
こんにちは。グリーゼえじまです。
今回も、弊社のお客様からのご質問を紹介します。
みなさまの会社でも、こんな↓↓↓現象が起こっていませんか?
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Q:自社サイトへのアクセスが、大幅に減少しています。 どう対処すればいいですか?
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「最近、自社サイトへのアクセスが、急激に減っていることに気が付きました」
「何が原因ですか?」
「どう対処したらいいですか?」
こんなご質問をいただくことが増えました。
一体何が起こっているのでしょうか?
そして、どのように対処すればよいのでしょうか?
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A:AIOの影響です。「もっと詳しく知りたい」
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以下で、詳しく説明しますね。
●アクセス減少の原因は、AIO(AI Overview)
自社サイトへの流入数が急激に減少している原因は、Googleの検索結果表示画面に、AIOが導入されたことです。
AIO(AI Overview AIによる概要)とは、ユーザーが検索したキーワードに関連の高いページの情報をAIが要約し、検索結果の最上部に表示する機能です。 日本では2024年後半にテスト運用が始まり、現在ではほとんどのユーザーが目にするようになっています。
●AIOの影響
AIOによって、ユーザーの「ちょっと知りたい」は満たされるようになってしまいました。
例えば、「カスハラって、何だろう?」と言葉の意味を知りたくて検索した人は、AIが要約した文章を読んで「ふ~ん、なるほどね」と満足してしまい、どのウェブサイトも訪問せずに終わってしまうようになりました(ゼロクリック現象)。
これにより、「ちょっと知りたい」に応えるコンテンツ(例:用語集など)へのアクセス数は、大幅に減少している可能性があります。
ただし、AIOを読んで「ふ~ん、なるほどね」と満足してしまうようなライトユーザーは、問い合わせや商談にはつながらない可能性が高いので、「アクセス数が減少しても、ビジネスへの影響はほとんどない」と考えられています。(2025年6月現在)
●AIOへの対策
AIが要約した文章だけで満足しないユーザーは、さらに詳しい情報を調べるために、AIOで参照されたウェブサイトや、AIOの下の検索結果に表示されているウェブサイトを見に行くはずです。
例えば、「カスハラって、何だろう?」と検索した後に、「カスハラは、従業員に対してどんな影響を与えるんだろう?」「カスハラを防止するためには、会社としてどんな対策を取ればいいんだろうか?」などの疑問が生まれた人は、「もっと詳しく知りたい」に応えてくれるウェブサイトを探しにいきますよね?
こういうユーザーは、カスハラ対策のコンサルティングをしている会社や、カスハラ対策のツールを販売している会社にとっては、問い合わせや商談につながる可能性が高い「見込み客」です。
「ちょっと知りたいライトユーザー」と、「もっと詳しく知りたい見込み客」の違いを理解し、「見込み客」のニーズに応えられるような情報を発信していきましょう。
今後のコンテンツ制作の参考にしていただければ幸いです。
▽▽▽ えじまのイチオシ ▽▽▽
「もっと詳しく知りたい」に応えられる情報のひとつとして、弊社が着目しているのが、「調査レポート」です。SEO専門家として知られる住太陽氏からも、「独自のコンテンツはSEOにおいて極めて有力です」というコメントを寄せていただきました。
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編集後記
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ご存知ですか?
熊本県では、2024年11月16日以降、バスや電車で「Suica」や「PASMO」などの全国交通系ICカードが使えなくなりました。(一部路線を除く)
実家・熊本にちょくちょく帰省している私は、
「えーーーっ、なんで??? せっかく使えるようになって便利になったと思ってたのに!!」
とひとりで怒っていたのですが、読み取り用の機械の更新費用が12億円もかかり、経営を大きく圧迫してしまうから・・・というのが、廃止の理由だそうです。
もう一つの理由は、インバウンド対応。たしかに、外国の方は、「Suica」や「PASMO」は持っていないですからね~。
代わって、導入されたのが、読み取り機の更新費用が半額で済むというクレジットカード決済。
ということで、電車の降車時に、早速使ってみたのですが・・・
ワタシ 「あの~クレジットカード払いはできますか?」
車掌さん「できますよ。整理券を見せてください」
ワタシ 「はい。2番から乗りました」
車掌さん「2番ね。180円になります(と言いながら、機械に180と入力し)、はいタッチしてください」
ワタシ 「ピッ」
・・・と、アナログなのか、デジタルなのか、よくわからない感じになっておりました(笑)
藤森さまの周りには、こういう「便利になったんだか、なってないんだか」みたいな現象はありませんか?あったらぜひ教えてくださいね!
次回は、7月にお届けいたします。
お楽しみに♪
執筆者:株式会社グリーゼ 代表取締役 江島民子(えじまたみこ)
富士通系のシステムエンジニアを経て、2000年に会社設立。
日経MJ、ECzineなどに寄稿・連載多数。
宣伝会議主催「メールマーケティング実践講座」「
Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement コンサルタント(旧:Salesforce 認定 Pardot コンサルタント)
株式会社グリーゼのコンテンツ制作ポリシーは、こちら https://gliese.co.jp/policy/
*この記事は2025年6月12日現在の情報を元にしています
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