2025年05月15日

あの人気テレビ番組名、使っちゃって大丈夫ですか？

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こんにちは。グリーゼえじまです。

今回も、弊社のお客さまからいただいたご質問です。
企業が特定できないように、一部内容をアレンジしてご紹介します。

商標登録されている商品名を勝手に使ってはいけないことは、皆さんよくご存知だと思います。
では、下記のようなケースはどうなるのでしょうか？

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Ｑ：あの人気テレビ番組名、使っちゃって大丈夫ですか？
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ご質問をくださったのは、大手社会保険労務士事務所でマーケティングを担当するAさん。

情報発信用のオウンドメディアの名前を、某人気テレビ番組名をもじって、「行列のできる助成金相談所」にしようとしたところ、社内から「そのネーミング、大丈夫？」という声が上ったそうです。

姓さまなら、何とアドバイスしますか？

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A：法的な観点と、ブランディング的な観点の両面から、慎重に検討しましょう
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人気テレビ番組を想起させる名前を使うことは、法的な観点と、ブランディング的な観点の両面でリスクがあります。

（１）法的な観点でのリスク

人気番組「行列のできる法律相談所」の名称について、特許庁の公開情報（※）で確認したところ、関連する商標登録が存在する可能性があることがわかりました。

また、商標登録の有無にかかわらず、既存の有名サービスと混同させて集客する行為は、そのサービスの信用や知名度を不当に利用する行為とみなされ、「不正競争防止法（※※）」に抵触する可能性があります。

※J-PlatPat（特許庁）
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

※※不正競争防止法の概要（経済産業省）
https://www.jpo.go.jp/news/shinchaku/event/seminer/document/chizai_setumeikai_jitsumu/30_text.pdf

（２）ブランディング的な観点でのリスク

特に上場企業やそのグループ会社の場合には、下記のようなリスクがあります。

①社会的信頼性に対する影響

「独自性のなさ」「安易な便乗感」を与えるおそれがあり、ステークホルダー（株主、顧客、メディア）からの印象が悪くなる可能性があります。

②ブランドイメージに与える影響

品格が高い　あるいは　知的なブランドイメージを目指している場合、「バラエティ番組っぽい表現」は、ブランドイメージを損ねる可能性があります。

明らかなパロディや模倣表現は避け、自社のブランドイメージに合致したネーミングを検討することを、お勧めします。

▽▽▽ えじまのイチオシ ▽▽▽

商標権・著作権などで迷ったら、専門家（弁護士さんなど）に相談すべきだと思いますが、最低限の知識は持っていないと、無自覚に使ってしまうこともありますよね。

こんな言葉も、実は・・・

▼【関連記事】「QRコード」という言葉は使ってはいけないと言われました。なぜですか？
https://gliese.co.jp/success/mailmagazine/official/230608.html

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編集後記
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腰を痛めて歩けなくなって以来、ずっとふさぎがちだった母(88歳)が、最近やけに元気です。

一時は、側にいるこちらまで気が滅入ってしまうくらい欝々としていたのに、いまでは声にも張りがあるし、目の輝きも戻ってきて、見違えるよう！

母が変わった理由は、「筋トレ」です。

デイサービスを体験したときは、「年寄りしかいないから嫌だ」と断固拒否（自分も年寄りのくせに(笑)）。紹介してくださったケアマネさんの悪口まで言い出す始末だったのですが、次に紹介していただいたリハビリセンターが、とても気に入った様子です。

トレーナーさんについてもらって、10種類くらいのマシンを使って運動をしているようで、週に1回とはいえ、続けていると、「少しずつ筋力がついてきた」のが実感できるそうです。

以前は、「もう自分は劣化していく一方なんだ」と思ってしょぼくれていたのが、「がんばれば、いまの年齢からでも改善できる」とわかって、やる気満々になっています。
まさに「筋肉は裏切らない」ですね。

私も、母に負けないように、週に何回かは身体を動かすようにしたいと思っています！
姓さまオススメの運動法がありましたら、ぜひ教えてくださいね♪

次回は、6月にお届けいたします。
お楽しみに！