初めまして。グリーゼ ディレクターの山口かおるです。
今月から、私たちディレクターも執筆メンバーに加わることになりました。どうぞよろしくお願いいたします!
最近は弊社の江島や福田が企業様に伺って、社員の皆様にライティングのセミナーを開催する機会が増えてきました。
先日、某企業様の社内セミナーに同行した際のこと。
休憩時間に参加者のお一人が、お隣の方に何やら相談されているのが聞こえてきました。
耳を傾けて聞いてみると・・・
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◆Q:校正が苦手。原稿の誤字脱字を見逃してしまいます
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相談の内容は、校正に関するものでした。
「原稿を書いた後、何度も読み返しているのに、どうしても誤字脱字を見逃しちゃうんですよ。部内でチェックしてもらっているんですが、それでも見逃すことがあって・・・」とのこと。
複数人で何回か読み返せば、たいていの間違いは誰かが見つけてくれそうに思います。
でも時には「なぜ、この間違いに誰も気付かなかったんだろう!」と、後で冷や汗が出るような見逃しをしてしまうこともありますよね。
仕事はなるべくなら効率的に行いたいものですが、校正だけは「急がば回れ」。 誤字脱字を見逃さないための校正のポイントをご紹介します。
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◆A:校正のコツは、「紙に印刷すること」と「読まないこと」です
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校正する時に、特に心がけたいのは、
1)必ず紙に「印刷する」
2)原稿は「読まない」
この2点です。
1)必ず紙に印刷する
画面で見て間違いがないと思った原稿でも、いったん紙に印刷して見直してみると、ボロボロと誤字脱字が見つかることがあります。
読者様も心当たりがあるのではないでしょうか?
理由の一つとして挙げられているのが「反射光」と「透過光」の違い。
人間は、紙などに反射した「反射光」で文字を読む時のほうが、モニター画面などから発せられる「透過光」で読む時よりも、脳が「分析モード」になるので、ミスを見つけやすいという説があります。
実際、「紙の方がミスを見つけやすい」というライターも多いです。
読者様もご自分の原稿やほかの方が書かれた原稿をチェックする時は、面倒でもぜひ「紙に印刷して」から校正をするようにしてみてください。
2)原稿は「読まない」
次の文章を読んでみてください。
「皆さん、すっかり、さむくなりましが、おげんきでおごしでしょうか?」
この中にはいくつかの誤字脱字がありますが、なんとなく「読めて」しまったのではないでしょうか。
校正、特に誤字脱字や誤変換のチェックをする時のコツは、文章を「読まない」こと。
あくまでも一つ一つの文字や言葉が正しいかを、コツコツとチェックしていくことが大切です。
原稿のチェックにはいくつかの段階があります。
原稿全体の論理構成がきちんとしているか、文章がねじれたり長すぎたりしていないか、といったチェックの時には、もちろん「読む」作業が必要です。
そうではなく、ルールに基づいた表記になっているか、誤字脱字や誤変換などがないか、といった細かなチェックの時は、文章を「読まず」に、単語一つ一つを確認するようなイメージで校正をするのがポイントです。
文字校正をする時は、ぜひ「紙に印刷して」から、「読まずに」チェックしてみてください。それまで見えていなかった誤字脱字が、たくさん見えてくるかもしれませんよ!
▽▽▽ 山口の「イチオシ!」 ▽▽▽
校正一つとっても、ライティングにはさまざまなコツがあります。
特にWeb媒体に掲載する文章は、紙媒体の時とは違う視点が必要に。
Webに特化したライティングについて基礎から学びたい!とお考えでしたら、ぜひおすすめしたいのが、弊社の「コンテンツマーケティング担当者育成パック」です。
目的やレベルに合わせ、プログラムのカスタマイズも可能です。
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編集後記
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前号の編集後記で、「次号の担当は、大分県への移住をたくらみ中の『山口かおる』です。」と紹介された通り、私はただいま、大分・東京の2拠点生活を目論んでいます。
大分は3歳から高校卒業までを過ごした土地。
大分生まれではないので、正確には「故郷」ではないのですが、一番、多感な時期を過ごしたこともあり、私にとっては故郷同然の場所です。
家族ごと関東に越してきてしまったので、もう戻ることはないだろうな~と思っていましたが、数年前からLINEやFacebookであれよあれよという間にたくさんの旧友たちとつながりが復活。
毎朝、まるで出席確認のように「おはよう」のスタンプが流れてくるのを見るのが日課となり、遠い大分をとても身近に感じています。
気候も人も穏やかで、海あり山ありおいしいものあり、の大分。
最近は2年に一度くらいの頻度で遊びに行っていますが、なにせ九州なので連休中ともなると飛行機代も高く・・・。
移住とまではいかずとも、いつでも好きな時に大分と東京を行き来したい!
そのためには大分でも仕事をする、というのが私の夢の一つになりました。
コンテンツマーケティングやメールライティングで、大好きな九州の企業様のお力になれたらなぁ・・・ワクワクと妄想がふくらむ日々です!
次回は、ディレクターの小幡が執筆を担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
*この記事は2019年11月14日現在の情報を元にしています。
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