こんにちは。グリーゼのディレクター 山口かおるです。
信頼性やオリジナル性の高い記事を作成するためには、資料や取材による情報収集が欠かせません。
クライアントさまの中でも、導入事例などのコンテンツを自社で制作するために、社員の方が取材を行っているケースがあります。
先日、こんなアドバイスを求められました。
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Q:取材用の質問を準備するとき、どんな点に気をつけたらいいですか
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取材では、限られた時間の中で、制作に必要な情報を抜けもれなくお相手に話していただくことが大事です。
そのために事前に質問事項を用意します。
では、どんなことに気をつけて質問を考えればいいのでしょうか?
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A:相手の回答を誘導してしまうような質問は避けましょう
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・漠然とした回答にならないような質問をしよう!
・必ず、〇〇については答えていただくようにしよう!
そう思うあまり、こう答えてほしいという"回答ありき"な質問をしてしまうことがあります。
例えば、取引先の企業が「A社の社内研修」を導入した場合を例にしてみましょう。
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悪い質問の例
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「A社の研修を導入するにあたって、人材育成にどのような課題があったのでしょうか」
さて、この質問のどのような点が問題なのでしょうか。
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上記の質問の悪い点
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上記の質問は、研修の導入のきっかけが「人材育成の課題」にあったことが前提となっています。
相手の回答も、「人材育成上の課題」に限定したものにならざるを得ませんね。
研修を導入しようと思った理由には、もちろん「人材育成」の課題もあったでしょう。
しかし、本来の課題は別のところにあったかもしれません。
例えば、
「今後、事業展開をしていくにあたって、他社との競争力をつける必要がある」というもっと大きな経営課題があった
↓
そのためには人材育成が必要だという結論になった
↓
研修を充実させようということになった
という背景があったとしたらどうでしょう。
最初から「人材育成の課題」だけに絞って聞いてしまうと、それ以外に話が広がらなかったり、もっと大きな課題に話が及ばずに取材が終わってしまったりする可能性があります。
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良い質問の例
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「社内研修を導入することになったきっかけを教えてください」
「御社では、なぜ社内研修を導入することにしたのでしょうか」
「社内研修を実施することになった背景を教えてください」 など
相手が、人材育成について触れたら、「どのような課題があったのか」を改めて聞くのがよいでしょう。
こんな答えが返ってくるのではないか、と仮説を立てておくことは大切ですが、「答えは〇〇に違いない」とあらかじめ答えを限定したり、その答えに誘導したりする質問は避けましょう。
「回答者の考えを引きだせる問い」を投げかけることが大切です。
▽▽▽ 山口のイチオシ ▽▽▽
7月10日(土)に行われる「ヨコハマSDGS文化祭2021」に、グリーゼも出展します!
グリーゼがファシリテーションするSDGsカードゲームの体験会は、SDGsをより身近に感じていただける簡単なゲームです。
ほかにも、映画上映や音楽会、スポーツ体験、展示、販売のコーナーなど、SDGsに関する楽しい内容が盛りだくさんです。
当日は、弊社・福田がトークイベントにも登壇。ぜひ遊びに来てください!
▼「SDGs」トークイベント
https://yokohama-sdgs.net/
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編集後記
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最近、台湾産パイナップルにハマっています!
芯まで甘く柔らかく、表面の茶色いボツボツが少ないので、皮を厚くむかなくても大丈夫。
お値段は400円くらいと安い上に、おいしいし可食部分が多くて気に入っています。
探してまでパイナップルを買う、というのは人生で初めてです(笑)
去年までほとんど売られているのをみたことがない台湾産パイナップルが、突如、日本のスーパーに並ぶようになったのには大人の事情もあるようなのですが、おいしい果物がたくさん食べられるのはうれしいこと。
うちでは2週間に3個ペースで南国の味覚を楽しんでいます。
何かおいしい食べ方があったら、ぜひ教えてください!
次回は、一之谷がお届けいたします。
お楽しみに♪
*この記事は2021年7月8日現在の情報を元にしています
*外部サイトへのリンクが切れている場合があります。ご了承ください