グリーゼの福田多美子です。
昨年中は大変お世話になりました。
本年も、相変わらず、よろしくお願いいたします。
お正月は、いかがお過ごしでしたか?
私は、父のお墓参りに行き、いろんなことを考えてきました。
続きは、編集後記で書かせていただきますね。
2023年最初の、グリーゼのメールマガジン。
お客さまからのこんな質問から、はじめます。
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Q:ぶっとんだアイデアって、どうしたら発想できますか?
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前回のメールマガジンにも書きましたが、最近は、SDGsに関連して「新規事業アイデア創出ワークショップ」を社員研修として実施させていただく機会が増えてきました。
▼前回のメールマガジン
「Q:新規事業アイデアを発想する方法を、教えてください」
https://gliese.co.jp/success/mailmagazine/official/221208.html
研修では、4~6名のグループで、「さまざまな社会課題を、どうやって解決するか」「解決できる新規事業が作れるか」を議論します。
最後に各チームの発表を行うのですが、ありがちなサービス、自社の既存事業の延長線にあるようなビジネスにとどまってしまうケースも多いです。
そんなとき、受講者の方から出てきた質問がこれでした。
「ぶっとんだアイデアって、どうしたら発想できますか?」
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A:自社のリソースに頼りすぎないことが大事です
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「新規事業アイデア創出ワークショップ」では、「アウトサイドイン・強制発想マトリクス」というフレームワークを使って、グループワークを行います。
大きな流れは、以下の通りです。
1)社会課題
最初に、解決したい社会課題を決めます。
世の中には、さまざまな社会課題、環境課題があります。
「今回の研修で、グループとして解決したい課題はなにか」を議論して、5~10個の課題に絞り込みます。
2)リソース
次に、社会課題を解決するためのリソースを洗い出します。グループメンバーの、これまでの経験、実績、培ったノウハウや知見、企業としてもっているソリューションなども書き出します。
3)アイデア
1)で抽出した社会課題と、2)で書き出したリソースを俯瞰して、社会課題を解決できる新規事業、新規サービスを考えます。
ここでは「ぶっとんだアイデアを出すこと」を目標に、アイデアを「拡散する時間」に時間をかけます。
そのあとで、たくさん出てきたアイデアをグループ分けし、絞り込んでいく「収束の時間」を作って、いままでになかった新規事業のアイデアを創出していきます。
ところが、「リソースの洗い出し」の際に、リソースの数が少なかったり、既存ビジネスに関するリソースしか洗い出せていないと、アイデア出しのときに、既存ビジネスの延長線上にあるようなビジネスしか浮かばなくなってしまうんですよね。
そして「ぶっとんだアイデアって、どうしたら発想できますか?」というジレンマに陥ってしまうのです。
ぶっとんだアイデアを出すためには、自社のリソースだけに頼らずに、例えばこんなふうに、リソースの種類を広げていくことが大事です。
方法1)個人のリソース、知見、ノウハウ、趣味、特技なども洗い出してみる
方法2)グループ企業、パートナー企業、クライアント企業の知見、ノウハウ、ソリューションなども活用してみる
社会課題に対して、自社以外のリソースを組み合わせることによって、今までになかったような新しいビジネスやサービスが生まれやすくなるのです。
実際、12月に行った社員研修では、個人のリソースで「韓国ドラマ、語学、アート、登山、ヨガ、ボードゲーム」などのプライベートをさらけ出してくださったチームがあり、既存ビジネスと異なる大胆なアイデアがいくつも生まれていました。
今後は、複数の企業で一緒に、新規事業アイデア創出ワークショップをやってみたいなと思っています。
参加してみたい方は、ご相談くださいね。
▽▽▽ 福田のイチオシ ▽▽▽
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編集後記
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お正月に、実家(群馬県)で、父のお墓参りに行きました。
いつもは、墓前で、息子たちのことを報告したり、母の健康をお願いしたりすることが多いのですが、今回は、私自身の報告をしました。
「お父さん、たいへんだよ。私、社長になっちゃってね・・・」
私の実家は、小さな家族経営の町工場ではありますが、そういえば父は、私が生まれた時からずっと、社長だったんですよね。
お酒ばかり飲んでいて、ギャンブルばっかりやっていて、はちゃめちゃな父でしたが、病気になるまで一生懸命に仕事をして、工場はしっかりと弟に引き継ぎました。
父は何を思って、どんなふうに社長をしていたんだろう?
私は、「社長」という役割について、まだはっきりした理想を描けていないのですが、2023年は少し先の未来を見据えて、自分がどうありたいのか考えていきたいと思っています。
まだまだ未熟ですが、本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
きょうも最後まで、お読みいただき、ありがとうございました!
次回は、ディレクターの山口がお届けいたします。
お楽しみに♪
*この記事は2023年1月6日現在の情報を元にしています
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