者全員に伝えることは難しいです。 メインターゲットを決めるようにしましょう。
【4】Webサイト(ページ)のテイストは?
ターゲットによってテイストは相違します。 作る側の趣味ではなく、ターゲットに合ったテイストを検討しましょう。 例えば、ターゲットが40歳以上男性であれば「文字は大き目、落ち着いたトーン、ブルーメイン」、ターゲットが30歳代女性であれば「写真やイラストがメイン、柔らかいトーン、ピンクメイン」というようなことです。
【1】~【4】が明確になっていればページを作る際も 目標が「資料請求ボタンのクリック●●%増加」だから、ボタンが目立つように配置しよう。テイストはブルーがメインカラーだから、ボタンの色は補色のオレンジにしよう。
など、ブレずに制作することができます。
作り手側が目的や目標、ターゲットを明確にしていれば、ユーザー側にも伝わりやすいページになりますよね。
Webサイトの制作としては「基本のキ」だとは思いますが、慣れると省いてしまう工程です。
Webサイトの新人担当者さまだけでなく、ベテラン担当者さまも初心に戻って見直ししてみてください。
コンテンツ制作と合わせてWebサイトの見直しをしたい!とモヤモヤしているご担当者さま、お気軽にグリーゼまでお問い合わせください。
https://gliese.co.jp/contact-form/
▽▽▽ 俵のイチオシ ▽▽▽
コンテンツ制作を外注するか、内製にするか迷われている企業さまも多いかと思います。
どちらにしてもメリット・デメリットがあります。何を決めなければならないのか、どんな作業が発生するかなどについて解説しています。迷われている企業さまはぜひご覧ください。
▼外注か内製か? BtoB企業のコンテンツ制作の舞台裏 ~なぜ、BtoB企業のコンテンツ制作は、内製にシフトしたほうがよいのか~(後編)
https://gliese.co.jp/success/article/column_200221.html
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◆編集後記
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Web広告の誘導にまんまとはまり、うわさの暗闇フィットネスに通い始めました。
気軽に始めた割には、レッスンがきつくて、きつくて、何か理由をつけて休みたくて仕方ありません。さらに、レッスン中にはインストラクターと生徒の間で「Are You Ready?」「yeah!」と大声でのやり取りが数回発生し、このようなやり取りが苦手な私はもっと行きたくなくなります。
しかし、なんとか通い続けて2~3カ月くらいから、「超ポッコリお腹」が「ポッコリお腹」くらいになって徐々に成果が見え始めました。すると気持ちに変化があらわれ、イヤイヤ気分より成果がでたうれしさのほうが上回ってきて休まず通い始めたのです。単純です。
そのときに思ったのが仕事と同じだな~ということです。
どんなにきつくて、つらくても、お客さまに「ありがとう」「よかったよ」といわれると、つらい気持ちはすっかり忘れて嬉しくなって次回も頑張ろうと思います。
そして、仕事に例えて考える自分に「仕事好きだな!」と突っ込みをいれました。
次回は、福田がお届けいたします。
お楽しみに♪
*この記事は2020年3月12日現在の情報を元にしています。
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