こんにちは。
SEO最新ニュース担当、長濱佳子です。
6月3日Googleは、広範囲にわたるコア アルゴリズムのアップデート"June 2019 Core Update"を開始。
今回は1日前ですが、事前告知もされました。年に数回行われるアップデートのうち、事前告知はめずらしいことです。
それに伴い、順位変動も起こっていますが、特別な対策は必要ありません。この記事はこのあとすぐ!
それでは、SEOニューススタートです。
――――――――――
Google関連
――――――――――
●【June 2019 Core Update】2019年6月、広範囲にわたるコアアルゴリズムのアップデートをGoogleが開始
6月3日Googleは、広範囲にわたるコア アルゴリズムのアップデートを開始しました。アップデートの公式名称は"June 2019 Core Update"です。
コア アルゴリズムのアップデートは年数回行われますが、事前に告知されることはめずらしいこと。
ただ、このアップデートで何か特別な対策が必要ということはありません。
●Googlebot が常に最新のレンダリング エンジンをサポートするようになります
Googlebotは、Google検索のインデックスに追加するためにページを巡回しているクローラです。
以前のバージョンと比べて、1,000以上の新機能がサポートされるようになりました。
英語版ですが動画で紹介してくれています。
●Google、新規のすべてのウェブサイトはMFIが標準に 2019年7月1日から
2019年7月1日から、新規サイトではMFIが標準になります。
つまり、モバイル版ページのインデックスがデフォルトになるということです。
MFIは最初に発表されたのが2016年11月。昨年12月の時点では、50%以上のページがMFIに移行。いよいよということですね。
●URL検査ツールは画像には機能しない、noindexページをレンダリングできない
URL検査ツールの注意点として、以下2つを上げて紹介してくれています。
Search ConsoleのURL検査ツールはウェブページが対象で、画像には機能しない。
またWebページであっても noindex robots meta タグが設定されていると、ライブテストのレンダリングを検証できない。
●医療系サイトの品質を判断するGoogleの能力は向上している
Googleは年に数回コア アルゴリズムのアップデートを実施します。
ここ数年は、医療系・健康系で大きな変動が見られることが増えました。
そんななか、医療関連サイトの品質を判断するGoogleの能力は向上しています。
今後、医療系のサイトでは、専門的で高度な内容が必須といえそうです。
――――――――――
YAHOO!関連
――――――――――
Yahoo! JAPANのユーザーデータと利用状況をデバイスごとにまとめた資料です。
ダウンロードしてぜひ活用してみてください。
ちなみに、パソコンとスマートフォンでのデバイス比率は、1:1.7だそうです。
――――――――――
コンテンツSEO関連
――――――――――
●同一サイトからのページを2件までに制限するようにGoogleが検索結果の仕様を変更、多様性を高めるため
Googleの仕様変更の話です。
同じドメイン名のサイトから検索結果ページに表示するのは2件までとなりました。
例外もあるようですが、目的は検索結果の多様性を高めることだそうです。
●モバイル検索結果のファビコンは(サブ)ドメイン単位で取得される
前回のSEOニュースで紹介しましたが、favicon(ファビコン)は、ウェブサイトのシンボルマーク・イメージとして、ブラウザーのタブなどに表示されるアイコンです。
ファビコンは、ページ単位で変えることはできず、サブドメイン単位で取得されるそう。
この記事では、ブランディングにつながるファビコンについても紹介してくれていますので、ぜひお読みください。
絶対にチェックしておきたい「国内外のSEO対策ツール」を20個紹介してくれています。
「Google公式ツール」「キーワードツール」などタイプ別に載っていますので、使えそうかどうかチェックしてみてください。
昨今、企業のオウンドメディア活用が広がっています。オウンドメディア活用には、SEOが必須といえるでしょう。
●グローバルSEO、競合分析、SEOの価値など、今すぐ知りたいSEOの疑問をプロが解決!(前編)
●音声検索・ローカルSEOのTIPS、業界内2社以上受託の倫理など、SEOの疑問をプロが解決(後編)
前後編の2回に分けた記事。
「すぐに回答がほしいSEOの疑問13選」として、Mozのプロが回答してくれています。
「競合相手を分析するのに最適なテクニックは?」や「音声検索向けに最適化するためのポイントは?」など、知りたいと思うことが並んでいます。
難しいイメージのある構造化データのポイントは以下の2つ。
・検索エンジンがページの内容を理解しやすくなる
・検索結果にさまざまな要素が表示されるようになる
構造化データの重要性は増しています。ぜひ、記事をお読みください。
●【調査データ】若者はスニペットとナレッジパネルから情報を得ており、検索結果をクリックしない
必見の記事です。実際のユーザーを対象にした調査結果。
若いユーザーは強調スニペットやナレッジパネルのコンテンツで情報を得て、クリックをしないそうです。
今後、クリックしない人が増えてくるんでしょうかね?
Googleは検索結果画面のレイアウトを常に変更しています。レイアウトを変更する理由は、ユーザー行動の反映が主です。
検索結果画面に表示するサイトの数が10個未満になっていたり、強調スニペットやナレッジパネルが表示したり、しています。
また、2020年までに検索全体の50%が音声検索になるとのこと。
Googleの変化に、追いついていかないといけないですね。
------------------------
今回のSEOニュースはいかがでしたか?
若者は、検索結果をクリックしないという記事、衝撃的でした。
SEO対策を行ってもユーザーがサイトに来てくれないとしたら・・・
Googleにトラフィックを奪われているという話も、昨今よく出てきています。
Googleの変化に注目していきたいなと思いました。
次回もお楽しみに!
*この記事は2019年6月18日現在の情報を元にしています。
*外部サイトへのリンクが切れている場合があります。ご了承ください。