こんにちは。グリーゼの 江島民子 です。
採用難が深刻化する中、人材紹介企業・人材派遣企業からのご相談が急増しています。
中でも、「効果の高いオファーメール(※)を送りたい」というニーズは、どの企業にも共通しています。
※オファーメールとは:転職希望者に対して、「求人に応募しませんか?」と招待するメール。スカウトメールとも呼ばれる。
先日も、こんな↓ご相談をいただきました。
─────────────────
Q: 求職者に"ササる"オファーメールの書き方を教えてください
─────────────────
オファーメールの制作担当者は、日々、 「1人でもの多くの転職希望者の目に留まるには、件名をどう書けばいいのか」 「1人でも多くの応募者を集めるには、本文をどう書けばいいのか」 と頭を悩ませています。
「男性と女性では、オファーメールを書き分けた方がいいですか?」
「理系学部出身者と文系学部出身者では、書き方を変えるべきですか?」
「マーケティング部門従事者とセールス部門従事者では、"ササる"ポイントが異なるのでしょうか?」
など、「書き分け」に関する質問をたくさんいただきました。
あなたなら、何と答えますか?
────────────────
A: 求職者の「転職軸」によって、メールを書き分けましょう
─────────────────
オファーメールを書く上で重要なのは、求職者の性別でも、出身学部でも、現在の職種でもありません。
最も配慮すべきなのは、求職者の「転職軸」です。
「転職軸」とは、「求職者が、転職を考えるに至った主な目的・動機」のことです。
「転職軸」には、大きく分けて、「働き方軸」「待遇軸」「環境軸」があると言われています。
例えば・・・
【Aさん】
▽働き方軸 残業・休日出勤もOK。若いうちに徹底的に自分を鍛えぬいて仕事力を高めたい。
▽待遇軸 一旦いまよりも下がってもいいから、がんばったらがんばっただけ給料が上がっていくような固定給+歩合給制度のところがいい。
▽環境軸 評価を数値化して社員同士が競い合えるような環境の会社で、自分がどこまで通用するのか試してみたい。
【Bさん】
▽働き方軸 親の介護が本格化してきたので、テレワークや時短が可能な企業で働きたい。
▽待遇軸 介護のために柔軟な働き方ができるということが最優先なので、いまより下がっても、安定していれば構わない。
▽環境軸 いまの会社では人間関係で苦労しているので、和気あいあいとした雰囲気の会社で働きたい。
もし、上記Aさん Bさんに、
件名:【月収50万円以上可能】未経験者大歓迎!○○○スタッフ募集中!
というオファーメールを出したとしたら、どうでしょう。
おそらくどちらにも響きませんよね?
ですから、相手が「働き方」「待遇」「環境」の何に最も興味があるのか?を知ることが、非常に重要なのです。
「どんな人でもいいから来てくれればいい」「待遇さえよければ来てくれるだろう」というメールで、応募者が集まる時代ではありません。
ぜひ、貴社の採用ページや求人メールも、「本当に採用したい人物像」に合わせて、アプローチを見直してみてはいかがでしょうか?
▼HR(Human Resources)業界でも人気の企業研修「コンテンツマーケティング担当者育成パック」はこちらから
https://gliese.co.jp/service/education.html
▽▽▽江島のイチオシ▽▽▽
毎日にように実施されるGoogleの仕様変更を、キャッチアップし続けるのは大変ですよね。
ぜひ弊社のSEOニュースをご活用ください!
例えば・・・こんな ↓ 機能ご存知でしたか?
▼「トラフィックが10倍になった」という声もある「Google Discover」とは? https://gliese.co.jp/success/article/google_discover.html
▽▽▽
─────
編集後記
─────
「打ち合わせと打ち合わせの間が、4時間空いてしまった」というようなときには、よく時間貸しのシェアオフィスを利用しています。
最近は、1日中利用しても1,200円くらいのところもあり、電源やWifiが使い放題なのでとても助かっています。
ところが先日は、いつも利用しているシェアオフィスが、早めのお盆休みをとっていることが、入り口まで行ってから判明。
そこで食事をしようと思って、既にサンドイッチを買っていたこともあり、慌ててネットで検索したところ、「100円スペイシー」というサービスを発見しました。
https://100yen.spacee.jp/
会議室検索サイト「スペイシー」が、ビルの空きフロアなどを自社で借り上げて始めたサービスのようです。
利用料金は、その名のとおり1時間100円。
スマホ・クレジットカード決済で、即予約が可能。首都圏に、23拠点(※エリア拡大中)もあるとのこと。
「100円スペイシー」というネーミングも、覚えやすくて秀逸です。
これからは電源カフェを探してウロウロする時間がなくなりそうで、とても嬉しいです。
このようなサービスがビジネスとして成り立つということは、それだけノマドワーカーが増えているということですね。
「場所にしばられない」「いつでもどこでも好きなところで快適に仕事ができる」サービス・制度が、どんどん増えていくといいなあと思います。
それでは次号は、福田多美子がお届けします。 お楽しみに!
*この記事は2019年8月22日現在の情報を元にしています。
*外部サイトへのリンクが切れている場合があります。ご了承ください。