2021年08月05日

欧州は法制化も。経産省が繊維業界に人権DDガイドライン求める

こんにちは。
SDGs最新ニュース担当、吉田ゆみです。

「人権デューデリジェンス（人権DD）」に関するニュースが入ってきました。

企業活動における人権保護は、SDGs達成にも重要な要素。世界的に人権DDを法制化する流れがあり、日本も導入促進に取り組む考えを示しています。

人権DDの解説記事もピックアップ。ニュースと一緒にチェックしてみてください。

それでは、SDGsニューススタートです。

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国の取り組み関連
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●ウイグル、外国人技能実習...。繊維業界がサプライチェーンの人権リスク管理、指針を作成へ

経済産業省は、繊維産業に「人権デューデリジェンス」のガイドライン策定を求める報告書をまとめました。背景には、国内外の強制労働問題などがあります。

●「人権デューデリジェンス」とは？企業に求められる人権リスクの管理手法。欧州では義務化も

人権DDとは、自社だけでなくサプライチェーン全体の人権リスクを把握し、予防や軽減の対処をすること。

日本は2020年に「ビジネスと人権の行動計画」を策定。企業に対し「人権DDを導入することへの期待」を表明しました。

今は「推奨事項」ですが、世界の流れを見ると将来的に義務化もありそうですね。

※人権DDに関連する国際的な指針、日本の取り組みは経産省のページもご参考に。
ビジネスと人権〜責任あるバリューチェーンに向けて〜

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企業の取り組み関連
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●SDGsに積極的な企業は39.7％、前年より大幅増加

帝国データバンクによる最新調査。SDGsに積極的な企業の景況感は、全体を上回る水準で推移しているという結果も出ました。

取り組んでいない企業は5割超とまだまだ多い状況。「何から手を付ければよいか見えてこない」との声がある一方、「普段から活動している内容がSDGsと合致していた」というケースも少なくないとのこと。

●温暖化対策の炭素クレジット　需要急増で注目　国内外企業が活用

炭素クレジットは、植林などで生まれる温室効果ガス削減量をクレジット化し、企業間などで売買できるしくみ。

アメリカでは「新たなゴールドラッシュ」と期待が集まり、日本企業も動き始めています。記事ではENEOSホールディングスの取り組みを紹介。

●転職市場に新領域を生む「サステナビリティ・トランスフォーメーション」

サステナビリティを重視する企業が増え、転職市場も変化。

ニーズが高まるサステナビリティ推進担当には、自社にない知見や視点を持つ異業種出身者を中途採用で迎える企業もあるようです。

転職希望者向けの記事ですが、サステナビリティ部門にフィットする人材など、採用面で参考になるかもしれません。

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イベント・セミナー関連
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日付順にご紹介します。

申し込み方法など、詳細はリンク先をご確認ください。

【8月20日(金)】
【オンラインLive配信】日経産業新聞フォーラム「脱炭素社会への挑戦」脱炭素時代を生き抜く環境経営〜変える企業意識　変えるエネルギーの使い方〜

脱炭素経営をテーマに、各企業の取り組み事例、特別講演などを予定。

申し込みには会員登録が必要です。

【8月25日(水)、26日(木)、27日(金)】
スポーツは世界に力をくれる　国連と朝日新聞社がグローバルなオンラインイベント「SDG ZONE at TOKYO」を開催

スポーツを切り口に、SDGs達成に向けた取り組みやアイデアを共有するオンラインイベント。

セッションは、配信後に国連広報センターのウェブサイトなどでも公開されます。

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グリーゼからのお知らせ
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グリーゼが運営する「SDGs message collection」は、企業、自治体、団体などの「SDGページ」を集めた国内初のリンク集です。

専任スタッフにより、掲載基準をクリアしたページだけを厳選。現在200以上のSDGsページを掲載中です。

自社のSDGsページ制作に悩んでいる、他の企業のページや取り組みを参考にしたいというみなさまに、お役立ていただけるサイトです。ぜひチェックしてみてください！

【SDGs message correction】

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今回のSDGsニュースはいかがでしたか？

最後に、SDGs未来都市の川崎市が始めた「家庭ごみ削減」プロジェクトをご紹介。

●川崎市、市民、企業、農園が手を取り合い、食の循環コミュニティをつくる「eco-wa-ring Kawasaki（エコワリング川崎）」がスタートします

ジャンルを超えたパートナーシップで、「ごみを減らす」にとどまらず、さまざまなSDGsゴールにつながる取り組み。

何よりも「楽しそう！」なところが魅力的ですね。

次回のSDGsニュースもお楽しみに！