こんにちは。
グリーゼのディレクター 山口かおるです。
コラムなどの文章を書くときは、「起承転結」のようにいくつかのブロックに分けて書くことが多いですよね。
各ブロックには、本文だけでなく、「見出し」を付けます。
SEO的には、「h2」に当たる部分です。
本日は、この「見出し」の書き方についてお伝えしたいと思います。
────────────────
Q:「見出し」がうまく書けません。書き方のポイントを教えてください
────────────────
見出しの書き方でよくある失敗は、長さや書き方がそろっていない見出しを書いてしまうことです。
では、どんな点を、どんなふうに注意してそろえればいいのでしょうか。
─────────────────
A:見出しは「文字数」「文末の書き方」「トーン&マナー(※)」「主語(視点)」の4点に気を付けて書きましょう。
─────────────────
例として、皆さんご存じの「桃太郎」のストーリーで考えてみましょう。
桃太郎のストーリーはざっと以下の通りです。
・桃から生まれた桃太郎は、おじいさんおばあさんに育てられてスクスクと成長する
・成長した桃太郎は、鬼を退治するため鬼ヶ島に出発する
・旅の途中に出会った、犬、猿、キジにきびだんごを与えて家来とする
・犬たちとともに鬼を征伐して、故郷へお宝を持って帰る
この4つのブロックの見出しを書いてみます。
1)桃太郎の生い立ち
2)桃太郎、鬼退治の旅に出発! その理由とは?
3)旅の途中で出会ったのは、犬・猿・キジ。家来になるよう説得に「きびだんご」を与える
4)鬼ヶ島から帰った桃太郎を出迎える
いかがでしょうか。どこかちぐはぐに感じませんか?
改善点は、以下の4つです。
◆「文字数」をそろえる
ご覧の通り、1)~4)の文字数はバラバラです。
何文字程度にするのかは原稿ごとに変わってもかまいませんが、その原稿内で使う見出しの文字数は、だいたい同じくらいになるようにしましょう。
◆「文末の書き方」をそろえる
1)は「生い立ち」という名詞で終える「体言止め」になっています。
3)や4)は「与える」「出迎える」という動詞で終わっています。
アクセント的に、2)の「~とは?」のような書き方をすることはありますが、全体としてはどのパターンにするかを決めておくほうが、見出しに統一感が出ます。
◆「トーン&マナー」をそろえる
2)は、疑問文を使い、先を読みたくなるような工夫がされています。
ほかの見出しとは、明らかに雰囲気が異なりますよね。
見出しの文のトーン&マナーをそろえておくことも大切です。
◆「主語(視点)」をそろえる
4)は、ほかの3つと比べると「村人」あるいは「おじいさんおばあさん」が「主語」になっています。
誰の目線(何の視点)で語っているのかをそろえることが重要です。
【良い見出しの例】
1)桃から生まれた桃太郎、やがて健やかな青年に
2)村人を困らせる鬼たちを退治するため鬼ヶ島へ
3)旅の途中、仲間との出会い。犬・猿・キジをお供に
4)鬼たちを成敗し、無事に仲間たちとともに村へ
本文のところどころに登場する見出しのバラつきは、意外と気づきにくいものです。
原稿を書き終わったら、
タイトル
見出し1
見出し2
見出し3
・・・
だけを並べ、文字量は同じくらいか、トーン&マナーは合っているか、文末や主語は統一されているか、などの視点でチェックしてみてください。
※トーン&マナー:もともとはデザインで使われる言葉で、略してトンマナともいいます。トンマナを合わせるとは、トーン(tone=調子)とマナー(manner=方法、流儀)を合わせる、つまり文章の雰囲気や書き方を合わせるという意味です。
▽▽▽ 山口のイチオシ ▽▽▽
Clubhouse、私も友人に招待してもらって始めてみたのですが、トークに参加するのは、ちょっと勇気がいります。
でも、ビジネスにつながりそうなやり取りをしているグループもあるようです。
Clubhouse初心者の方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらを参考にしてみてください!
▼「Clubhouse」の参加方法&トークを楽しむための流れを紹介!
https://gliese.co.jp/success/mailmagazine/sns_news/210223.html
△△△△△△
──────
編集後記
──────
前回、江島が紹介した通り、私はただいま自動車教習所に通っております。
教習所に通う前、周囲の人に「免許を取ろうと思ってるんだけど」と話すと、だいたい3パターンくらいの反応が返ってきました。
「持ってなかったの!?」(はい、持ってませんでした・・・)
「今!?」(はい、50代になった今、です・・・)
ほとんどは、上の2パターンのどちらかでした。
でも、時々、ウレシイ言葉を聞くこともありました。
それは
「いいね!」
の一言です。
「いいね、世界が広がるよ!」
「いいね、チャレンジだね!」
そんな言葉に背中を押され、春休み中の高校生・大学生にまぎれ、なかなか取れない予約と悪戦苦闘しながら、もうすぐ卒検です。
この次、このメルマガを書くときには、若葉マークをつけてぶっ飛ばし・・・いえ、安全運転でドライブを楽しんでいることでしょう。
季節は春です。皆さんも何かにチャレンジしてみませんか~?
次回は、一之谷がお届けいたします。
お楽しみに♪
*この記事は2021年4月22日現在の情報を元にしています
*外部サイトへのリンクが切れている場合があります。ご了承ください