BtoB企業がWebマーケティングを実践する上で重要な施策の一つが、「リード獲得」(リードジェネレーション)です。
特にコロナ禍で、展示会が開催できなくなっていることもあり、Webからの「リード獲得」施策に注目が集まっています。
そこで本コラムでは、「リード獲得」に効果が高いと言われている「調査レポート」について、作り方やリード獲得効果を高めるための方法について、詳しくご説明します。
1:「調査レポート」とは何か?
2:「調査レポート」は、なぜ「リード獲得」の効果が高いのか?
3:「調査レポート」制作の4ステップ
1) 企画
2) アンケート調査の実施
3) 原稿の制作
4) レイアウト・デザイン・PDF化
4:「調査レポート」で「リード獲得」効果を高めるための3ステップ
1) ダウンロード環境の設定
2) アフターフォロー
3) 広報
5:まとめ
そもそも、「調査レポート」とは何でしょうか?
下記は、弊社が制作した「調査レポート」BtoBメール閲覧実態の把握2020の一部です。
このように何かしらのテーマでアンケート調査を実施して、その結果を読み物に仕立てたものを「調査レポート」と呼びます。
【表紙】
【はじめに】
【調査結果の発表】
【裏表紙】
「調査レポート」は、上記のように
1) 表紙 1枚
2) はじめに(調査の目的など) 1枚
3) 調査結果の発表 数枚
4) 裏表紙 1枚
という構成になっているものが一般的です。
全体のページ数は、調査項目の数により、5ページ程度のものから数十ページに及ぶものまであります。
Webマーケティングでリード獲得を目的として制作する調査レポートは、5ページ~10数ページくらいのものが一般的です。
次に、なぜ「調査レポート」が、「リード獲得」に効果が高いと言われているのかを説明します。
理由は、以下の3つです。
企業情報を得るための「製品資料」「カタログ」などは、「かなり導入検討が進んだ人」にしか興味を持っていただきにくいものです。
それに対し、「調査レポート」は客観的データを元に制作されているので、「まだその企業(製品・サービス)には興味がない」という方にも興味を持っていただくことができます。
「製品資料」「カタログ」などの申し込みフォームは、基本的に「かなり導入検討が進んだ人」を想定したものなので、企業情報の他、従業員数や役職・導入予定時期なども必須項目になっていることも多いため、入力をためらってしまったり、入力途中で離脱してしまう人も多くなります。
また、「製品資料」「カタログ」などは、「ダウンロードしたら、営業の電話がかかってくるのでは?」という心配もあり、入力を躊躇してしまいがちです。
それに対し、「調査レポート」は、申し込みのための入力項目が少ない場合が多いですし、営業電話もかかってこなさそうなので、「ちょっと読んでみようかな」という軽い気持ちでフォーム入力をしていただくことができます。
※以下は、弊社が制作した「調査レポート」BtoBメール閲覧実態の把握2020のダウンロード申し込み画面です。
「調査レポート」は、客観的データを元に制作されているので、「製品資料」「カタログ」などの企業PR色の強い資料に比べて、メディアに取り上げられやすいという特徴があります。
したがって、「このような調査を行い、調査レポートを発表しました」というプレスリリースを発行すると、そのプレスリリースが様々な情報サイトに拡散される可能性があります。
広告ではない方法で多数の情報サイトに露出することができ、そこからの流入が見込めるのも、「リード獲得」に効果が高いと言われている理由のひとつです。
これらの理由から、いま「調査レポート」が、各企業の注目を集めているのです。
それではさっそく「調査レポート」の作り方について、詳しくご説明しましょう。
⇒リード獲得の大本命!「調査レポート」について徹底解説【中編】に続く