~ 住宅設備機器メーカー C社の場合 ~
「顧客の購買行動が変化していることに気づかず、Webマーケティングで競合に大きく後れをとってしまった。
これから巻き返さなければならないが、正直何をどう進めていいかわからない」
と、新設されたばかりのWebマーケティング部署の部門長からご依頼をいただきました。
Webマーケティング部署に配属された方が、弊社代表取締役 江島が講師を務める「メールマーケティング実践講座」(宣伝会議主催)を受講して、上長に推薦してくださいました。
C社様では、まずテストマーケティングを実施し、一定の成果が得られたことを確認してから、Webマーケティングを本格稼働させました。
グリーゼでは、上記の図の「テストマーケティング」と「本格稼働」をトータルでご支援しています。
以下、詳しくご説明します。
様々な顧客が存在していたため、マーケティングの主対象となる顧客像を、過去の取引実績をもとに明確にしました。
ワークショップを数回実施して、営業担当者へのヒアリングや、アクセス解析の情報を元に、ペルソナとの出会いから商談化までのストーリーを「見える化」しました。
マーケティング部署のスタッフの方々は、顧客と直接関わることが少ないため、顧客の購買心理・購買行動に関する知見が十分ではありませんでした。 そこで、普段から顧客と直接接し、コミュニケーションを重ね、成果を挙げていらっしゃるトップのセールスパーソンに、ペルソナやCJMを策定するワークショップに参加していただきました。 |
過去のアクセス解析データなどを元に、
〇流入ページへのアクセス数
〇コンバージョンにつながるページへのアクセス数
〇ショールームの予約数
〇商談数
等の目標値を策定しました。
【フェーズ1】で策定した「流入ページへのアクセス数のKPI」を達成するために どのようなキーワードでコンテンツを制作することが有効かを調査しました。
また、同時に競合調査も行い、見落としていたキーワード・今後攻めていくべきキーワードなどの洗い出しも行いました。
市場調査・競合調査をもとに、コンテンツで攻略すべきキーワードをリスト化しました。
また、ビジネスへの影響度、難易度等によって、キーワードの優先順位づけを行いました。
キーワードリストを元に、どのようなテーマでコンテンツを制作していけばよいかを、ワークショップ形式で検討しました。
また、既存リストに対するナーチャリングのためには、どんなメールコンテンツが必要なのかについてもディスカッションし、決定しました。
※コンテンツマップのイメージ
【フェーズ1】で設計したCJM(カスタマージャーニーマップ)のうち、まずは既存のリストに対するナーチャリングからテストを始めました。
最初に、ステップメールのシナリオを数パターン設計しました。
次に、グリーゼのライターが、お手本となるメールを何パターンか制作しました。
どのような点に配慮して書いているかなどもわかるようにして、テンプレート化しました。
その後、C社社員様が、お手本メールを参考にしながら、自分たちですべてのメールを制作しました。
グリーゼのライターが添削をし、ある程度一人で完成させられるようになるまで伴走して教育を行いました。
テストマーケティングで一定の成果が得られたため 、Webマーケティングに本格的に取り組むことが、C社様内で決定しました。
部署に人員を投入するとともに、マーケティングを支援するMA(マーケティングオートメーション)を導入しました。
【フェーズ1】実施から2年ほどが過ぎ、実際に運用を始めてみたところ、当初の仮説とは、実態がかなり異なっていたことがわかりました。
そこで、C社様内でペルソナ・CJM(カスタマージャーニーマップ)・KPIの再検討を行いました。
部署内に多くの新人が投入されたこと・MA(マーケティングオートメーション)導入により新たな知見が必要になったことから、再度ご相談をいただき、グリーゼのオリジナル社員研修教材である「コンテンツマーケティング担当者育成パック」を受講していただきました。
「コンテンツマーケティング担当者育成パック」は、4講座から成り立っており、それぞれ下位の講座を受講・理解していることが前提となっています。 「時間がないから、上位講座だけ実施してほしい」「時間がないから、ダイジェストで実施してほしい」という企業様も多い中、C社様では順を追って、「書き方編」→「メール編」→「構成編」→「シナリオ編」と受講していただいたことにより、スタッフの皆様が着実にスキルアップすることができました。 |
C社様では、現在、【フェーズ2】でグリーゼが教育を実施した社員様が中核メンバーに育ち、新人社員の皆様と一緒に、Webマーケティングに取り組んでいます。
ただ、まだまだ経験が浅く、迷うこと・悩むことも多いため、グリーゼのコンサルタントが月に1回C社様のプロジェクト会議に参加し、伴走を続けています。