こんにちは。
グリーゼ ディレクターの小幡(おばた)です。
以前からおつきあいのあるJ社さまから、「メールナーチャリングについて教えてほしい」とのご相談をいただきました。
「ナーチャリング」という言葉に、なじみのない方もいらっしゃるかもしれませんが、意味は「育成」です。最近では「リードナーチャリング」という言い方でよく使われます。
マーケティングの世界では「リード(メールアドレス)が取れた顧客を、商品の購買につながる顧客に育てること」を意味します。
「メールナーチャリング」は、メールを使ってナーチャリングをすることです。メールで受け付けた問い合わせに答えるというような一往復だけの対応ではなく、いろいろな内容のメールを送りつつ、お客さまにアプローチをかけていきます。
こうしたお話をしている中で、J社さまのお一人からこんなご発言が・・・
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Q:一斉配信メールでナーチャリングは可能ですか?
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例えば、現在保有しているメールアドレスに、自社の業務説明、サービス紹介、今度開催するセミナー案内などをてんこ盛りにした一斉メールを送ったら、以下のどの読者に一番刺さると思いますか?
・J社のサービス全般について広く知りたいなあと思っているAさん
・あるサービスについてだけを詳しく掘り下げて知りたいと思っているBさん
・具体的に導入検討したいので料金が知りたいと思っているCさん
Aさんにはよいかもしれませんが、料金を知りたいCさんには必要ないメールと思われてしまうかもしれませんね。最悪のケースでは、3人の誰にも響かない可能性もあります。
ということで、質問の答えは・・・
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A:メールはお客さまの購買ステージに合った内容のものを送りましょう
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お客さまごとに内容を変えるためには、お客さまが現在どの購買ステージにいらっしゃるかを考えなくてはいけません。自社のことやサービスについて認識してくださっているのか、自社のサービスについての単なる情報収集なのか、かなり具体的に導入を検討しているかなど、お客さまがいまどのような情報を必要としているかを推測します。
お客さまが必要とする情報は、初期段階から購入段階まで変化していきます。そうした変化に合わせたメールを送ることが大切なんですね。
「ナーチャリングメール」は、見込み客を顧客にまで育てていくための、とても重要なツールです。ここで自社のメール活用を見直してみませんか。
▽▽▽ 小幡のイチオシ ▽▽▽
ナーチャリングを考える前に、もっとメールアドレスを増やさなきゃと思ったら、この記事がオススメです。前回のコラムで前編をご紹介したので今回は後編です。「調査レポート」がリード(メールアドレス)獲得のために多いに役立つ理由とは?
▼リード獲得の大本命!「調査レポート」について徹底解説【後編】https://gliese.co.jp/success/article/column_200918_03.html
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編集後記
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コロナ禍の日々、楽しい気持ちにさせてくれるエンターテインメントはマストですよね。先日、ブロードウェイミュージカル「アナスタシア」の宝塚歌劇版を見ました。
ロシアのロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世一家は、革命で全員銃殺されたというのが史実。しかし第4皇女のアナスタシアは生きているのではないかという言い伝えがあります。
なんとか金もうけができないかと街をうろつく詐欺師の男が、記憶喪失の少女と出会います。
男は少女をアナスタシアに仕立て、懸賞金を懸けてアナスタシア探しをしているパリ在住の祖母のところまで連れて行くことを画策します。
ロシアからパリまでの汽車の旅。
少女は、男から教えられていない宮廷内の話をしたり、高等教育を受けてきたことがわかる振る舞いをしたりします。果たしてこの少女は、本当のアナスタシアなのでしょうか。
すばらしい楽曲の数々でつづるファンタジーの世界を楽しんでみませんか。2/21にライブ配信がありますよ。
次回は、一之谷がお届けいたします。
お楽しみに♪
*この記事は2021年2月11日現在の情報を元にしています
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