こんにちは。グリーゼの 福田多美子 です。
宣伝会議さまの「Webプロモーション担当者養成講座」は、5人の講師が順番に登壇する2日間のセミナーです。
私はその中のひとこまとして、2時間の「Webライティング講座」の講師を務めています。 前回は、新型コロナウイルス感染症のため、全員マスク着用、席も離し、ペアワークなども無しというセミナーになりました。
ちょっと戸惑いましたが、終了後は、いつものように数名の方からのご質問をいただくことができました。
今回は、ご質問のひとつをご紹介しますね。
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Q:箇条書きの記号の使い方を教えてください
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セミナーでは、ライティングのテクニックをいくつかご紹介しています。
この日は、箇条書きを使わずに書かれている文章を、箇条書きを使って見やすく、かつわかりやすく表現する練習を行いました。
箇条書きのコツとしては、項目の抜き出し方、項目の書き方、項目を並べる前の文の書き方など、いくつかのポイントがあります。
今回ご質問をしてくださった方は、箇条書きの項目の前に付ける記号について迷ってしまったようでした。
記号の使い方に、決まりはあるのでしょうか?
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A:箇条書きの記号は、ルールを決めて使いましょう
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箇条書きの項目の前に付ける記号には、「この記号を使いましょう」という決まりがあるわけではありません。
ワード(Word)やパワーポイント(Power Point)で標準的に備わっている記号も、
〇
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◆
・
など、さまざまです。
見やすい記号、好みの記号を使ってください。
ただし、企業としてのルール、部署内、プロジェクトでのルールは必要です。
担当者ごと、ページごとで記号がバラバラでは、見た目が悪いだけでなく、読む人に混乱を与えてしまいます。
箇条書きの記号は2~3種類に絞って、ルール化しておくことが大事です。
ルール化するときの考え方を、2点ご紹介します。
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考え方(1)項目に順番性がある場合は、数字付きの記号を使う
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次の箇条書きの文章をご覧ください。
---例(ここから)---
会員登録するには、以下の手順で操作してください。
1)会員登録画面を表示する
2)氏名とメールアドレスを入力する
3)「会員登録」ボタンをクリックする
---例(ここまで)---
上記は、1)から3)までの操作を順番通りに進んでもらう必要があります。
このように、順番性のある項目を並べるときは、数字付きの記号を使います。
数字付きの記号は、上記の片カッコ付きの数字だけではなく、以下のような記号でも問題ありません。
(1)
1.
1:
【1】
順番に行うということがわかるような記号を付けましょう。
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考え方(2)項目に順番性がない場合は、数字以外の記号を使う
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もうひとつ、以下の箇条書きの例文をご覧ください。
---例(ここから)---
弊社は、全国に支店があります。
・東京 ・横浜 ・大阪 ・名古屋 ・福岡
---例(ここまで)---
上記の場合、並べている項目に順番性がありません。
このような場合、数字以外の記号を使います。
上記の中点(・)以外にも、ハイフン、黒丸などの記号が使われることが多いです。
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●
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順番性がなく、並んでいる項目を並列に見せたいときには、上記のような記号を用いるようにしましょう。
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まとめ
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箇条書きの記号は、どんな記号を使ってもOKです。
上記の考え方も、一例です。
書き手によって、またはページによって、ドキュメントによって、異なる記号を使うのではなく、ルールを決めて統一感のある文章を書くようにしてください。
ルールの決め方に迷ったら、ご相談くださいね。
▽▽▽福田多美子の「イチオシ!」▽▽ ▽
社員研修を自粛している企業さまも多いかもしれませんが、開催できるときに向けて、こちらの事例をご覧ください。
書く力を身に付けたい担当者の方、または社員に書く力を身に付けさせたいという管理職の方も、必見です。
▼【事例】約80人のエンジニアが、1日がかりのコンテンツライティング講座に集まった理由とは? ~富士エレクトロニクス株式会社さま~ https://gliese.co.jp/success/case/post-1.html
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編集後記
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定期的に登山に行くようになって、3年が過ぎました。
富士山や、3000メートル級のアルプスの山々にも行き、今年は遂に雪山にも行けるようになりました。
登山靴にチェーンスパイクという爪の付いた道具を付けて登っていくと、雪道もアイスバーンのところでも滑らずに進んでいくことができます。
誰も足を踏み入れていないふかふかの雪山は真っ白で、シーンと静まり返っています。
上を見るときれいな青い空で、特に八ヶ岳付近は「八ヶ岳ブルー」といって、格別な深い青色。吸い込まれそうな広い青空を見ることができるんですよね。
3年前は「登山なんてすぐやめる、続かない」と思っていましたが、月に1回ペースでこれからもいろんな山に挑戦していこうと思います。
山が好きな方がいたら、オススメの山、教えてくださいね。
次回は、江島民子がお届けします。
お楽しみに!
*この記事は2020年3月26日現在の情報を元にしています。
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