こんにちは。グリーゼのディレクター 山口かおるです。
先日、クライアントA社様に導入事例のPDFを納品した際、次の質問をいただきました。
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Q:Web閲覧用に作ったPDF、印刷用としても使えますか?
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A社様は導入事例のPDFをお客様にダウンロードしていただき、Web上で読んでいただくために作成しました。
それだけではなく「印刷して営業用資料として活用したい」とも考えたのです。
Web用に作成したPDFデータは、印刷用としても使えるのでしょうか?
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A:より正確な色味で表現することが求められる場合は、印刷に適したPDFデータを作成しましょう
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A社様へのお返事がYESなのかNOなのかは、主たる目的が「Web用」なのか、印刷業者に依頼して制作する「紙媒体用」なのかによって変わります。
なぜなら、媒体ごとに、最適なカラーモード(色を表現する仕組み)が異なるからです。
そこでまず、カラーモードについて、簡単にご説明しましょう。
色を表現するには、「RGB」と「CMYK」という、2つのカラーモードがあります。
「RGB」は、パソコンやテレビなどで色を表現する際に使用されるカラーモード。「光」で色の調合を行います。
「CMYK」は印刷物で色を表現する際に使用するカラーモード。「インク」で色の調合を行います。
CMYKはRGBよりも、表現できる色の領域が狭いため、RGBでは再現可能であってもCMYKでは再現できない色があります。
画面上で見るのと、プリンタで紙に印刷したものが違って見えることは、皆さんも経験があると思いますが、それは再現できないRGBの色を、CMYKで似たような別の色に置き換えているためなのです。
さて、A社様のご質問に話を戻しましょう。
A社様の場合は、作成した資料をお客様にダウンロードしていただき、Web上で読んでいただくことが主たる目的でしたので、「RGB」でPDFデータを作成しました。
同じPDFを印刷したいとのことでしたが、「営業用資料なので、Webの画面上で見るときと、少しくらい色の見え方が違っても問題ない」とのこと。
そこで、納品したPDFを会社のプリンタで印刷し、紙の営業資料としてご活用いただくことにしました。
A社様のケースでは、「Web閲覧用に作ったPDFを、印刷用としても使う」ことができました。
一方、同じく紙に印刷する場合でも、製品パンフレットやリーフレットのように、より正確な色味で表現することが求められる場合があります。
そのときは、あらかじめ「CMYK」のカラーモードで制作しておく必要があります。
RGBで作ったデータを印刷すると、正確な色味が表現できないためです。
主たる目的が「Web用」なのか、印刷業者に依頼して制作する「紙媒体用」なのかによって、用いるカラーモードが異なります。
グリーゼでもPDFの制作をご依頼いただく際には、使用用途をお聞きし、最適なカラーモードを選択したうえで制作・納品しています。
▽▽▽ 山口のイチオシ ▽▽▽
2023年には、金融庁や厚生労働省も人的資本の情報の義務化を一部の企業に課すなど、人的資本の情報開示の流れが急速に加速しています。
とはいえ、
「人的資本の情報開示担当になったけど、何から手を付けたらいいものか・・・」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そのお悩みに、こちらのコラムがお応えします!
▼人的資本の情報開示で押さえるべき2つの指針と具体例
https://gliese.co.jp/success/article/HumanResources.html
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編集後記
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先日、はじめて「ルミネよしもと」に行きました。
出場予定者のリストには、面白いネタで大人気の芸人さんもいましたが、名前も知らない芸人さんや、「あんまり面白くないよね」と思っていた芸人さんもいて、正直なところ半分くらいしか期待していなかったのです・・・
が! いざ始まってみると、最初から最後まで笑いどおし。
どの芸人さんも面白い! いつものネタも、なぜかテレビで見るよりダンゼン面白い!!!
芸人さんと観客の一体感というか、あの場にいるからこそ感じられる「間」「呼吸」みたいなものが感じられて、すごく楽しめました。
新たな発見! やはりLIVEのチカラは偉大ですね~~
今後はお笑いも含め、これまであまり馴染みのなかった分野のコンサートや観劇にも行ってみようと思っています。
次回は、江島がお届けいたします。
お楽しみに♪
*この記事は2023年4月20日現在の情報を元にしています
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