こんにちは。
SDGs最新ニュース担当、吉田ゆみです。
日本において6月は「環境月間」です。
特に6月5日は、環境基本法で定められた「環境の日」、そして国連の「世界環境デー」でもあり、毎年各地でいろいろなイベントが行われます。
環境のために何ができるか、この機会にあらためて考えたいですね。
今号のSDGs最新ニュースは、環境負荷を低減する次世代エネルギー「水素」の話題からスタートです。
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国・世界の取り組み関連
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●水素エネルギー普及へ 政府が基本戦略決定 官民15兆円超投資へ
政府は「水素基本戦略」を6年ぶりにとりまとめました。
今後15年間で普及を進め、2040年には利用量を6倍まで引き上げたい考えです。
燃やしてもCO2を出さない水素は、タンクなどで貯蔵できるため災害時の活用も期待されています。
※参考:「水素」ってどんなエネルギー?(環境省)
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企業の取り組み関連
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●江崎グリコ、男性の子育て参加や女性活躍で成果
男性社員の育児休暇取得率を4.1%から100%に引き上げるなど、D&Iの取り組みに注力する江崎グリコ。
施策のひとつ「Co育てプロジェクト」では、不妊治療や妊活、育児、子や孫の看護や健診、学校行事の参加を支援する4種類の有給休暇を新設しました。
●130万ユーザーの習慣アプリで「我慢しないSDGs」エーテンラボCEO長坂剛氏に聞く
「みんチャレ」は、運動や勉強などをゲーム感覚で習慣化できるアプリ。
企業向けに、禁煙や高齢者のフレイル予防のプログラムとしても活用されています。
従業員515人のうち、248人(49%)が禁煙に成功した事例もあるそうです。
●Z世代はSDGsネイティブ、就職活動でも企業に求める傾向
2025年卒業予定の学生は、SDGs認知率98.5%、そして7割超がSDGsに取り組む企業の志望度が上がると回答しています。
就活生に対するSDGs調査は、本ニュースで毎年取り上げていますが、数値は年々確実に上昇し続けていますね。
●日立、ANA、パナなど「DEI宣言」、ユニークな取り組み続々
※全文読むには要有料登録
D&I(多様性、包括性)に、E(エクイティ・公平性)を加えた「DEI」に取り組む企業が増えています。タイトルに取り上げられた2社の取り組みも調べてみました。
ANAはお客様への対応、社内の職場づくりの両面でDEIを進めています。
パナソニックは「DEIポリシー」を宣言し、グループ全体で取り組みを推進しています。
※参考:米国起業で経営戦略の重要課題となりつつある「DEI」とは?(グリーゼ)
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イベント・セミナー関連
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申し込み方法など、詳細はリンク先をご確認ください。
【7月5日(水)】
企業の効果的な人権教育・研修とは|サステナビリティ・コンサルタントが教える重要なポイント
人権尊重の取り組みに関して、企業で行うべき教育や研修をテーマにしたZoomセミナー。
サステナビリティ担当者や教育推進担当者などにおすすめとあります。
【7月11日(火)〜13(木)】
SDGs推進・ESG投資・脱炭素経営を支援 SDGs・ESG支援EXPO
リアルセミナー、オンラインセミナーで、さまざまな企業のSDGs・ESGに関する取り組みが紹介されます。
東京ビッグサイトで開催予定。
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最後はこんな話題をご紹介。
●海洋プラスチックを掃除する、ドイツ生まれの「クラゲロボット」
従来のロボットより騒音が少なく、水中生物に迷惑をかけずに海をきれいにできます。
本物さながらの優雅な動きとのこと。他の魚が「ぎょっ!」と驚く心配もないのでしょうか(笑)。
人間界同様、海の世界でもロボットの活躍が当たり前になるかもしれませんね!
それでは、次号もお楽しみに!
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*この記事は2023年6月27日現在の情報を元にしています
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