こんにちは。
SDGs最新ニュース担当、吉田ゆみです。
そろそろ田んぼは稲刈りのシーズンをむかえます。
実は、温室効果ガスのひとつ「メタン」は、お米が作られる水田から多く発生していることをご存じですか?
「企業の取り組み関連」では、日本中にある水田に着目した企業のCO2対策を取り上げました。
それではSDGs最新ニュース、スタートです。
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国・世界の取り組み関連
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●SDGs首脳級会合 達成に強い危機感 対応加速の政治宣言採択
9月18日、世界各国の首脳が集まる国連総会「ハイレベルウイーク」がニューヨークで開催。
グテーレス事務総長は、現時点でSDGs目標の15%しか達成しておらず、2030年の達成が危機的状況であると示しました。
特に重要な課題として、飢餓の撲滅、再エネ移行など6点をあげ、対応を急ぐよう各国に呼びかけました。
●内閣府が始動、子育て支援プロジェクト「ママもまんなか」とは
産官学と12自治体が連携して取り組む「ママもまんなか」プロジェクトのミッションは、子育て世代や女性、社会のウェルビーイング実現。
全国の自治体で、妊産婦向けのオンライン運動プログラムやコミュニティの解説などの取り組みが広がっています。
※公式ホームページはこちら
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企業の取り組み関連
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●水田のメタンを減らせJ―クレジット活用のサービス広がる
CO2の25倍もの温室効果があるメタン。その排出源の8割は農業で、その約半分は水田から発生しています。
対策のひとつが、水田に水を張らない「中干し」という方法。この期間を長くすれば、メタンの発生を抑えられます。ただあまり長く中干しすると、コメの収穫量や品質に問題も。
そこで「中干し期間の延長」を企業がJ-クレジット(水田クレジット)として購入する取り組みが注目されています。
●VAIOが「水田クレジット」 近隣農家と温暖化対策
長野県のパソコンメーカーVAIOは、カーボンオフセットの一環として2023年中に県内初の水田クレジットを始動します。
本社のある安曇野近くの水田を利用するとのことです。
※VAIOホームページ
●京セラグループ企業が、主力生産拠点で100%再エネ化を実現。次に続く企業は?
京セラドキュメントソリューションズ株式会社が、複合機・プリンターの主力生産拠点であるベトナム・中国工場で100%再エネ化を達成したことを発表。
再エネにより発電された電気であることを証書化した「環境価値証書付きの電力」への切り替え、太陽光発電設備の設置などを組みあせて実現されたものです。
●「棚に並べてもらえない」危機感 老舗酒蔵、CO2排出実質ゼロ達成
創業426年、山形県の酒蔵が、カーボンニュートラルを達成しました。
全国2例目の試みで、酒造りに使う電力は酒粕を活用した再エネで賄っているとのことです。
海外出張で現地メーカーのサステナブルに対する意識の高さを感じたことも、取り組みのきっかけになったそうです。
●押し付けないことが大切|JALが本気で取り組むESG推進
JALのESG推進担当者への取材記事です。
CO2削減に対して行っている3つの取り組み、顧客と一緒にサステナブルな未来をつくる「♯かくれナビリティ」の取り組みや、社内浸透のために行ったイベントなど紹介しています。
●日本の自然災害史上最悪の関東大震災から100年!今注目の備えない防災「フェーズフリー」とは
日常と非日常を区別せず、いつも使っているアイテムやサービスが災害時にも役立つ。そんな「備えない防災」が「フェーズフリー」です。
記事では、災害時は「かまど」として煮炊きに使えるベンチが紹介されています。会社や家庭での「回転備蓄」もフェーズフリーのひとつです。
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グリーゼからのお知らせ
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グリーゼは、SDGsページやサステナビリティページを集めたリンク集「SDGs message collection」を運営しています。
現在、約400の企業、団体、学校、自治体などのページを掲載中です。
ぜひご覧になってみてください。
◎ SDGs message collection
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最後に、こんな話題をご紹介。
●ドイツのサーカス団 生きた動物の代わりにホログラフィーを活用
動物福祉の観点から、サーカスでの野生動物の使用が禁止されているドイツ。
老舗サーカス団では、レーザー光で物体を立体的に表示する技術で魅力的なショーを行っています。
実際の画像がこちら。見てみたくなりました!
それでは、次号もお楽しみに!
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*この記事は2023年9月26日現在の情報を元にしています
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