こんにちは。グリーゼの 江島民子 です。
ある企業さまから、「長いメルマガの書き方を教えてほしい」というご依頼をいただきました。
その企業さまでは、いろいろな部署から、セミナーやイベント・新商品のお知らせなどを載せてほしいという依頼が来るので、いつも盛りだくさんのメルマガになってしまうのだそうです。
「う~ん、でも弊社の調査では、適切なメルマガの長さは、スマートフォンで読んだとき2スクロール以内で読めるくらい・・・という結果が出ています。(※)
載せたい情報がたくさんあるなら、1本にたくさん掲載するのではなく、何回かに分けて出したらどうでしょう?」
と提案したところ、ごんな ↓ ご質問をいただきました。
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Q: メールの配信回数が増えると、解除する人が増えるのではないでしょうか?
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「発信したい情報がたくさんあるが、それを何回かに分けて出すと、毎日のようにメールを配信することになってしまう」
「配信頻度が高くなると、嫌われてしまうのではないか?解除率が、高くなってしまうのではないか?」
というのが、その企業さまの懸念点でした。
あなたなら何と答えますか?
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A: 配信回数が増える⇒配信解除が増える・・・とは限りません
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「しょっちゅうメールが届くと嫌われるのではないか?」というご相談は、たびたびいただきます。
では、あなたはどうでしょうか?
しょっちゅう届くメールは、全て配信解除していますか?
そんなことはありませんよね。
あなたの受信ボックスの中には、「毎日のように届いているけれど、配信解除していないし、ゴミ箱に自動振り分けさせるような設定もしていない」というメールがあるはずです。
例えば、私の場合は「朝日新聞デジタルヘッドライン」というメールが、「毎日のように届いているけれど、配信解除していないし、ゴミ箱に自動振り分けさせるような設定もしていない」メールです。
そして、毎日読んでいるわけでもありません。むしろ、ほとんど読んでいません。
では、なぜ、私は「朝日新聞デジタルヘッドライン」を、解除しないのでしょうか?
その理由は、二つあります。
【1】たまに(週に1回~2週に1回程度)、興味のある記事が配信されるから
【2】自分が開封すべきメールかどうかが、件名でわかるから
これは、一般的な企業のメールにもあてはまるのではないかと考えています。
もう少し詳しく解説しましょう。
◆【1】たまに(週に1回~2週に1回程度)、興味のある記事が配信されるから
↓↓↓
読者は、毎日配信されているからといって、毎日読んでいるわけではありません。
しかし、たまにでも自分にとって役立つ・関係がある・興味がある記事が配信されていれば、解除することはありません。
◆【2】自分が開封すべきメールかどうかが、件名でわかるから
↓↓↓↓
どういうことなのか、具体的な例を挙げて、説明しましょう。
例えば、メールの件名に「読者限定 東京オリンピックチケット優先予約券プレゼント」と書いてあったら、私は開封すると思います。
ところが、開封してみたら、「あるサービスを導入してくれた人にだけプレゼント」だったとしたら、私は無駄にメールを開封してしまったことになります。
こういうことが何回か続くと、「この企業のメールは、自分に無駄な時間と労力を使わせる」という印象になりますので、解除する可能性が高くなります。
しかし、もし、このメールの件名が
「いまなら○○サービスを導入してくださった方に、東京オリンピックチケット優先予約券プレゼント」
であったなら、そのサービスを導入する気のない私は開封しなかったでしょう。
そして、自分に関係ないメールが来たからといって、解除することもないでしょう。
つまり「配信回数が多くなっても、解除されないコツ」は、以下の2点です。
◆1:どの読者にとっても、何回かに1回は、興味のある記事が配信されるように配慮する
◆2:無駄に開封させない
上記を考慮した上で、ぜひ「長いメールの分割化」に取り組んでみてください。
関連する記事も、ぜひ併せてお読みください。
◆BtoB企業のメルマガ頻度は「月に1本」が適切ですか?
https://gliese.co.jp/success/mailmagazine/official/181213.html
◆メールの解除率を下げるには?
https://gliese.co.jp/success/mailmagazine/official/181115.html
※【調査結果発表】BtoBメール閲覧実態の把握
https://gliese.co.jp/success/report/btob.html
弊社オウンドメディア「コンテンツマーケティングの成功法則!」の中から、オススメのマーケッターコラムをご紹介します。
▼人材不足に悩む企業の救世主になるか? ついに、Google「しごと検索」がスタート!https://gliese.co.jp/success/article/google_6.html
採用で困っているけれど、あまり費用はかけられない・・・という企業さまは、ぜひ本記事を読んでみてくださいね。
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編集後記
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春休みなので、大学生のムスメが、ずーっと家にいます。
アルバイトは夜からなので、私が家で仕事をしているときは、昼間ずーっと顔を合わせていることになります。
大学生はヒマなようで、ずーっとYoutubeを観たり、Amazonプライムで映画を観たり、LINE漫画を読んだりしています。
仕事する雰囲気ではありません(涙)
そこで、このところ、横浜駅近くにできた「ひとり会議室」にせっせと通っています。
「ひとり会議室」とは、レンタル会議室のアットビジネスセンターが始めた新しいサービスで、空いている会議室を個人に貸し出してくれるというものです。
セミナーなどで普通に借りたら、1時間1万円以上する立派な会議室を、個人で朝9時から夜の9時までたっぷり使って1,200円という驚きの価格。
株主総会や会社説明会などにも使われるちゃんとした会議室なので、きれいだし、静かだし、雰囲気もいいし、スタッフの方たちも教育が行き届いています。
(たった1,200円しか払っていない私を、わざわざエレベーターまでお見送りに来てくださいます!)
今のところ、横浜の他、池袋・大阪などでサービスを展開されているようです。
お近くの方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。仕事が、はかどりますよ!
次回は、福田多美子がお届けします。
*この記事は2019年2月28日現在の情報を元にしています。
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