こんにちは。グリーゼの 福田多美子 です。
先日、弊社から送った販促メールの中にこんなことを書きました。
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2018年末には「クリスマスプレゼント」のメールをお送りしました。
「BtoBサービスを扱う企業なのに、BtoCのようなクリスマスプレゼントメールって効果があるの?」 と思いますよね?
答えは、効果絶大!
クリスマスプレゼントのメールをきっかけに、たくさんのお問い合わせをいただいております。
※クリスマスプレゼントの施策についての詳細は、お会いしたときに詳しくご説明させていただきます。この話だけでも「聞きたい」という方がいらっしゃれば、メールください!
---ここまで---
すると、弊社のクライアントから、さっそくメールで質問をいただきました。
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◆Q: BtoBでもクリスマスのメールを出すと反響があるの?
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弊社では、メールマガジン(3種類)のほかに、セミナーやダウンロード資料のご案内など各種メールを送っています。
全てマーケティングの一環、問い合わせにつなげるための施策になっています。
年末に送った「クリスマスのメール」は、表面的なマーケティング色を消して「1年間の感謝を込めて、皆さまにクリスマスプレゼントをお届けしたい」という内容のメールに整えました。
個人的には「サービスのことも書きたいな」「オウンドメディアへの誘導をして、グリーゼのことを知ってほしいな」などと欲が出ましたが、ぐっと我慢!
件名を「グリーゼからのクリスマスプレゼントです!」として、日ごろのお礼とプレゼントの情報だけを掲載して配信しました。
応募者多数だったため、当選者を抽選に・・・
1名様に「グルメソムリエ」の「生ハム生活セット」
9名様に「アップルジャム2個セット」
をお送りして、たいへん喜んでいただきました。
BtoBの企業から出すメールとして、こういったカジュアルな内容は違和感があるのではないか?
商品を準備し、ランディングページやメールを書く手間をかけ、さらに当選発表、発送先の住所確認、商品の発送などの労力をかける意味があるのだろうか?
「BtoBでもクリスマスのメールを出すと反響があるの?」と思うのは、当然のことだと思います。
皆さんは、どう思いますか?
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◆A:仕事につながる問い合わせを複数いただきました
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【総評として】
クリスマスのメールに関する一連の作業(商品の準備から発送まで)は、通常の仕事に割り込んで入ってくるので、正直負担だと感じたところもありました。
弊社の場合、複数のスタッフで役割を分担できたのですが、通常の販促メールに比べれば「手間がかかった」と言えると思います。
一方、マーケティング色をいっさい消したメールだったにもかかわらず、弊社のサービスに関する問い合わせを複数いただくことができました。
具体的には、導入事例等のライティング案件、企業向け研修のご依頼につながっています。
Googleアナリティクスを確認しても、クリスマスのページ以外の閲覧数が通常よりも増えていることが分かります。
クリスマスのメールをきっかけにして「そういえばグリーゼさんて・・・」という想起につながったのだと思います。
【数値での結果】
弊社のWebサイトは、昨年11月にリニューアルを行いました。リニューアル後に出したすべてのメールマガジン、マーケティングメールと比べて、今回のクリスマスのメールは、最高の数値を出しました。
配信先がほぼ同じだった直近の販促メールとの比較で、開封率、クリック率、解除率の順に数値を公開しましょう。
1)開封率:1.4倍
クリスマスのメールの開封率は、34.7%でした。
ひとつ前の販促メールの開封率は、25.7%でした。
クリスマスのメールの方が、約1.4倍の開封率だったということになります。
2)クリック率:1.4倍~1.7倍
■配信数に対するクリック率
メールを受け取った人全体(配信数)に対して、どれくらいの人がメール内リンクをクリックしてくれたのかという数値です。
クリスマスのメールのクリック率 :8.9%
ひとつ前の販促メールのクリック率:5.1%
クリスマスのメールの方が、約1.7倍のクリック率だったということになります。
■開封数に対するクリック率
こちらは、メールを開封した人数に対するクリック率です。
メールを開封したということは、内容に関心の高い人ということになりますので「配信数に対するクリック率」よりも高い数値になりますね。
クリスマスのメールのクリック率 :34.7%
ひとつ前の販促メールのクリック率:25.7%
クリスマスのメールの方が、約1.4倍のクリック率だったということになります。
■解除率
メールを受け取った人のうち「もうメールを送らないでほしい」と拒否した人がどれくらいいたかという数字です。
クリスマスのメールの解除率 :0.2%
ひとつ前の販促メールの解除率:0.2%
解除率は、変わりませんでした。
仕事に関係のないメールなので嫌われる危険性があると思っていたのですが、解除率という数値で見ると、大丈夫だったようです。
【まとめ】
数値での比較は、メールの目的や内容にもよるので上記の数値だけを見て「よかった」というのは危険かもしれません。
それよりも、以下の2点において「BtoBでもクリスマスのメールを出すと反響がある」とまとめたいと思います。
1)お客様との個別のメールコミュニケーションができたこと
クリスマスのメールをきっかけにして、たくさんの方と個別のコミュニケーションを行うことができました。
当選したお客様からのお礼のメールはもちろんですが、「クリスマスのメールありがとう」と返信をもらったり、お会いしたときに「おもしろいことやってますね」と声をかけていただき、そこから新しいコミュニケーションが生まれたり・・・
親近感、親しみやすさ、双方の距離を縮めるなどの効果を感じました。
2)お問い合わせや売り上げにつながった
マーケティング色を消したメールだったにもかかわらず、サービスの問い合わせにつながったとこは大きな成果だったと思います。
メールを出す以上、個人的には「売り上げにつながったらいいな」と「下心」はありましたが、期待以上の反響がありました。
いかがですか?
御社でも「BtoBだから」「お堅いサービスだから」と躊躇せずに、少しカジュアルなメールも送ってみてはいかがでしょうか?
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編集後記
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2月、青梅マラソン10キロを走ってきました。
1時間20分の時間制限があるなか、1時間10分というギリギリのタイムでしたが、なんとか完走。ゴールに到着することができました。
マラソンを終えて3週間。記憶に残っているのは「走って疲れた」ことではなく、高橋尚子さんと野口みずきさんの笑顔です。
高橋尚子さんは、青梅マラソンを一緒に走ってくれました。走りながら途中でハイタッチをしてくれたり、「がんばって」と声をかけてくれたり・・・
こんなふうに書くと、私だけ運よく何度も声をかけてもらったと思われるかもしれませんが、違うんです。
高橋尚子さんは、みんなが走り出した後にスタートして一気に前の方まで走り、くるっと振り返って後続の市民ランナーのハイタッチを受けていました。
そしてまたダッシュで前に走り、反転してハイタッチを受けてくれるんです。
これを何度も繰り返してくれたので、私は何度も途中で高橋尚子さんの笑顔に出会えたんです。
野口みずきさんは、ゴール手前のいちばん辛いところを救ってくれました。沿道から両手を上げてハイタッチをしてくれて「がんばれ」と・・・
おかげで「もうやめた」にならずに、ゴールまで走れたんだと思っています。
オリンピックメダリストの高橋尚子さんと野口みずきさん。
スタート前のスピーチや、走っている姿、声かけの様子などから、おふたりとも「走るのが好き」「走るのが楽しい」という気持ちがあふれていました。
走る前は「今回だけ」と思っていた私ですが、来年の青梅マラソンも走りたいなと思っています!
それでは今回はこのへんで!
次回は、江島民子がお届けします。
お楽しみに!
*この記事は2019年3月14日現在の情報を元にしています。
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