グリーゼの福田多美子です。
企業のサステナビリティページ制作のお手伝いをしています。
今回のクライアント様は、サービスとして、電気、石油、ガス、太陽光など、エネルギー全般を取り扱っていらっしゃいます。
先日、サステナビリティ推進担当の方から、こんな質問をいただきました。
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Q:コンテンツの漫画化で注意する点はありますか?
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エネルギー全般を取り扱うクライアント様では、サステナビリティに対するさまざまな取り組みを行っており、方針、取り組み内容、目標に対する達成度などを、サステナビリティページで情報発信しています。
日本のエネルギー問題は多くの課題があり、今回の漫画コンテンツ制作に対して、クライアント様としては以下のような意向がありました。
「ご存じの通り、エネルギー業界は、国内自給率の低さや、化石燃料への依存度の高さなど、多くの課題を抱えている業界です。当社としても、以前から、課題解決のためのさまざまな取り組みを行っているのですが、その取り組み内容について、より幅広い層にアプローチしたいと思っています。今回は、小学生とその保護者の方を対象に、エネルギー問題について漫画コンテンツを作ることにしました。注意事項は、ありますか?」
コンテンツの漫画化で注意する点、どんなことがあると思いますか?
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A:漫画で伝える部分と、テキストで伝える部分のバランスが大事です
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最初に、漫画コンテンツのメリットについて、整理してみましょう。
■漫画コンテンツのメリット
サステナビリティコンテンツに限らず、Webサイト上に漫画コンテンツを掲載することには、以下のようなメリットがあります。
・親しみやすい
テキストだけのコンテンツに比べて、漫画コンテンツはキャッチーで親しみやすく、「読んでみよう」という気持ちにさせやすいです。視覚的、直感的に訴えられるので、難しい内容を簡略化して伝えることもできます。
・伝わりやすい
漫画に登場させるキャラクターに、読者の気持ちや、読者の疑問を代弁させることができます。読者は、キャラクターに自分を投影し、自分ごととしてコンテンツを読み進めることができます。
・ブランディングにつなげることも可能
漫画に登場させるキャラクターに、企業の方針、考えなどを語らせることによって、企業ブランドの構築、エンゲージメントの促進にも役立ちます。
今回は、対象が小学生とその保護者の方で、「エネルギー問題をサステナビリティの視点から伝える」という難しい内容なので、上記のメリットを考慮すると、漫画コンテンツを入れることはとても効果的だと思います。
■漫画コンテンツ掲載の注意事項
一方で、漫画コンテンツのクオリティの問題、費用の問題、制作期間の問題など、考えなければいけないポイントもたくさんありますよね。
私からは、コンテンツ制作会社としてのアドバイスとして、1点だけお伝えしました。
それは、漫画コンテンツとテキストコンテンツのバランスを考えることです。
漫画コンテンツは、わかりやすく伝えるために、情報を簡略化することになるので、読む人に解釈をゆだねる部分も多くなると思います。
特に内容が、サステナビリティに関することなので、読者のサステナビリティに対する理解度、考え方もバラバラです。
私からは
「漫画は小学生向けに思い切り簡略化してわかりやすく伝えましょう。簡略化したことによって抜け落ちてしまった点は、漫画コンテンツの前後に、テキストでの詳しい説明を加えましょう」
とお伝えしました。
最近は、Webサイト上に、テキストだけのコンテンツは減りつつあります。漫画コンテンツに限らず、イラスト、写真、グラフ、動画などさまざまなコンテンツと、テキスト(文字)のコンテンツとのバランスを考えて、お互いに補完しあって、よりわかりやすく伝えることが大事です。
▽▽▽ 福田のイチオシ ▽▽▽
「S+3E」という言葉をご存じですか?
私自身、エネルギー関連の企業様とお仕事をとご一緒したことで理解が深まったキーワードです。
詳しくはこちらをご覧ください。
▼SDGs用語集「S+3E」
https://gliese.co.jp/sdgs/glossary/s3e.html
おかげさまで、弊社の「SDGs用語集」のダウンロードが増えております。まだキーワード数が192用語と少ないですが、今後も定期的に更新していきます!
▼SDGsやサステナビリティに関する用語集です
キーワードに、一通り目を通すだけでも勉強になりますよ!
https://gliese.co.jp/success/useful/Glossary-SDGs-Gliese.html
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編集後記
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昨年から近くのシェア畑を借りて、野菜を作っています。
トマト、ナス、ピーマン、ブロッコリー、枝豆などがたくさんできて、なにより育つ過程を見るのが楽しくて、今年は昨年の2倍の広さのシェア畑を借りることにしました。
ゴールデンウィーク前には、昨年作った野菜に加え、ズッキーニ、ネギ、スイカ、ジャガイモも植えて、畑も満席になりました(笑) あとは、水やりをがんばって、コンポスト堆肥をときどきあげて、成長を見守るだけです。
地域にもよると思いますが、年間数万円で借りられるシェア畑も多いので、みなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 自然とたわむれる趣味として、おすすめです。
次回は、ドライブの趣味を満喫中のディレクター山口がお届けいたします。
お楽しみに♪
*この記事は2023年5月25日現在の情報を元にしています
*外部サイトへのリンクが切れている場合があります。ご了承ください