こんにちは。グリーゼの福田多美子です。
「全社員向けに、SDGsの研修を行いたい」
「社内に、SDGs推進チームができたので、コンサルをお願いしたい」
ありがたいことに、SDGs研修、SDGsワークショップ、SDGsコンテンツ制作のご相談が増えています。
先日は、受講者の方からこんな質問をいただきました。
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Q:SDGsウォッシュに陥らないためには、どうしたらいいですか?
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SDGsウォッシュとは、見せかけのSDGsのこと。うわべだけSDGsに取り組んでいるようにみせかけて、実態が伴っていないことを指します。
例1)
自社としてSDGsに取り組もうと思って、壮大な目標を掲げた。ところが、自社の事業と関連の薄い目標だったため、具体的な取り組みができなくなってしまった。
例2)
SDGsに取り組もうと思って、SDGsへの取り組みのWebページを作った。ところが、ページを作っただけで満足してしまって、その後、具体的な取り組みを何も行っていなかった。
上記のような場合、対策を行わないと「SDGsウォッシュ」に陥ってしまう可能性があります。
例3)
事業部ごとにSDGsへの取り組みを開始していた。ところが、情報発信していなかったために、株主から「御社ではSDGsへの取り組みを行っていないのですか?」と質問を受けてしまった。
例3)の場合は、取り組みを行っているにも関わらず、伝わっていないことが原因で「SDGsウォッシュ」と誤解を受けてしまう危険性があります。誤解を生まないような対策が必要になります。
「SDGsウォッシュ」という印象がついてしまうと、社会、取引先、社員からの信用を失ってしまいます。SDGsウォッシュに陥らないためには、どうしたらよいのでしょうか?
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A:3つの対策があります
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SDGsウォッシュに陥らないためには、3つの対策があります。ここでは、3つの対策の概要だけ、説明いたしますね。
1)持続可能な目標を設定する
SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。持続可能な社会を作るために、持続可能な取り組みを考え、目標設定することが大事です。
壮大な取り組みを掲げるのも大事ですが、自社の事業と関係が薄い取り組みでは、継続できないかもしれません。
自社の事業と関連があり、「自社の事業が成功すればするほど、社会課題の解決につながる」という取り組みがベストです。このモデルなら持続可能性が高いからです。
できれば数値目標を決めましょう。数値目標があると、達成度が計測しやすく、外部にも伝わりやすくなります。
2)継続的に取り組むための組織を作る
SDGs達成に向けて継続的に取り組むためには、継続的に取り組む組織を作ることが大事です。
「SDGs推進プロジェクトチーム」のような組織を作って、具体的な取り組みを決め、定例会で進捗確認を行いながら、SDGsへの取り組みを推進している企業が多いです。SDGsへの取り組みが一時的なイベントで終わらないように、推進していきましょう。
3)継続的に取り組むための運用ルールを作る
持続可能な目標を設定して、継続的に取り組むための組織を作っても、運用ルールが決まっていないと、活動が「場当たり的」になってしまいがちです。運用ルールを決めることも、SDGsウォッシュに陥らないための対策のひとつです。定期的にミーティングを実施し、活動スケジュールの立案、進捗確認、活動報告などを行っていきましょう。
いかがでしたか?
SDGsウォッシュに陥らないための考え方、概要だけでも伝われば嬉しいです。
「では、SDGsの目標って、どうやって決めるの」
「具体的な取り組みを、考える方法は?」
「情報発信って、どんな方法があるの?」
など、さらなる疑問が浮かんだ方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
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編集後記
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1月中旬、社会人1年生の息子が新型コロナウイルス感染症に感染し、あっという間に夫も感染してしまいました。夫は基礎疾患があり入院したのですが(軽症でした)、息子は自宅療養となりました。
私の経験が、もしかしたら誰かの参考になるかもしれないと思い、自宅療養中に使って良かったものを紹介します。
・使い捨てビニール手袋
・紙皿
息子は部屋に隔離して、トイレとお風呂以外は出てこないようにお願いしました。自分の部屋を出るときにはビニール手袋をして、あちこち触ったら、捨てるように徹底。私も家事をするときなどは、使い捨てビニール手袋を使いました。
いちばんたいへんなのは食事です。息子の部屋の前まで食事を運ばなければいけません。食べ終わった食器に触るのも怖かったので、紙皿、紙コップで運び、食べ終わったら自室でごみ処理してもらいました。
SDGs的にちょっともったいないな、と思いましたが、この2週間は仕方ありません。義理の母も同居しているので、感染拡大防止を最大限の目標に、緊張して(笑)過ごしました。
おかげさまで息子も夫も軽症で済みましたが、みなさんも、気を付けてくださいね。
きょうも最後まで、お読みいただき、ありがとうございました!
次回は、弊社代表の江島がお届けいたします。
お楽しみに♪
*この記事は2022年2月17日現在の情報を元にしています
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