こんにちは。
SDGs最新ニュース担当、吉田ゆみです。
SDGsの17ゴールのうち、日本で特に課題とされている一つが「5.ジェンダー平等」です。
そんな中、世界経済フォーラム(WEF)は男女格差を国別に比較した「ジェンダーギャップ指数2022」を発表。
昨年は156カ国中120位だった日本ですが、今年の順位は?
このあとすぐのニュースでピックアップしました。
それではSDGsニュース、スタートです。
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国の取り組み関連
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●ジェンダーギャップ指数2022、日本は116位。政治・経済分野の格差大きく、今回もG7最下位
経済、教育、健康、政治の4分野で男女平等がどれだけ実現できているかを指数化しています。
経済分野のみの順位は121位で、前年117位よりもダウン。「管理職についている男女差」や「収入における男女格差」などが特に低い評価となりました。
●温室効果ガスの排出量「見える化」を支援 環境省
生産、流通、廃棄までの温室効果ガス排出量を表示する「カーボンフットプリント」。複雑な算定方法や企業の費用負担などが懸念されていました。
環境省はモデル企業を公募で選び、簡易な形で排出量を算定する方法など検討する予定です。
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企業の取り組み関連
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●【昆虫食】信濃毎日新聞の昆虫食事業が本始動 長野県の昆虫由来の4商品を発売
栄養価の高い昆虫食は、世界的な食糧危機の備えとして注目されています。
もともと蜂の子など昆虫が郷土食として存在する信州。信濃毎日新聞社は"美味しいから食べる"昆虫食を提案すべく「昆虫みらいプロジェクト」をスタートしました。
信州産コオロギのチョコレートやカイコの万能スパイスなど、地元産の材料にこだわっています。
●"ブルーカーボン"海中でCO2吸収する海藻 大量培養技術を開発
コンブなどの海藻は、海の中に吸収・貯留されるCO2「ブルーカーボン」の吸収源となります。
鹿島建設は、海藻類を人工的に大量に培養できる新たな技術を開発しました。
※開発の背景などはこちら(鹿島建設ホームページ)
●緩やかに広がる"ウッド・チェンジ"都市の高層建築で進む木材利用
木材を使った高層ビル、部分的に木材を活用したハイブリット木造ビルなどの建築が相次いでいます。
他の工法と比べて建設時のCO2排出量が大幅に削減できる木造建築。今後もさらに広がりそうですね。
●Facebook Japan、気軽にSDGsアクションに取り組めるARフィルター『ポイトリ』を発表
発表された『ポイトリ』は、ポイ捨てされたゴミをモンスターに見立てて、名前や発見場所などをFacebookやInstagramで投稿できるもの。
モンスターは図鑑に格納されて集める楽しみも。幅広い世代が興味を持ちそうな取り組みです。
●SDGs債の発行額2.7倍、拡大に一役買う新型たち
SDGs債とは、環境・社会課題の解決を目的とした事業の資金調達に発行される債権。2022年4〜6月期は1兆2,055億円の発行がありました。
経営計画にSDGsやESGの視点を入れる企業が増える中、さらなる増加が見込まれます。
●小中学生SDGs認知度98%...関心のある目標は?
小学生が最も関心のあるゴールは「ジェンダーの平等」で全体の44%を占めました。自身の実体験や世間の風潮から課題を感じている人も多いようです。
2020年から小学校の教科書に掲載されているSDGs。認知度98%という驚異的な数字にもうなずけます。
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イベント・セミナー関連
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申し込み方法など、詳細はリンク先をご確認ください。
【9月23日(金)〜25日(日)】
GOOD LIFE フェア2022
朝日新聞社主催、東京ビッグサイトで開催されるSDGsフェスティバル。
「健康&ビューティ」「働き方」「人生設計」など7つの専門展示会から構成されています。
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グリーゼからのお知らせ
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これからの企業の成長に不可欠なSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)。
グリーゼでは、企業様のSX推進をご支援しています。
SDGsやサステナビリティの導入や情報発信をお考えのみなさま、ぜひご相談ください。
◎SX推進のための「7つのSTEP」
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最後に、こんな話題をご紹介。
●ペットボトルを1週間で分解――プラごみの環境問題を解決するプラスチック分解酵素を発見
テキサス大学の研究チームが、プラスチックを分解する新たな酵素の変種を作製。
プラごみを削減することがもちろん大切ですが、こうした最新技術にも期待していきたいですね。
次回のSDGs最新ニュースもお楽しみに!
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*この記事は2022年7月21日現在の情報を元にしています
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