こんにちは。
グリーゼの 山口かおる です。
新型コロナウイルス症の感染拡大をきっかけに、在宅勤務を導入した企業が多いようです。
いわゆる「オフィスワーク」は在宅でもできますが、お客さまのところに足を運んでお話をする「営業」は在宅で行うことは難しいですよね。
お客さまに直接お会いできない今だからこそ、コンテンツマーケティングに力を入れようと考える企業さまが増えています。 自社サイトを訪れてページを見たり資料をダウンロードしたりしたお客さまにコンタクトをとり、自社サービスへの興味関心を徐々に高めていく。営業担当に代わってその役割を果たしてくれるのが「ナーチャリングメール」です。
先日、全社的にコンテンツマーケティングに乗り出そうとしているお客さまのところでお打ち合わせをしたとき、こんな質問をいただきました。
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Q:メールマガジンとナーチャリングメールって、どう違うんですか?
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ご質問をくださった方の会社では、すでに数万件のリードに対して、定期的にメールマガジンを送っています。
営業的な効果を出すために、メールマガジンの種類を増やそうとお考えになって、このご質問をされたのだと思います。
ではメールマガジンとナーチャリングメールの違いはどのような点にあるのでしょうか。
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A:メールマガジンとナーチャリングメールの一番の違いは、その役割です
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【メールマガジンの役割】
BtoBのメールマガジン(ニュースレターという言い方をする場合もあります)の役割はさまざまありますが、重要な役割の一つは、「自社を忘れないでいてもらう」ことです。
お客さまがいつ自社の製品やサービスを必要になるかはわかりません。
長い期間で、お客さまに自社の存在を忘れないでいてもらう、つまり購入の熱が高まってきたときに、選択肢の一つとしてすぐに思い出してもらうために送るもの、と考えるのがよいでしょう。
自社のブランディング、強み、取り組みなどを、うっとうしくならない程度にお伝えしておく。お客さまがサービス購入を具体的に検討し始めるときまで、細く長くお付き合いを続けていくために送るのが、メールマガジンです。
【ナーチャリングメールの役割】
一方、ナーチャリングメールの役割は、さまざまなコンテンツや資料ダウンロードなどに誘導することによって、顧客の購買意欲を高め、最終的には営業担当へパスできるところまでリードの気持ちをホットにしていくことです。
ナーチャリングメールは、「○○のセミナーに参加した」とか「△△の展示会で名刺交換をした」といったように、何かフックとなるイベントなどがあって、そこで獲得したアドレスに対して送るケースが多いです。 つまり、興味関心や現在の状況についての仮説が立てやすいリードに対して送るものです。
メールマガジンのように定期的に送るのではなく、顧客のニーズや課題に合わせ、最適なタイミングで最適な情報を送れるよう、シナリオを作って送ります。そのためには、最適なコンテンツやダウンロード資料がなければ新たに制作して、ナーチャリングのためのシナリオを充実させていくことも大切です。
メールマガジン、ナーチャリングメール、それぞれの役割をしっかりと分けて、お客さまと最適なコミュニケーションをとっていきましょう。
▽▽▽ 山口のイチオシ!▽▽▽
検索結果ページに表示されるサイトの要約文をスニペットといいます。スニペットを読んで、そのサイトを見るか見ないかを決める人も多いのではないでしょうか。
スニペットには、このページがどんなページなのかをわかりやすく書いておくことが大切。Googleに正しい情報を伝えるための、基本ルールを3つ、ご紹介します。
▼SEOでいう、スニペットって何ですか?
https://gliese.co.jp/success/article/post_20.html
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編集後記
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前号の編集後記で江島が紹介してくれたのですが、私は最近、ファイヤースターターという道具を使って火を熾す(おこす)術を手に入れました(^^)
ファイヤースターターとはマグネシウムの棒でできた、火打ち石みたいなものです。強くこすることによって火花が散り、枯れた松葉や新聞紙などに着火することができます。
松葉から焼き鳥の串くらいの小枝に、次に鉛筆くらいの枝に・・・どんどん火種を大きくしていって、最後には薪を燃やすところまで炎を「育てる」んです。
赤い炎が見えなくなって、「あ、消えた!」と思っても、あわてず騒がず。勢いよく空気を送り込めば、またボウボウと燃え上がってきます。
その過程が楽しくて楽しくて!!
え? 何のために火を熾すのか、ですか?
うーん、特に目的はないんですよねー。熾した火でお湯を沸かしてコーヒーを飲みたいとか、お肉を焼いて食べたいという人もいますが、私はひたすら「火を熾す過程を楽しみたい」派です。
でも残念なことに、今はそこらへんで勝手に焚き火をしてはいけないことになっているようです。 どこか焚き火を楽しめる場所をご存じの方がいたら、教えてください!
次回は、ディレクターの小幡がお届けします。
お楽しみに♪
*この記事は2020年4月23日現在の情報を元にしています。
*外部サイトへのリンクが切れている場合があります。ご了承ください。