こんにちは。グリーゼの 福田多美子 です。
いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。9月のメールマガジンは、こんなタイトルで書かせていただきました。
▼Q: なぜ調査レポートがリード獲得に効果的なのですか?
すると、読者であり、弊社のクライアントでもあるYさんからこんな質問をいただきました。
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◆Q:資料ダウンロードの申し込みを増やす方法は?
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Yさんの会社のWebサイトには、10ページにも及ぶダウンロード資料(ホワイトペーパー)が3種類セットされていますが、なかなかダウンロード数が増えないとのこと。
資料を送っていただいたので読んでみましたが、内容も充実していて、図表やイラストも多く、読みやすさの工夫も行われていました。
Yさんいわく「マーケティングオートメーションを導入してから、リード獲得のための取り組みをいろいろと行っています。なかでも資料ダウンロードからのリード獲得に期待していたのですが、なかなか申し込みが増えません。どんな改善策がありますか?」とのこと。
あなたなら、どう回答しますか?
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◆A:ページの分析を行い、ケースに合わせて改善しましょう
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まずは、Googleアナリティクスで、資料ダウンロードのページのアクセス数をチェックしてみましょう。
「ページへのアクセス数がある程度ある場合」と「ページへのアクセス数自体が少ない場合」で、改善点は異なります。
【ケース1:資料ダウンロードのページへのアクセスが少ない】
Yさんのケースは、これでした。Googleアナリティクスで確認すると、ダウンロード資料が置いてあるページへのアクセス数が他のページと比較してかなり少ない状態だったのです。これでは、どんなに素晴らしい資料が置かれていても、ダウンロード数は伸びませんよね。
Webサイトを見てみると、資料ダウンロードのページは階層が深く、トップページからのリンクも目立っていませんでした。この状態では、新規の見込み客がトップページに訪問したとしても、資料ダウンロードのページにたどりつくことはできません。
「すぐにできる対策」としては、以下があります。
1)トップページの目立つ所にバナーを置き、資料ダウンロードページへの誘導を強化する
2)サイドナビなどにもバナーを置き、Web訪問者が回遊できるような工夫をする
【ケース2:資料ダウンロードのページへのアクセスがある程度ある場合】
ページへのアクセスがある程度ある場合は、ダウンロード資料のページに問題点があります。たとえば、資料をダウンロードする際のフォームの入力項目が多すぎて、途中で離脱している可能性があります。企業側としてはいろんな情報を取得したいと思うかもしれませんが、リード獲得が目的であれば、項目数は最低限に抑えたほうが賢明ですよね。フォームの入力枠が小さすぎるなど、入力しにくい場合も改善が必要です。
また、ダウンロード資料の説明が足りない場合もあります。資料のタイトルとちょっとした概要だけが書いてあっても、訪問者は心が動きません。この資料の対象読者は「どんな悩みを抱えている人なのか」を書きましょう。さらに「この資料を読むことによって、どんな課題が解決できるのか」を書くことも効果的です。資料の内容をチラ見せして「続きを読まずにはいられない」という気持ちにさせるのです。
まとめると「すぐにできる対策」としては、以下があります。
1)フォームの項目を減らす/フォームのデザイン面を改善する
2)ダウンロード資料の説明文を増やす
いかがでしたか?
資料ダウンロードの申し込みを増やすためには、Googleアナリティクスを使って現状分析することからはじめましょう。
そして、「ページへのアクセス数がある程度ある場合」と「ページへのアクセス数自体が少ない場合」に分けた改善を検討することが大事です。
▽▽福田多美子の「イチオシ!」▽▽
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編集後記
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東京の多摩地方に住む私は、都内でも人気の観光地「高尾山」まで1時間もかかりません。
登山が趣味になって以降、高尾山には何度も行っていますが、雨の高尾山は先日初めて登りました。
沖縄から来た友人が「どうしても山に行きたい。雨でも自分の足で登りたい」と言うので、雨具を着込み、傘を差しながらの登山に初挑戦したのです。
坂道を歩きはじめたときは「え~ほんとうに登るの?ケーブルカーで行こうよ。もうやめて温泉に行こうよ~」とぶーぶー文句を言っていたのですが、雨の日の高尾山は、霧がかかり、雨粒が緑を濡らし、とても幻想的でした。
友人のおかげで、ますます「山」が好きになりました!
帰りには「日本百名山」の本を買って帰宅。秋は紅葉のきれいな山に行きたいと思います。
それでは今回はこのへんで!
次回は、江島民子がお届けします。
お楽しみに!
*この記事は2018年10月11日現在の情報を元にしています。
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